日本が戦後の貧しさを抜けて一億総中流になった頃に
子ども時代を過ごした人達が20代になったぐらいから
「自分に合った仕事」
「自分らしく働く」
「好きを仕事に」
「好きだからがんばれる」・・・等々
個人主義・自由主義・資本主義の影響で
個人化や自由化を煽るキャチコピーが
若者に広がって行きました。
そんな彼・彼女らも40代になっています。
当たり前ですが
自分を磨くことを怠った人は
ほぼ間違いなく
いまだに天職に出会えず
迷っているのではないでしょうか。
自分を磨くとは、魂を磨くことですね。
魂をおざなりにして
エゴを満たすために、執着する
わがまま勝手な生き方では
いつまでたっても魂は路頭に迷うだけです。
仕事がつまらないのは、エゴに執着しているからです。
「つまらないという」自分の心(エゴ)に囚われているからです。
「つまらない」を手放して
「愉しい」に変えてみてはいかがでしょうか。
「愉しい」は苦・楽を一体化することです。
人間ですから仕方がないことですが
苦しみから逃げて、楽することばかりを求めるから
いつまでたっても天職に出会えないのです。
また一般的には「好きだからがんばれる」と思っているようですが
この場合、「好き」を遊びや趣味のように
捉えている場合が多いのではないでしょうか。
それなら
仕事を遊びや趣味にするか
遊びや趣味を仕事にしてみてはいかがでしょうか。
おそらくどちらの場合でも
途中で苦しい段階が訪れます。
そしてほとんどの場合
残念ながら諦めます。
仕事を愉しくするか、愉しい事を仕事にするには
苦・楽を一体化しなければいけないからです。
できれば若い頃に
苦・楽の一体化を経験すると良いのですが
物質的に豊かになった時代に育った場合
精神的に甘やかされる傾向があるので
年齢を重ねる程にますます難しくなります。
幾つになっても
どこかでエゴの執着を手放し
苦・楽を一体化して魂を磨く決意をしないと
いつまでも愉しい仕事には出会えないと思います。
苦・楽を一体化して魂を磨く決意と実行と改善は
運が良くなります。