昨日、NHKの「逆転人生」という番組で
教育困難校と言われた
荒み切った大阪府立西成高校を
就職率100%に回復させたという
お話をやっていました。
シングルマザーや
虐待や育児拒否など
家庭に問題がある子供たちが
集まる学校だそうですね。
貧困の連鎖も起きていたそうです。
このままではいけないと
子供たちのために立ち上がった
先生方の奮闘記でした。
色々と考えた末に
「反貧困学習」と銘打って
様々な事例を出して
貧困につながる問題を
どう解決するかを
子供たちと話し合っている授業を始めたところ
クラスの多くの生徒が
自分に当てはまる問題と認識して
本人たちも熱心になったそうですね。
進学や受験勉強の向上というよりも
就職にフォーカスして
最終的には就職率100%を達成したそうです。
とても素晴らしい取り組みだと思いました。
日本は英米の20年遅れです。
英米では1980年代に
新自由主義によるグローバル化に転換しました。
それにより格差が拡大しました。
今では分断と言われているようですね。
2010年代の
イギリスのブレグジットや
アメリカのトランプ政権の誕生など
格差や分断が原因となっているようです。
日本でも
2020・30年代と
格差や分断が進んで行きそうですが
それでも西成高校の先生方のような
地域に直結した有志の方々が立ち上がり
問題を解決して行く取り組みもまた
あらゆる場所で起きて来るかもしれませんね。
人は独りだけでは生きて行けませんものね。
国に頼るだけでなく
新しい地域コミュニティの取り組みによる
相互扶助の社会創りが
これから望まれているのかも知れません。
自立と相互扶助の調和は
運が良くなります。