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(2017年)第86回全日本フィギュアスケート選手権女子SP

2017年12月23日 17時14分38秒 | スポーツ

 (2017年)第86回全日本フィギュアスケート選手権女子ショートプログラムジャッジスコア)。
 今回は会場で現地観戦。テレビ放送も録画しているが、まだ見てないので メモとジャッジスコアを見ながら書いてみる。

<G1>
山下真瑚 J2 SP:57.80(15)
 「ボヘミアンラプソディー」♪ ピンク。イーグルからダブルアクセル、すぐイーグルにつなげるのがきれい。フリップでステップアウトしてしまったので、3回転ルッツに2回転トウループをつけた。
 今季ジュニアの単独ジャンプはルッツと規定されているので、ジュニアの大会ならこのリカバリーはできない(やると違反として無効になる)。ちゃんとリカバリーも頭に入れて練習してきたのかな。
 笑顔でスピード感のあるステップだった。

廣谷帆香(18) 東6 SP:38.17(30)
 「ティコティコ」♪ ブルー系。八戸から参戦、東北は少ないので応援したくなる。3回転トウループで乱れ、ルッツも2回転になってコンビネーションにできなかった。ダブルアクセルはきれいに入った。
 レイバックスピンで、レイバックからヘアカッター、ビールマンと一つずつきちんと見せた。

川畑和愛 J6 SP:52.13(22)
 サン=サーンス「白鳥」♪ 白。3回転フリップで転倒、3回転ルッツは単独のままで。音によく合って一歩が伸びるステップ、レイバックスピンの姿勢がきれいだった。

河西萌音 東4 SP:42.75(29)
 「El Flamenco」♪ 赤。翻るスカートがフラメンコらしくて素敵。ループが2回転になってしまったが、随所に見せる所作がフラメンコをよく表現していた。

竹内すい 西6 SP:60.93(11)
 「エリザベート」♪ 白。ルッツ・トウ3-3を冒頭に決め、スパイラルからのダブルアクセルは着氷後も大きく伸びてきれい。全体によく滑れていて良かった。
 終わってガッツポーズ

加藤利緒菜 西10 SP:49.53(24)
 「フラメンコ・ナイツ」♪ 黒系。トウ・トウ3-3、片手上げダブルアクセル、3回転ループと下りる。ジャンプは前より高さが出てきた感じで、全体にパワフルだった。
 ノーミス!と思ったが、得点が伸びない・・・回転不足が3つもあったとは

<G2>
横井ゆは菜 J4 SP:62.68(9)
 「ライオンキング」♪ 黒とブロンズ。表現力に定評のある彼女らしい選曲で、冒頭から映画の世界。フリップ・トウ3-3を決め、ダブルアクセルで手をついてしまった。3回転ルッツはとても良かった。音にきちんとはめながら動いているのがいい。 

森下実咲(27) 西12 SP:59.43(13)
 「素敵なあなた」♪ ゴールド系。浅田真央のプログラムを思い出させる曲。大柄な選手で、一歩がよく伸びる。軽快なテンポのステップから入り、3回転サルコウ、トウ・トウ3-3、ダブルアクセルと決めた。後半はスローに大人のアピール。
 コーチが長光さんと本田武史さん。

大矢里佳 東5 SP:48.49(25)
 「エデンの東」♪ 水色。これも何人もの名プログラムを思い出しながら ループ・トウ3-2が決まったがフリップで転倒。キャメル、コンビネーションとスピンのポジションがきれいだった。

細田采花(15) 西1 SP:47.15(26)
 「白鳥の湖」♪ 黒。演じるのはオディールの方らしい。サルコウ・トウ3-3の後、フライングシットスピンでバランスを崩し、回転速度が落ちてしまった。曲調がアップテンポのところで細かい動きのステップ。
 得点が伸びないのは回転不足?と思ったら、フライングシットスピンが無効になっていた。回転数が足りなかったか フリーでトリプルアクセルに挑戦するところを見たかった。

荒木菜那 J3 SP:59.66(12)
 「素敵なあなた」♪ 青。振付はキャシー・リード。同じグループで同じ曲の競演となった。フリップ・トウ3-3、3回転ルッツ、ダブルアクセルとジャンプの回転速度が速くて軸が細い。レイバックスピンのヘアカッター姿勢でチェンジエッジしたら、少しぶれてしまった
 曲はこのバージョンがいいかも

渡辺倫果 J5 SP:55.46(19)
 「ジャングルブック」♪ 黄色と黒。小柄で動きがシャープ。フリップ・トウ3-3、3回転ルッツと下りる。全体にスピードがあって、スピンの姿勢などは基本に忠実な感じ。

<G3>
磯邉ひな乃(16) 西5 SP:52.36(21)
 「海の上のピアニスト」♪ ピンク。ノービスの頃から注目された選手だったと記憶するが、もう大学生だったか。ルッツ・トウ3-3、フリップ、ダブルアクセルと下りたが回転不足があったようで ドーナツスピンの姿勢、レイバックスピンで深いアーチが作れていて美しい。しっとりしたプログラム。

紀平梨花 J1 SP:66.74(5)
 「カンフーピアノ」♪ ゴールド。期待のジュニア全日本女王、6分間練習でも決めていたトリプルアクセル、決まった フリップ・トウ3-3も高い。なのに手を挙げて跳ぼうとしたルッツが2回転に
 レイバックスピンでは、レイバック、ヘアカッター、ビールマンと全ポジションをじっくり見せてくれる。ダンスで鍛えているという表現は、体がよく動いていた。

佐藤伊吹 東3 SP:50.84(23)
 「シルク・ド・ソレイユ」から「タンゴ」♪ 赤紫。ループ・トウ3-3を冒頭に、フリップとダブルアクセルは後半に。レイバックスピンでは、ヴィクトリア・ヘルゲソンがよくやっていた、フリーレッグを軸足に添わせて反る姿勢を見せた。
 よく滑れてると思ったんだけど、なんだか盛り上がらなくて

竹野比奈(25) 西9 SP:59.22(14)
 ショパン「幻想即興曲」♪ ピアノではなく、豪華なオーケストラ編成の曲。トウ・トウ3-3、ルッツ、ダブルアクセルと安定。キャメル、ビールマンとしっかりした姿勢のスピン。曲に負けない力強さがあった。
 コーチは中庭健介さん。

岩元こころ 西7 SP:56.16(16)
 「Big My Secret」♪ ワインカラーに黒ベルト。ルッツ・トウ3-3決まり、フリップはややこらえ、ターンからダブルアクセル。レイバックスピンで斜めに体をひねった姿勢がユニーク。大柄な体を大きく使って、心に沁みる表現だった。

中塩美悠(21) 西8 SP:44.60(28)
 「Time To Say Goodbye」♪ ターコイズブルー。グランプリシリーズ出場経験もある選手の登場。トウ・トウは3-2、サルコウ、足を高く上げてからのダブルアクセルはステップアウト。ステップは頑張って盛り上げていたが、最後のスピンで少しふらついた。
 このジャンプ構成で回転不足が2つあると、ちょっと厳しい・・・

<G4>
新田谷凜(11) 西2 SP:61.28(10)
 「ハバネラ」♪ 緑にオレンジがちらちら。この曲には赤や黒を使う選手が多いが、この選手は地味な色が好みかな? フリップ・トウ3-3、ルッツ、ダブルアクセルと安定。スピンの入りと出のところを合わせていてカッコいい。アップテンポのパートで情熱的にステップを踏んだ。

三原舞依(3) シード SP:64.27(7)
 「リベルタンゴ」アストル・ピアソラ🎵 濃紺。五輪代表候補がこの滑走順で早くも登場。もう少し後ろを引きたかったかも・・・
 グランプリシリーズではフェンスに寄り過ぎたルッツ、今回はきちんとコントロールしてトウループにつなげる。ダブルアクセルでまさかの転倒 フリップを下りて観客もほっ
 シットスピンの回転速く、レイバックスピンの見せ方も上手い。タンゴらしさが出てきた。

木原万莉子(17) 西4 SP:55.50(18)
 「Creep」♪ 濃いブルー。髪を少し短くして、結んだり結ったりせずに下ろしているのが、なびいてきれい。トウ・トウ3-3、ループは少しこらえ、ダブルアクセルはイーグルから。
 所作や振付が大人っぽく、ブルース系の曲の世界を作っていた。

永井優香(24) 東1 SP:55.25(20)
 「レ・ミゼラブル」♪ ピンク。曲は「On My Own」を中心に。不調から復活してきた選手に歓迎の拍手。3回転トウループはオーバーターンしたが、あわてず3回転トウループをつける。伸びやかなスパイラル、滑る喜びがあふれ出ていた。

森千夏(29) 東2 SP:46.37(27)
 「夢破れて」♪ ゴールド。「レ・ミゼラブル」の連続になった。サルコウ・トウ(片手上げ)3-2、3回転トウループと下りたがダブルアクセルで転倒。終盤はスピードが落ちてしまったが、ステップは頑張っていた(レベル4獲得)。

坂本花織(7) 西1 SP:73.59(1)
 ベートーヴェン「月光ソナタ」♪ 薄いブルーから濃いブルーへグラデーション。前半はじっくり見せるレイバックスピン、曲の世界観をよく表すステップ。後半のフリップ・トウ3-3の高さに、近いところの観客からどよめき。
 スピンのイリュージョン(ウィンドミル)では勢いがつき過ぎて一瞬危なかったが、持ちこたえた。多少表現が幼くても、補って余りあるスピードと迫力がある。

<G5>
松田悠良(10) 西3 SP:55.91(17)
 「Ancora Non Sai」♪ 水色。イタリア語のボーカルにのって、品のあるスケートを見せる。フリップ・トウ3-3、ループ、ダブルアクセルときれいに下りたように見えたが、ジャッジスコアでは回転不足が2つ。うーん・・・
 スピンはポジションはきれいだが、もう少し回転が速いといいと思う。ワルツはこの選手によく合っている。

樋口新葉(2) シード SP:68.93(4)
 「ジプシーダンス」♪ オレンジ。五輪代表候補の一人、気迫にみちた動きで滑り出し、アクセル!まさかのシングルに スピン2つで立て直し、後半のルッツ・トウ3-3とフリップは高さも出た。全体のスピードはよく、ステップはしっかり盛り上げた。
 アクセル~~~

宮原知子(1) シード SP:73.23(2)
 「サユリ」♪ ピンク。ルッツ・トウ3-3、ループ、アクセルとミスなく、スピンの出るところからスムーズに振付に入る。隙がなく流れに淀みがない、「ミス・パーフェクト」に相応しいプログラム。表現では一段高いところにいる。
 得点がわずかに坂本に届かず、、、トウループが回転不足だった。

白岩優奈(6) 免除 SP:63.33(8)
 「亜麻色の髪の乙女」♪ ピンクに少し緑を加えて。ルッツ・トウ3-3を最初に決め、ダブルアクセルで転倒してしまったが、フリップは大丈夫。柔らかく大きな滑りが愛らしく、雰囲気がよかった。

本郷理華(5) 免除 SP:70.48(3)
 「カルミナ・ブラーナ」♪ 赤のスリップドレス。一歩目から雄大な滑りが戻ってきた。フリップ・トウ3-3がどん!と決まり、後半のルッツ、アクセルと下りる。
 ステップの一歩の大きさ、横に上に広がる体、長身の長い腕を大きく広げるだけで生まれる迫力、この曲の世界観を完璧に表現し尽くす。
 涙が出るような、感動の演技だった

本田真凛(4) 免除 SP:66.65(6)
 「The Giving」♪ 紫。壮大な演技の直後で、どうなるか? フリップ・トウ3-3をふわりと下り、伸びやかに滑っていく。ループで手をついたが、ダブルアクセルはきちんと入った。
 彼女らしいたおやかさは出ているが、本郷と比べてしまうとか弱いイメージ 芯の強さを感じさせるような演技ができるようになるだろうか。

 もうすぐ、女子フリーが始まる。みんな、持てる力を出しきれますように。


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