フィギュアスケート・グランプリシリーズ2021第6戦ロステレコム杯、アイスダンス・フリーダンス(ジャッジスコア)。
<G1>
エリザヴェータ・フダイベルディエワ/エゴール・バジン(ロシア) RD:71.05(8) FD:106.46(7) 合計:177.51(8)
「Experience」♪ 青系。スプリットポジションのステーショナリーリフトは、2人の手でハートを作る。ツイズルきれいに合い、男性が花をプレゼントして女性が受け取るような恋模様をステップで描く。
肩から後ろ向きに下ろすストレートラインリフト、最後のスピニングは男性が膝でスライドしながら。細かい工夫がいろいろあって、飽きないプログラム
アリソン・リード/サウリウス・アンブルレヴィシウス(リトアニア) RD:71.43(7) FD:106.45(8) 合計:177.88(7)
「Vinegar and Salt」「White Lies」♪ 緑、黒。美しいツイズルから、伸びやかなワンフット。首に腕を巻き付けるローテ―ショナルリフト、イーグルの肩から前に抱き着くストレートラインリフト。コレオでシンクロする動きがはまっている。全体に大人のプログラムで、完成度が高い。
アナスタシア・スコプツォワ/キリル・アリョーシン(ロシア) RD:71.95(6) FD:108.98(6) 合計:180.93(6)
「ロミオとジュリエット」♪ 水色、薄紫。"I'm Kissng You"のメロディで始まり、ツイズルの間に背中に乗せてみせる。カーブリフトは肩に乗せて片足滑走。スピンは男性が後ろに回した手を女性が掴む面白いポジションも。ストレートラインリフトから女性が男性に巻き付くような姿勢のローテ―ショナルリフト。最後はその場でコレオリフト。
若々しくロマンチックなプログラムで、なかなか素敵
ケイトリン・ハワイエク/ジャン-ルック・ベイカー(アメリカ) RD:73.72(5) FD:113.90(5) 合計:187.62(5)
ショパン「プレリュードとノクターンホ短調」♪ ラベンダー色。しっとりとピアノの旋律の中、一体感の強いワンフット。さりげなく入るツイズルがよく合い、高く足を上げたキャメル姿勢のスピン。イーグルの膝に片足立ちのカーブリフト連続、ダイアゴナルステップのレベル4は偉い
ちょっとした所作、絡み方がどれも洗練されていて、目が離せない。シット姿勢の膝に膝を折って座るようなステーショナリーリフト。足を絡めるコレオリフトで締めくくる。
リズムダンスは練習が十分できていなかった感じだったが、フリーでは完成度も高く、一皮むけたところを見せてくれた。このプログラム、好き
<G2>
サラ・ウルタド/キリル・ハリャーヴィン(スペイン) RD:75.94(4) FD:114.00(4) 合計:189.94(4)
「天国への階段」レッド・ツェッペリン♪ 黒。妖艶な眼差しを振りまきながらスタート、ツイズルはやや安定せずレベル3に。カーブリフトは男性が片足で。一瞬肩の上まで持ち上げたり低い位置から高い位置にいったりするステーショナリーリフトはユニーク。女性がスプリット姿勢でスピニング。技術と表現のバランスがいい。
ローレンス・フォルニエ-ボードリー/ニコライ・ソレンセン(カナダ) RD:76.39(3) FD:115.01(3) 合計:191.40(3)
「Call to Prayer」「The Last Kingdom」「Skogsraah」♪ 赤、黒茶カーキ。女性を逆さまに抱えて前方へ滑るストレートラインリフトから、普通に抱えるローテ―ショナルリフトへ繋ぐ。ツイズルの合間には女性を背中にちょっと乗せて。女性が男性の靴に手を置いて滑りながら、そのまま体を浮かせていくステーショナリーリフトも凄い。ラストのコレオリフトはその場で肩まで上げ、背中に乗せて下ろす。
体力と技術に裏打ちされた、力強いプログラム
シャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファブリ(イタリア) RD:79.56(2) FD:124.15(2) 合計:203.71(2)
「Atonement」「Little Sparrow」♪ ペールブルー、白シャツにサスペンダー。男性のキャメル姿勢がきれいなスピンから。横抱きのステーショナリーリフトで男性が片足になり、そのままローテ―ショナルリフトへ。ステップでのストーリーを語るような様々な動き。男性イーグルのカーブリフトで女性が思いっきりレイバック、迫力がある。
今の力を出しきれた演技に、コーチも大喜び 2位以内を確定させ、ファイナル進出も決定
ヴィクトリア・シニツィナ/ニキータ・カツァラポフ(ロシア) RD:86.81(1) FD:124.91(1) 合計:211.72(1)
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」♪ ブルー、ブルーグレー。肩から膝上立ちのカーブリフトから、するするとツイズル。ミッドラインステップもさすがのレベル4。あえて2人が違う動きをするワンフットも彼らならでは。横抱きで回転が速いステーショナリーリフト、出るときに一瞬男性がバランスを崩したが大事に至らず。そろってのスライディングも盛り上がるが、なぜか曲がアップテンポに変わってのコレオステップ、観客は大好きらしい 高速スピン的なローテ―ショナルリフトでフィニッシュ。
減点2は? ジャッジスコアを待って確認する。(追記)カーブリフトとローテ―ショナルリフトの時間超過だった。
結果、優勝はシニツィナ/カツァラポフ、2位ギニャール/ファブリ、3位フォルニエ=ボードリー/ソレンセン。
オンラインリザルトが止まっているので、細かい順位は確認してから
<追記>
4位ウルタド/ハリャーヴィン、5位ハワイエク/ベイカー、6位スコプツォワ/アリョーシン、7位リード/アンブルレヴィシウス、8位フダイベルディエワ/バジンだった。
最新の画像[もっと見る]
-
それにつけても 7日前
-
八ヶ岳の卵でエッグタルト 1週間前
-
よく見れば 2週間前
-
ちょっとスパイシー 2週間前
-
黒糖とミルクのあんみつパフェ 3週間前
-
黒糖とミルクのあんみつパフェ 3週間前
-
黒糖とミルクのあんみつパフェ 3週間前
-
氷上観覧席初体験 1ヶ月前
-
いただいた 1ヶ月前
-
韓国フェアお試し 2ヶ月前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます