Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

GP中国杯2019アイスダンスFD

2019年11月09日 17時25分32秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019第4戦中国杯アイスダンス・フリーダンスジャッジスコア)。

<前半>
小松原美里/ティム・コレト RD:56.60(10) FD:88.75(10) 合計:145.35(10)
 「Lord of thd Dance」♪ グリーンにピンクの花、グリーンに紫のパンツ。大きな動きからのステーショナリーリフトで始まる。男性の膝上で前に支えるリフト、間でリフトを入れるツイズルがぴったり合った。持ち上げて一度下ろしてからのローテ―ショナルリフト、スライディングから股下をくぐって出るところは音とぴしゃりと合う。
 ケルト音楽の曲で細かいステップを見せつけるコレオステップ、印象的で素敵なプログラム

郭雨竹(グオ・ユージュ Yuzhu GUO)/趙鵬昆(ジャオ・パンクン Pengkun ZHAO)(中国) RD:57.10(9) FD:93.81(9) 合計:150.91(9)
 「One Thousand Years」「Dance for Me Wallis」♪ 紫、グレー。離れた位置から近寄ってコンボスピンから。ワンフットステップ、なかなか伸びがある。全体に流れがよく、ラストの低い姿勢のステーショナリーリフトからのフィニッシュがいい余韻を残した。高得点に会場が大拍手。

アナスタシア・スコプトコワ/キリル・アレシン(ロシア) RD:69.19(6) FD:100.05(8) 合計:169.24(7)
 「Never Tear Us Apart」♪ 黒。間で女性の体をぐるんと回すツイズル、ストレートラインリフトでも膝上から肩からぐるぐる。ジャッジ席前でじっくり踊ってからのコレオステップ、後ろ手につなぐポジションで始めるコンボスピンが面白い。
 終盤エレメンツを畳み掛ける構成、スピードよりパワーがある感じ。

ソフィア・エフドキモワ/イゴール・バジン(ロシア) RD:64.07(7) FD:105.20(6) 合計:169.27(6)
 「シンドラーのリスト」「La Terre vue du Ciel」♪ クリーム色、黒。非常に情感豊かでスピード感もある。コレオスピニングから入り、きっちりレベルを取るツイズル、女性の膝下を抱えるリフト、男性の仰向け低い姿勢の膝上に仰向けで乗るリフト、難しいことをさりげなくやってのける。
 僅差で暫定1位に立つ。

陳宏(チェン・ホン Hong CHEN)/孫茁鳴(スン・ジュオミン Zhuoming SUN)(中国) RD:61.83(8) FD:101.08(7) 合計:162.91(8)
 「It's All Coming Back to Me Now」♪ ワインカラー、同色Tに黒ジャケ。女性を仰向けにする姿勢のステーショナリーリフトから。男性片足立ちの膝上高い位置に女性が片足で立つリフトから、スピードのあるローテ―ショナルリフトの連続で一気に盛り上がった。ジャッジ席にぐっと腕を伸ばす振付から情熱的なコレオステップ。
 女性をぐるんと回す3連続、ラストの女性が体を大きく伸ばしてのスライディングなど、歓声が上がるポイント多数
 観客はダントツで1位になると思ってたのか、得点が出るとちょっとしぼんだ

<後半>
王詩玥(ワン・シーユエ Shiyue WANG)/柳鑫宇(リォウ・シンユー Xinyu LIU)(中国) RD:74.77(4) FD:111.68(4) 合計:186.45(4)
 「ブラック・スワン」♪ 黒にゴールド、白に黒。全体に勢いが凄い。女性の姿勢がきれいなステーショナリーリフトから、ワンフットステップ滑らか。女性の片腕と片足を持つスピニング、女性が後ろ向きで高く上げた片足を持ち上げて前に出すリフト、迫力 ツイズルは、浅田真央の「白鳥の湖」でのステップを思い出させる。
 迫力のスライディング、跪いた男性の足の下を女性がくぐってフィニッシュ、大歓声

ケイトリン・ハワイエク/ジャン-ルック・ベイカー(アメリカ) RD:74.70(5) FD:105.26(5) 合計:179.96(5)
 ベートーヴェン「交響曲第5番」/パガニーニ「24の狂詩曲第24番」♪ 黒、紫系花柄。フラメンコギターでクラシックの名曲を奏でる曲。たっぷり時間を使って見せるツイズル、イーグルでのカーブリフト連続はまた盛り上がる。随所に面白い振付があって単一楽器の曲なのに飽きさせない。
 細かいところでもう少しレベルを取りたい、、、

ヴィクトリア・シニツィナ/ニキータ・カツァラポフ(ロシア) RD:85.39(1) FD:124.51(2) 合計:209.90(1)
 「I Giorni」「我が母が教えたまいし歌」♪ ピンク、グレー。滑らかに回転の速いツイズルに入っていく。男性が膝をついた姿勢のストレートラインリフト、女性を軽くジャンプさせて肩上から前へ持っていくリフト。要素間の流れがスムーズで心地よかった。曲が終わって無音の中で静かにフィニッシュポーズ、余韻があっていい。
 高得点に沸く会場

ローレンス・フォルニエ=ボードリー/ニコライ・ソレンセン(カナダ) RD:78.41(3) FD:112.33(3) 合計:190.74(3)
 「サマータイム」「我が心のジョージア」「Cry Me A River」♪ 群青にストーン、紺のシースルー。しっとりとスピンからスタート、両腕をつかんで回したり背中に乗せたりとつなぎもダイナミック。リフトの乗せ方も体を大きく動かして

マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ(アメリカ) RD:80.34(2) FD:128.21(1) 合計:208.55(2)
 「Egyptian Snake Dance」♪ ゴールドに緑や茶をあしらい、男性はカーキ系。妖艶なスピニングから、カーブリフトの連続。各要素自体が豊かに表現していて、見ているほうは酔いしれるだけ くねくねの動きからのコレオステップ、秀逸 フィニッシュの海老ぞりポーズも決まった!
 女性が中国系の血を引いていることも知られているようで、登場したときの声援は大きかった。フリーは1位だったが、僅差で優勝を逃してちょっとだけ残念そう。

 結果、優勝はシニツィナ/カツァラポフ、1.35点差で2位チョック/ベイツ、3位フォルニエ=ボードリー/ソレンセン。地元中国の王/柳が4位、ハワイエク/ベイカーが5位。小松原/コレトは10位、NHK杯ではもう少し得点を上げられるかな。
 次は女子フリー

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スピンが無効になった理由

2019年11月04日 18時32分42秒 | スポーツ

 訂正が遅くなってしまった
 先週になるが、GPスケートカナダ2019女子フリーで、本田真凛選手の最後のスピンが無効になった。映像ではキャメル姿勢で回ってからレイバック→ビールマンだった。私はキャメルスピンの回転数が2回転に満たず、2回転以上ある基本姿勢が1つしかないと見なされて無効になったのかと思っていた。
 しかし、ファンの方のブログなどを見て、理由は違うことが判明
 フリーではコンビネーション、フライングまたはフライングエントランス、単一姿勢と3つのスピンを入れなければならない(ハンドブック)。本田真凛選手が先に行ったのは、1つ目が足換えコンビネーションスピン、2つ目がフライングシットスピン。1つ目でコンビネーションはクリア、2つ目はフライングか単一姿勢かのどちらかとしてカウントされる。
 3つ目に単一姿勢のスピンをすれば、2つ目はフライングとしてカウントされてOK。3つ目をフライングで始めれば、2つ目は単一姿勢とカウントされるわけだ。
 実際はフライングではない入り方で、単一姿勢でもなかったため、3つ目のスピンは正しくないものとして削除されてしまったようだ。
 ネーベルホルン杯では最後にレイバックスピンを行っていた。スケートカナダでは、うっかりキャメルで入ってしまったものと思われる
 というわけで、訂正しました

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GPフランス杯2019女子FS

2019年11月03日 05時13分27秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019第3戦フランス杯女子フリージャッジスコア)。

<前半>
ニコル・ショット(ドイツ) SP:54.43(10) FS:112.46(6) 合計:166.89(7)
 「カンフー・パンダ」「グリーン・デスティニー」「Geisha」♪ ワインカラーにゴールド。きびきびと動き出し、3フリップはステップアウト。2本目は+2トウ、3ループもオーバーターン入ったが2ループをつける。丁寧なステップに続けてきれいに3ループ、後半3サルコウ+2トウ+1トウも入った。
 コレオはもう少し盛り上げたいところ。滑って跳んでではなく、いい構成。

マリア・ソツコワ(ロシア) SP:50.38(11) FS:94.51(11) 合計:144.89(11)
 「I Put a Spell On You」「Fifty Shades of Grey」♪ 黒にシルバー。ジャンプで苦しんでいるのを観客も知っているので、冒頭の2アクセル+3トウを下りるうと大拍手。3ループもまとめる。3フリップ、3ループと転倒が続いたが、後半3フリップ+2トウ(ここで初めて片手上げ)+1ループを下りた。
 常に片手を上げて跳んでいた彼女が、ほぼ手を上げることなく跳ぶようになった。軸の作り方を一からやり直しているところかもしれない。美しいスパイラル、妖艶なムードを出すステップはよかった。

レア・セルナ(フランス) SP:62.43(8) FS:103.59(8) 合計:166.02(8)
 「ゲーム・オブ・スローンズ」♪ 薄紫。登場のときコーチのブライアン・ジュベールが映って拍手。3ルッツ+3トウ、3フリップ+2トウ+2ループと頑張る。ルッツがダブルになったが、あとで3フリップに2トウをつけられた。終盤3サルコウと2アクセルで乱れたのがもったいない。
 大きな変化がない曲調で少し単調だが、スピードがあるのはいい。最後ビールマンスピンに持っていけた。

白岩優奈 SP:63.12(7) FS:98.59(10) 合計:161.71(9)
 「To Warum the World」「The Bishop's Complaint/The Train Ⅱ」「The Train Ⅲ」♪ ベージュに赤。3ルッツになんとか2トウをつけ、3ループも下りたが3フリップ転倒。2本目の2アクセル転倒 しかし3サルコウにオイラー+2サルコウをつけ、2本目の3ループに2トウをつけてリカバリー。
 全体にしなやかな動きでステップも表現豊かだった。回転不足が5つは厳しい・・・

マエ=ベレニス・メイテ(フランス) SP:56.35(9) FS:101.10(9) 合計:157.45(10)
 「Hometown Glory」アデル♪ 紫。大歓声の中、2アクセル+3トウをしっかり高さを出して決める。3ルッツは少し傾いたが2トウをつけた。3フリップ、3ループと転倒したが、幅のある2アクセルはきれい。最後の3サルコウ+2トウは3トウに挑んだように見えたが、2トウと判定されて3回目として無効になってしまった。
 情感豊かで雄大な表現は相変わらずの風格。

<後半>
坂本花織 SP:64.08(6) FS:135.16(4) 合計:199.24(4)
 「マトリックス」♪ 黒。日本語の声援も聞こえる中、緊張した出ていったが、素晴らしい飛距離の2アクセルが決まると波に乗った。3フリップ+3トウ、3ルッツ、立て続け。しっかりエッジを使ったステップはレベル4.後半3ループ+2トウ、2アクセル+3トウ+2トウ片手上げ、文句なし。例の大きく反るポーズから、膝曲げイーグル連続のコレオ、3ループも決まってノーミス
 終わって両拳をぎゅっと胸の前に、飛び跳ねた。しかし得点は、、、ルッツのエッジエラー、サルコウとループで回転不足。これは今後の課題になりそう。

スター・アンドリュース(アメリカ) SP:66.59(4) FS:113.95(5) 合計:180.54(5)
 「Salome's Dance of the Seven Veils」♪ ブルー系。たっぷり時間を使ってスパイラルやイーグルのコレオから、最初のジャンプは3トウ+3トウ。転倒やパンクがあったが、決まるジャンプはシャープ。元気いっぱい

樋口新葉 SP:64.78(5) FS:109.34 合計:174.12(6)
 「ポエタ」♪ 紫に赤。鮮やかな2アクセルから、3ルッツはいい勢いだったが転倒。3サルコウはきれいだがループで2回転に。2アクセル+3トウがぎりぎり(やはり回転不足)、最後に3ルッツ+2トウを下りた。
 情熱的だけど所作がしっかりしたステップは、成長を感じた。

アリーナ・ザギトワ(ロシア) SP:74.24(2) FS:141.82(3) 合計:216.06(2)
 「クレオパトラ」♪ 黒とゴールドにカラーストーン。冒頭の3ルッツはまさかの乱れだったが、2アクセル+3トウ両手上げを決めれば落ち着く。後半3ルッツ+3ループ、3フリップ+片手上げ2トウ+両手上げ2ループなど隙なし。さすが、後半に全部のジャンプを跳べていただけある。
 大きなスパイラル、エキゾチックな振付のステップも盛り上がった。しかし得点が伸びきらなかったのは、回転不足4つが痛かったか。

アリョーナ・コストルナヤ(ロシア) SP:76.55(1) FS:159.45(1) 合計:236.00(1)
 「The meadow」「Eye on Fire」「Supermassive Black Hole」♪ 紫に黒と赤。さらっと3アクセル+片手上げ2トウを跳び、滑らかなターンから3アクセル スパイラルポーズから3ループ、後半には3フリップ+3トウ、3フリップ+オイラー+3サルコウの高さが凄い。
 最後の曲では観客を誘惑するような表情で弾けて踊る。とにかくスケーティングが滑らかで、つなぎもカクカクしたところがないので美しい。高得点

マライア・ベル(アメリカ) SP:70.25(3) FS:142.64(2) 合計:212.89(3)
 「Hallelujah」KDラング♪ ラベンダーから紫。スピードにのって3フリップ+3トウを下りると、3ループも3サルコウも2アクセルもスムーズ。ステップの一歩がよく伸びて、しっかりレベル4を獲得。後半も3フリップ+2トウ+2ループ、3ルッツ+2トウ、足を高く上げてからそのまま3ルッツ、最後までノーミス
 大きなスパイラルのコレオでは幸せそうに微笑んで、終わると両拳を突き上げた。自己ベスト大幅更新 フリーは2位でザギトワを上回った。

 結果、SPのリードをさらに大きく広げてコストルナヤが優勝、2位ザギトワ、3位ベルは2016年スケートアメリカ以来のGPシリーズ表彰台。坂本花織がスケートアメリカに続いて4位、5位アンドリュース、樋口新葉が6位。地元フランス勢はセルナの7位が最高で、白岩優奈は9位だった。
 テレビ朝日は今放送中
 
 

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GPフランス杯2019アイスダンスFD

2019年11月03日 01時22分55秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019第3戦フランス杯アイスダンス・フリーダンスジャッジスコア)。

<前半>
マリー=ジャド・ローリオ/ロマン・ルギャク(フランス) RD:63.42(9) FD:102.86(8) 合計:166.28(8)
 「Histoire Sans Paroles」「En Pleine Face」「Dixie」♪ 山吹色、クリーム色シャツにサスペンダー。おでこをくっつけてスタンバイ ツイズルは男性がレベルを落としてしまったが、肩に逆さまに乗せるカーブリフトから横抱きにしてステーショナリーリフトが見事。曲がアップテンポに変わるところで軽快にコレオステップ。最後のリフトはおんぶみたいな姿勢がユニーク。

アリソン・リード/サウリウス・アンブルレヴィシウス(リトアニア) RD:60.99
(10) FD:100.74(9) 合計:161.73(10)
 「Churchyard」「It Happened Quiet」「Soft Universe」♪ グレー系のシースルー。跪いた男性の背中に乗ってスタート。キャッチフットのステーショナリーリフトから、流れのいいツイズル。ローテ―ショナルリフトからぐっと盛り上がってストップ、リスタートの演出。勢いのあるコレオで手拍子、ブレードを持つスピニングムーブメント、ダイナミックなスライディングで盛り上がった。

ジュリア・ワグレ/ピエール・スーケ=バシージュ(フランス) RD:63.55(8) FD:98.44(10) 合計:161.99(9)
 「Cornerstone」「The People and I」「Nemesis」♪ 紫、黒。男性が片足を水平に上げた上に乗せるステーショナリーリフト、難しそう 女性がスプリット姿勢から膝に乗るリフト、左右対称の動きをするコレオも良かった。
 コーチはトルコ代表だったアルペル・ウチャル。

ナタリア・カリゼク/マクシム・スポディリエフ(ポーランド) RD:74.19(6) FD:109.23(6) 合計:183.42(6)
 「ダーティ・ダンシング」♪ 白Tピンクスカート、黒ランニング。かつてフランスのカップルが得意としたナンバー。ぐるっと1回転してからのストレートラインリフト、ツイズルの間にはスピニングの動きも。ステーショナリーリフトは男性がほぼ両腕を伸ばしての難しいホールド。コレオの途中で曲がアップテンポに、溌溂と踊る。
 クラシック系が得意なイメージだったけど、こんなポップなのもいいかも。

カロラーヌ・スシース/シェーン・フィーラス(カナダ) RD:68.61(7) FD:107.19(7) 合計:175.80(7)
 「It's Not Unusual」「Without Love」「Sex Bomb」♪ 薄茶にゴールドストーン、黒ジャケ。スピードにのってワンフットステップから。ツイズルはそろってレベル4が取れた。片手で引っ張り合うスライディング、女性の片足を男性の肩に乗せて逆さまにホールドするステーショナリーリフトが大胆 ボーカルのサビで膝上立ちリフトから高速回転のリフト、曲とぴったり。曲が変わって互いに誘惑し合うような振付コレオ、さらに大胆なスピニングでフィニッシュ。
 気づかなかったけど、衣装の一部の落下があったようで、1点減点されていた。

<後半>
ティファニー・ザゴルスキ/ジョナサン・ゲレイロ(ロシア) RD:75.05(5) FD:109.39(5) 合計:184.44(5)
 「Survivor」♪ 赤、黒。女性が男性の首に足をかけて1回転してから立つリフト、背中に跳び乗って逆さまになるリフトなど、アクロバティックな動きが得意。スピード感を保ってラストは足の間だけホールドのコレオリフト。
 減点1はスライディングで転倒と見做されたため。

オリヴィア・スマート/アドリアン・ディアス(スペイン) RD:76.09(4) FD:112.09(4) 合計:188.18(4)
 「Micmacs a tire-largot」♪ 水色のお姫様風、白Tに紺のつなぎ。超!低姿勢の膝上に乗るステーショナリーリフトは終わりに肩上にちょこんと座る。ペアのデススパイラルみたいな雰囲気になるスピニングはアピールたっぷり。ペアスピンではシット姿勢で女性が足を高く上げてキャッチフット、そのままアップライトに立ち上がる。ピエロがジャグリングするような、からくり人形みたいな振付のコレオ、めっちゃ可愛い
 こちらもスライディングで転倒扱いになり1点減点

シャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファブリ(イタリア) RD:79.65(3) FD:123.69(3) 合計:203.34(3)
 「Space Oddity」「Life on Mars」♪ 白、黒。女性が片手を男性の膝に当てるステーショナリーリフトは宙に浮いているかのよう。雄大なワンフットステップ、ツイズルもぴったり。リフト中の女性の姿勢が美しい。腕を組みながらのスライディングなど、どれも水準が高く見事だった。
 自己ベスト更新

ガブリエラ・パパダキス/ギョーム・シゼロン(フランス) RD:88.69(1) FD:133.55(1) 合計:222.24(1)
 「Danny」「Find Me」「Suspects」♪ 黒のシースルー。どのリフトも男性が女性の体を自在に翻弄しているかのようで、女性の姿勢が完璧なコントロール。一歩ごとのグライドの大きいこと 重なるようにハイドロ、男性の靴上に乗って重なるイーグル。

マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ(アメリカ) RD:80.69(2) FD:124.15(2) 合計:204.84(2)
 「Egyptian Snake Dance」♪ ゴールドにカラーストーン、カーキ。オリエンタルな曲調で、カーブリフトの連続など個性的な構成。技術エレメントとつなぎがシームレスで、ひたすら楽しんでしまった。男性の伸ばした足の上に女性が海老ぞり姿勢でフィニッシュ。シーズンベスト更新

 結果、予定通り(?!)パパダキス/シゼロンが優勝、2位チョック/ベイツ、3位ギニャール/ファブリ、200点越え。4位スマート/ディアス、5位ザゴルスキ/ゲレイロ、6位カリゼク/スポディリエフ、この3組は180点台。自己ベストは180点台を持つ地元フランスのローリオ/ルギャクは8位といまいちだった。
 ちなみに、10組中5組がデュブレイユ/ローゾン/アグノエルに指導を受けるチーム
 このあと、日本時間の3時から女子フリー。起きていられるかな 優奈ちゃん花織ちゃん新葉ちゃん、がんばれ~
 

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GPフランス杯2019男子FS

2019年11月02日 23時25分36秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019第3戦フランス杯男子フリージャッジスコア)。

<前半>
アントン・シュレポフ(ロシア) SP:63.67(11) FS:120.31(11) 合計:183.98(11)
 「シンドラーのリスト」♪ 半分グレー、半分紫のストライプで胸にユダヤの星。収容所で着せられた服のイメージらしい。
 4サルコウは両足着氷、3ルッツ+3トウがきれいに決まった。3アクセルは手をつく。もう1本のアクセルは無難にダブルに。3連続予定の3ルッツで転倒したのが痛かった。
 最後にコレオシークエンスを持ってきたが、すごく盛り上がるところまではいかず。

樋渡知樹(アメリカ) SP:68.70(10) FS:158.73(4) 合計:227.43(5)
 ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」♪ 白にグレーから黒、袖に青や赤。冒頭の4トウ+3トウがビシッと決まると、2本目の4トウも入る。3アクセルは単独に、大きなバレエジャンプからの3サルコウは少し詰まるが会場は沸く。
 後半2本目の3アクセルにうまく2トウをつけ、スピードにのって3ルッツ+オイラー+3フリップ! 会場に大きくアピールしながらバレエジャンプやクリムキンイーグルのコレオ、そのまま3ループまで跳びきった。
 最後のスピンではビールマン、人形の糸が切れたようなフィニッシュまで、止まるところがなかった 今季ワクワクさせてくれそう

ニコラ・ナドー(カナダ) SP:69.42(9) FS:148.26(6) 合計:217.68(7)
 デペッシュ・モード・メドレー♪ 黒に飾りファスナー。右回りが2人続く。3アクセル+3トウが真っ直ぐ上がって跳べた。4トウもなんとか下りる。3ループ+2アクセルのシークエンス、やる人は最近少ないがスムーズ。2本目の3アクセルは少し詰まったが、今日は転倒なくまとめられた。
 シットスピンの姿勢が意外と難しそう。コレオの途中で曲が変わって踊るところ、会場ものってくれて嬉しそう。終わってガッツポーズ

ダニエル・サモーヒン(イスラエル) SP:70.84(8) FS:122.82(10) 合計:193.66(10)
 「Peacemaker」♪ 黒に白ライン。予定を変えて3ルッツ+3トウから入り、これはうまくいった。4サルコウは挑んで転倒、3アクセルも転倒。後半の3ルッツもコンビネーションにしたかったと思うが、単独に。もう1度3アクセルを跳ぼうとして、1本は2回転に、もう1本は1回転になってしまった
 ステップの振付は悪くなかったけど、もう少しジャンプをまとめないと厳しい…

セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア) SP:76.60(7) FS:144.38(7) 合計:220.98(6)
 「I Belong to You」ミューズ🎵 紫の濃淡。4トウ、単独にしたがきちんと。3アクセル+3トウ鮮やか! 3トウからの3連続は単独になってしまった。後半3ループ+2トウ+2ループを入れたが、サルコウが2回転になるなど完璧とはいかず。
 それでも曲と共にぐいぐい盛り上げるコレオに、ヴォロノフがこんなに踊れるようになるなんて、、、と感慨

<後半>
モリシ・クヴィテラシヴィリ(ジョージア) SP:78.79(5) FS:157.59(5) 合計:236.38(4)
 「Confessa」♪ グレー系に少しピンク。ゆったりした渋めのバラードで、4サルコウ+3トウ、3アクセル、3フリップ+オイラー+3サルコウと決める。後半の4回転予定は2トウ+3トウに。次の4トウはなんとかこらえる形になった。
 なかなか雰囲気のある曲で、本人のキャラにも合っているんだけど、少し単調かも

宇野昌磨 SP:79.05(4) FS:136.79(9) 合計:215.84(8)
 「Our Life」「Dancing On My Own」「Your Last Kiss」♪ 黒にストーンで模様。今大会から入れたという4サルコウ、手をついた。4フリップ、これも手をつく。4トウ+2トウが美しく決まった。3サルコウ+3トウはさすがの安定だが、3アクセルが2本続けて転倒、痛そう
 続けてすぐステップ、深いエッジが使いきれない感じ。クリムキンイーグルのコレオ、会場が手拍子。
 キス&クライで膝に顔を埋めて涙する。泣かなくていい

ロマン・ポンサール(フランス) SP:77.48(6) FS:138.16(9) 合計:215.64(9)
 「ザ・グレーティスト・ショーマン」♪ 黒Vネック。4トウは転倒したが、3アクセルをうまく下り、3ルッツに2トウをつける。途中跪くポーズで雰囲気を出してから、3アクセルでステップアウトで2サルコウをつけたが、オイラーのダウングレード扱いで一応3連続に。
 スタイルのいいイケメンで、何をしても映えるのは強み

アレクサンデル・サマリン(ロシア) SP:98.48(2) FS:166.62(3) 合計:265.10(2)
 「Good News」♪ 黒、背中に仮面のプリント。4ルッツ+3トウ、難なく跳んでしまう 4フリップは転倒、4トウすんなり。なのに3ルッツで両膝ついてしまった。後半3アクセルをまとめ、3ルッツ+3トウを下りる。
 ジャンプとジャンプの間は、きりっとした顔で滑り続けるという感じj。

ケヴィン・エイモズ(フランス) SP:82.50(3) FS:172.14(2) 合計:254.64(3)
 「Lighthouse」♪ 紺にストーンで星空のように。地元の大歓声の中、静々と滑り出す。4トウは少しステップアウト、2本目を見事に下りて3トウをつける。ターンからの3ループとか、イーグルからの3アクセルとか、あれこれ素敵
 片足で長く滑りながら手や顔の動きで音を取る。左足を伸ばし右足を曲げてのハイドロ、ダイナミックなコレオ。終わって感極まって涙した。
 自己ベスト大幅更新

ネイサン・チェン(アメリカ) SP:102.48(1) FS:194.68(1) 合計:297.16(1)
 映画「ロケットマン」エルトン・ジョン🎵 4ルッツは単独に、3ルッツに2トウをつけた。イーグルから4トウ+オイラー+3フリップ、高評価 3アクセルも着氷後のポーズまできれい。4サルコウ、4トウは少し乱れたが、ラストの3アクセル+2トウまでばっちり。
 踊りまくるコレオで会場が沸騰 これこそコレオ!という構成で見せつけてくれた。

 結果、優勝は当然のようにネイサン・チェン、2位サマリン、3位に地元グルノーブル育ちのエイモズ 4位クヴィテラシヴィリ、5位樋渡知樹。6位ヴォロノフ、7位ナドー、宇野が8位だった。
 宇野にとっては厳しい大会になった・・・ロシア大会で巻き返せるか。見守りたい。

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アジアンオープントロフィー2019も開催中

2019年11月02日 18時56分51秒 | スポーツ

 一応、チャレンジャーシリーズです
 フィギュアスケート・チャレンジャーシリーズ2019第8戦、アジアンオープントロフィー2019が開催中。当初は台北で行われる予定だったが、香港スケート連盟運営で中国東莞市で行われることになった。
 リザルトページライブストリーミングも公開中。。日本からはアイスダンスに小松原美里/ティム・コレトがエントリー、リズムダンスは9位だった。
 現在、女子ショートプログラムが行われているところ。浅田真央さんのサンクスツアーに参加していたモンゴルのガンスク選手が出場している。
 会場はショッピングモールの中にあるようで、店が目に入ってくる。観客席はあるのかな? フェンスにもたれて見ている人たち多数。
 明日のフリー、小松原/コレトをライブで見たいな

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今夜も生?

2019年11月02日 18時26分49秒 | テレビ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズはテレビ朝日が放送している。昨夜はフランス杯・男子ショートプログラムの後半がLIVE中継になった
 今夜のフリー、開始時間が21:28(日本時間)で、テレビ朝日の放送が21:30~23:15。女子ショート、男子フリーとなっているので、前半は女子ショートの日本選手と上位陣、男子フリーは後半からまたLIVE中継になるのかな? だとすれば、22:10あたりからと思われる。
 期待しちゃいます

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GPフランス杯2019男子SP

2019年11月02日 16時11分50秒 | テレビ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019第3戦フランス杯男子ショートプログラムジャッジスコア)。

<前半>
アントン・シュレポフ(ロシア) SP:63.67(11)
 「Call Out My Name」♪ 紺。髪をちょこんと括っている。4サルコウ転倒、3アクセル手をつき、3ルッツオーバーターンで2トウをつける。途中で衣装の前を開けると鮮やかなピンクが現れた。
 今年の4月にアリョーナ・レオノワと結婚した23歳。

ロマン・ポンサール(フランス) SP:77.48(6)
 「Poeta」♪ 黒のシースルー。4トウで少し傾いたがうまく下りた。3アクセルはステップアウトで手をつく。後半3ルッツ+3トウが決まった。
 情熱的にフラメンコを踊ったステップ、レベルは2止まりだったが見栄えがした。
 キス&クライにはペアのモルガン・シプレも。

ダニエル・サモーヒン(イスラエル) SP:70.84(8)
 「Fastidious Horses」♪ グレー。髪をポマードで固めて、なんかオッサンがうなってるようなボーカル 3アクセルは膝を深く曲げてなんとか、4サルコウは高々と上がったが転倒。3ルッツ+3トウはきっちりまとめた。
 口ひげなんか生やしてるけど、まだ21歳。

ケヴィン・エイモズ(フランス) SP:82.50(3)
 「The Question Of U」プリンス♪ 紫のシャツ。地元の大歓声のなか、切れのいい動きで4トウをきれいに決める。3ルッツは転倒してしまった ウォーレイ、ターンからの3アクセルが鮮やか。片膝をつくスライディングなどを織り込んだステップ、スピンの入りなどもカッコいい。

ニコラ・ナドー(カナダ) SP:69.42(9)
 「Don't Fall In Love While I'm Away」♪ ワインカラー。3アクセルは一瞬両手つき。3サルコウに2トウをつける。3ループはきれい。
 クールな曲で素敵なんだけど、なんとなくBGMになってしまっているような

<後半>
モリシ・クヴィテラシヴィリ(ジョージア) SP:78.79(5)
 「Always Watching You」♪ 白シャツ赤紫ベスト。ジャジーな曲調で、きれいな4サルコウ+3トウから入る。3アクセルも滑らか。4トウで転倒してフェンスにぶつかってしまった。
 大人の雰囲気のステップがなかなか魅力的。

セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア) SP:76.60(7)
 「Somebody to Love」クイーン♪  黒に緑のストーン。スムーズに4トウ+3トウが決まって、やったと思ったが、ルッツが2回転に 3アクセルは少しオーバーターン。
 リフレインを繰り返すなかでのステップは、いい振付だと思う。32歳、まだまだやるぜ

樋渡知樹(アメリカ) SP:68.70(10)
 「Love Runs Out」♪ 黒赤ベージュなど柄物。首をかくかくと手で曲げてから位置につく。4トウはステップアウト、アクセルが1回転に 3ルッツ+3トウは最後少し詰まったが頑張った。
 きびきびした若々しい動き、つなぎに入れるクリムゾンイーグル、天を蹴り上げるようなジャンプ。ステップに入るバレエジャンプの高さに会場が沸き、最後のビールマンスピンにまた沸く。
 ジャンプにミスはあったけど、今季楽しみなプログラム

宇野昌磨 SP:79.05(4)
 「Great Spirit」♪ 青にオレンジ。真っ直ぐピッと跳び上がった4フリップ、決まった ところが4トウで転倒、3アクセルも高さが出ずかなり傾いて転倒。
 多少影響があったのか、スピンやステップでレベルを取りこぼしている。会場は盛り上がっていたが…
 一人のキス&クライ

ネイサン・チェン(アメリカ) SP:102.48(1)
 「La Boheme」シャルル・アズナブール♪ 白シャツ紺ベスト赤ポケットチーフ。ジャンプの構成を前回から変えて、4トウ+3トウを見事に決める。3アクセルは手をついてしまった。4フリップも余裕。
 シャンソンらしい雰囲気をうまく動きで表現。「シットスピンの最後の姿勢が高かったのでレベルが一つ落ちる」と解説・織田信成くん。

アレクサンデル・サマリン(ロシア) SP:98.48(2)
 「ブルース・フォー・クルック」♪ 青、縦に透ける模様。4ルッツ+3トウ、4フリップと現在最高難度のジャンプをすっきりと決めた 3アクセルはちょっとステップアウト。ピンと伸びた姿勢のキャメルスピン、シットスピンもユニークな姿勢。ステップもスピードを保ちながら丁寧に、レベル4獲得。
 チェンとほぼ同じ技術点でベスト更新。

 結果、チェンが予想通りトップに立ち、4点差の2位にサマリン。15点以上の差がついて3位エイモズ、4位宇野、5位クヴィテラシヴィリ、6位ポンサール。ヴォロノフ7位、樋渡くんは10位と出遅れた

 フリーは夜21:20から

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生!

2019年11月01日 23時24分41秒 | テレビ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019第3戦フランス杯、男子ショートプログラム後半グループ、テレビ朝日でLIVE中継中
 たとえ一部でも、生はありがたい
 

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