昨日まで、ジャパンオープンとグランプリシリーズ出場選手の会見の話題ばかりだけど
ジュニアグランプリシリーズ第6戦・ポーランド大会が行われ、日本からも出場。男子の島田高志郎が7位。女子はJGPデビューの2人が健闘して、笠掛梨乃が3位表彰台、松原星が6位。ペアの三浦璃来/市橋翔哉が2大会連続の10位で、少しだけどランキングポイントを獲得。
ペアは今大会でシリーズが終わり、ジュニアグランプリファイナル進出ペア6組が決まった。ロシアが4組と強い・・・世界ジュニアチャンピオンのオーストラリアペア、同3位の中国ペアも入る。
アイスダンスは上位陣が優勝か2位ばかりで 28ポイント以上の4組は決まっているが、2組はロシア。最終イタリア大会にエントリーの有力カップルもロシアから2組なので、6組中4組がロシアになりそう。
女子もほとんどロシア 1番目から3番目までロシア選手で、オーストリア大会3位・クロアチア大会3位の山下真瑚が24ポイントで4番目につけているが、イタリア大会に1戦目で優勝したロシア選手が2人出場してくる。日本からは1戦目で2位だった紀平梨花と荒木菜那が出場するが、、、
ロシア2人が1、2位で紀平か荒木が3位だったら、山下と比べて得点合計の高いほうが進出となる。日本勢が1、2位の場合、紀平と荒木2人とも進出で、山下は補欠に。それ以外だと、いずれにしても日本からは1人が残る可能性が高いのだそうで。。。頑張れ日本の2人
そして男子。第6戦・第7戦連続エントリーの選手たちが6位以下にとどまった。第7戦イタリア大会出場選手は11ポイントが1人7ポイントが2人。現在24ポイントで4番目につけている須本充希を越える可能性があるのは1人だけなので、須本のファイナル進出が事実上決定した
ジュニアグランプリファイナルは毎年誰か出場しているようなイメージがあるが、昨季の男子は進出できていない。やはり、上位6人に入れるのは素晴らしい(昨季は、2度200点越えして後に世界ジュニアを制するヴィンセント・ジョウも補欠という激戦だったので)
そして、1戦目5位(7ポイント)の壷井達也がにも、ファイナル進出の可能性が浮上。優勝して、1戦目3位のイゴール・ムラショフが3位以下だった場合、15+7=22ポイントで6番目に滑り込む
・・・なんてことは考えずに、ベストの演技だけを目指して思いきりやったらいい
<追記>
須本くんがファイナル進出は変わらないが、壷井くんのチャンスはそんなに大きくなかった
13ポイントのアンドリュー・トーガシェフ(アメリカ)と11ポイントのトモキ・ヒワタシ(樋渡知樹)(アメリカ)もエントリーしていた。トーガシェフ4位以下&ムラショフ、ヒワタシ共に3位以下という条件はちょっと厳しいかも。特にトーガシェフはベラルーシ大会で212.71を出しているので、優勝候補。さて、どうなる?
世界体操、女子ゆかで村上茉愛が金メダル。1954年ローマ大会で田中敬子が平均台で獲得して以来、63年ぶりの金メダルだそうで。
男子跳馬は白井健三が0.001差で金メダル。この種目では1978年の清水順一以来39年ぶりの金。
・・・こうして数字を並べてみると、なんか凄い
フィギュアスケート・チャレンジャーシリーズ(CS)のフィンランディア・トロフィーをLive Streamingで見てたら、、、
男子フリー、Tangxu LI(中国)がキス&クライで得点を待ってる間に変な音がピーピー鳴り始め、LI選手はきょろきょろ。観客がぞろぞろと席を立ち始める。何があった?
英語で「Fire alarm, everybody out」と言ってたような。。。大丈夫かな
<追記>
何事もなかったようで、観客が席に戻り、第2グループ残り2人の6分間練習から再開するとアナウンス。やれやれ
今年のノーベル文学賞に、カズオ・イシグロが決まったというニュース。
この人の名前を知ったのは、ブッカー賞を受賞した頃だったと思う。その頃、英和翻訳の教室に通っていたんだけど、そこで話題になっていたような。
作品をちゃんと読んだのはわりと最近。沢木耕太郎の映画評論風エッセイ集『世界は「使われなかった人生」であふれてる』の中で「日の名残り」を取り上げていて、“映画と小説では描写に違うところがある”と書かれていたのが印象に残り、一度ちゃんと比べてみたいと思ってまず小説を読んだ。映画のほうは実はまだ見ていないが、読みながらアンソニー・ホプキンスの顔がずっと浮かんでた
文庫の帯に「わたしを離さないで」の広告が載ってて、キャストは多部未華子・三浦涼介・木村文乃。三浦涼介は「仮面ライダーオーズ」でおなじみだったので、舞台も気になったが結局見には行かず そうこうしているうちにテレビドラマが放送されるというので、先に読んでみた。過去と現在を行ったり来たりするので、話がややこしかったけれど、淡々と語っていく口調がじわっと沁みる物語
ドラマだとどんな感じになるのかな?と興味を持って見ていた。原作にない設定や人物もあってストーリーが膨らんでいた。小説ではトミーの「終了」場面が出てこないので、ドラマ初回にその場面が出てきたのはちょっとショッキングだったかな 読者の想像によって完成させるという点では、小説のほうが好きに解釈できて面白いかもしれない。(といいつつ、ドラマの綾瀬はるか・三浦春馬・水川あさみのトリオは良かった)
日本を舞台に書かれた初期の作品も読んでみよう
ネーベルホルン杯2017・平昌五輪最終予選、見応えあった~
ペアで泣いてアイスダンスで歓喜 男子と女子は日本勢が出てないけど、必死さが伝わってきて目が離せなかった。世界選手権やグランプリシリーズ&ファイナルと比べたら、スコア的には低レベルかもしれないが、それぞれが得意なことで少しでも点を取ろうと攻めている。必死でジャンプを下りる、濃密なつなぎと表現で稼ぐ、スピード感と活力で押し切る、、、
羽生結弦や宇野昌磨を4回転を4本とか5本とか言ってるが、ここで勝ち抜くには確率と完成度が大事 男子で上位に入った選手たち、4回転は1本あるかないか。トリプルアクセルや3回転をきっちり決めてきた。4回転なしで優勝したヨリク・ヘンドリクスの芸術性は、ジェイソン・ブラウンのヨーロッパ版。もっと点をあげたいくらい
女子は3-3より何より、ノーミスで回転不足を取られないこと!SPとフリーをそろえること!SPで出遅れた選手は、フリーでの挽回には限界があった。
滑り終わって順位が出て、出場権決定とわかった瞬間に涙する選手、出来がいまいちで枠が取れたことに気づいてない選手 最後の一人までドラマがあった。
最終予選で決定した枠は:
[男子]
ベルギー スウェーデン イタリア 韓国 マレーシア ウクライナ (次点)フィリピン
[女子]
オーストラリア スウェーデン スイス ブラジル フィンランド ウクライナ (次点)アルメニア
[ペア]
オーストラリア オーストリア 北朝鮮 イスラエル チェコ (開催国)韓国 (次点)日本
[アイスダンス]
イギリス 日本 ドイツ 韓国 チェコ スロバキア (次点)リトアニア
世界選手権2017で決まった枠とまとめた一覧。
男子 | 女子 | ペア | アイスダンス | 団体戦 | ||
オーストラリア | 1 | 1 | 1 | 0 | △ | |
オーストリア | 0 | 0 | 1 | 0 | ||
ベルギー | 1 | 1 | 0 | 0 | ||
ブラジル | 0 | 1 | 0 | 0 | ||
カナダ | 2 | 3 | 3 | 3 | ◎ | |
中国 | 2 | 1 | 3 | 1 | 〇 | |
チェコ | 1 | 0 | 1 | 1 | △ | |
フィンランド | 0 | 1 | 0 | 0 | ||
フランス | 1 | 1 | 1 | 2 | 〇 | |
ジョージア | 1 | 0 | 0 | 0 | ||
ドイツ | 1 | 1 | 2 | 1 | 〇 | |
イギリス | 0 | 0 | 0 | 1 | ||
ハンガリー | 0 | 1 | 0 | 0 | ||
イスラエル | 2 | 0 | 1 | 1 | △ | |
イタリア | 1 | 2 | 2 | 2 | 〇 | |
日本 | 3 | 2 | 0 | 1 | △ | |
カザフスタン | 1 | 2 | 0 | 0 | ||
ラトビア | 1 | 1 | 0 | 0 | ||
マレーシア | 1 | 0 | 0 | 0 | ||
北朝鮮 | 0 | 0 | 1 | 0 | ||
ポーランド | 0 | 0 | 0 | 1 | ||
ロシア | 2 | 3 | 3 | 2 | ◎ | |
スロバキア | 0 | 1 | 0 | 1 | ||
韓国 | 1 | 2 | 1⋆ | 1 | △ | |
スペイン | 2 | 0 | 0 | 1 | ||
スウェーデン | 1 | 1 | 0 | 0 | ||
スイス | 0 | 1 | 0 | 0 | ||
トルコ | 0 | 0 | 0 | 1 | ||
ウクライナ | 1 | 1 | 0 | 1 | △ | |
アメリカ | 3 | 3 | 1 | 3 | 〇 | |
ウズベキスタン | 1 | 0 | 0 | 0 | ||
合計 | 30 | 30 | 21 | 24 | 10 |
⋆ 韓国ペアは最終予選で枠を獲得できなかったが、開催国枠で出場できる。
3種目以上で出場枠を持つ国は、団体戦出場の可能性がある。〇は4種目で枠がある国、◎は4種目あって既に世界選手権などのポイントで上位10チーム以内が決まっている国。△は3種目で出場権を得ている国。
ソチ五輪団体戦にチームを送り込んだイギリスは、今回アイスダンスしか出場権を取れなかった。これからグランプリシリーズとファイナルのポイントで10チームが決定するが、現在ポイントで9番目が韓国、10番目がイスラエル、11番目がオーストラリア。どこのチームが出てくるかで、ペアとアイスダンスで日本がどのくらいポイントを稼げるかが変わってくるから、ちょっと注目していきたい。