日本人は歴史的に精神性を重んずる
武士道の気質を持っているために
お金やお金に関する話題を
毛嫌いする傾向にあります。
ところがその実態は
江戸時代の日本人は
世界でも進んだ金融システムを開発したり
お金に対するしっかりとした考え方を持つ
国民性を持っていました。
むしろ江戸後期に
武士階級の特権意識にふんぞり返り
精神性が廃れ
安易な政策しか取れない幕府の役人が
西洋列強に経済的にやられてしまったこともあり
庶民に不満が生じていました。
それが明治維新の原因の一つでもあるようです。
今度、一万円の顔となる
「日本資本主義の父」と言われる
渋沢栄一は
幕末の頃は元幕臣でした。
維新後も官職にありましたが
その後、民間に変わって
５００社に及ぶ会社を設立して
日本の資本主義の礎となった方です。
晩年は名著
「論語と算盤」を著し
道徳（精神性）と経済の
調和の大切さを説きました。
このように
資本主義社会を生きる我々には
お金や金融は大切なものであり
精神性を高めて
マネジメントしなければ
経済的自立はできません。
幾つになっても
親の援助で生活していたり
また知らず知らずのうちに
子供の自立を阻むために
経済的援助を止めない親もいます。
現在は女性も
経済的な自立を求められる時代になりました。
本当はこれまでも
専業主婦の立場であったとしても
経済観念の低い人は
苦しい生活を強いられるものでした。
男でも女でも
経済的な自立が出来ない人は
精神性を高めることを怠り
お金や経済を学ばないために
マネジメントができないことが原因です。
「論語と算盤」ではないですが
精神性を高め
経済的な自立を学び実践しないと
今後はますます
生き辛い人生になるかも知れません。
先進国の資本主義も
金融から精神資本主義に移行しています。
精神性を高め
経済的な自立をマネジメントできるようになると
運も良くなります。
