今年のノーベル文学賞に、カズオ・イシグロが決まったというニュース。
この人の名前を知ったのは、ブッカー賞を受賞した頃だったと思う。その頃、英和翻訳の教室に通っていたんだけど、そこで話題になっていたような。
作品をちゃんと読んだのはわりと最近。沢木耕太郎の映画評論風エッセイ集『世界は「使われなかった人生」であふれてる』の中で「日の名残り」を取り上げていて、“映画と小説では描写に違うところがある”と書かれていたのが印象に残り、一度ちゃんと比べてみたいと思ってまず小説を読んだ。映画のほうは実はまだ見ていないが、読みながらアンソニー・ホプキンスの顔がずっと浮かんでた
文庫の帯に「わたしを離さないで」の広告が載ってて、キャストは多部未華子・三浦涼介・木村文乃。三浦涼介は「仮面ライダーオーズ」でおなじみだったので、舞台も気になったが結局見には行かず そうこうしているうちにテレビドラマが放送されるというので、先に読んでみた。過去と現在を行ったり来たりするので、話がややこしかったけれど、淡々と語っていく口調がじわっと沁みる物語
ドラマだとどんな感じになるのかな?と興味を持って見ていた。原作にない設定や人物もあってストーリーが膨らんでいた。小説ではトミーの「終了」場面が出てこないので、ドラマ初回にその場面が出てきたのはちょっとショッキングだったかな 読者の想像によって完成させるという点では、小説のほうが好きに解釈できて面白いかもしれない。(といいつつ、ドラマの綾瀬はるか・三浦春馬・水川あさみのトリオは良かった)
日本を舞台に書かれた初期の作品も読んでみよう
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