フィギュアスケート・四大陸選手権2025、男子フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
ズィーゼン・ファン(方則誠)(マレーシア) SP:46.37(22) FS:105.66(21) Total:152.03(22)
「Darling」「Checklist」♪ ラベンダー。3ルッツをきれいに決め、3ループで両手をつく。2本目の3ループはオーバーターンしたが2トウをつけられた。後半3サルコウ+2トウ、3トウ+2アクセル+2アクセルと頑張る。
終盤のスピンはちょっと疲れが見えたが、まずまずだったのかな。とりあえず可愛い
ダグラス・ガーバー(オーストラリア) SP:48.90(21) FS:111.59(20) Total:160.49(20)
「The Handmaiden」♪ 紫系。両手上げ3サルコウから入り、3アクセルに挑んでステップアウト。両手上げ3フリップ+2トウ、3フリップ+2アクセル+2トウなど、こらえながらなんとか。終盤も両手上げ3ルッツ+両手上げ3トウ、手をついたが最後までジャンプは攻めていた。イナバウアーやスライディングのコレオ。
終わって挨拶したあと、観客席に向かって頭の上でハートマーク。家族か友達が来てたかな
ディアス・ジレンバイェフ(カザフスタン) SP:52.97(20) FS:113.37(19) Total:166.34(19)
「ゴッドファーザー」♪ 白シャツ黒ベスト。高さのある2アクセル、3ルッツでステップアウト。フリップ、ループと2回転になるが、3ルッツ+3トウは決めて拳を握る。後半もフリップが2回転に、トウが1回転にと、回転が足りない
ほどよく背が高く、姿勢がきれいで見栄えは十分なのだが、、、
張朝熙(チョン・チウヘイ Chiu Hei CHEUNG)(香港) SP:54.73(19) FS:104.79(22) Total:159.52(21)
「Oblivion」「Concerto Para Quinteto」♪ グレーのグラデーション。丁寧に3ルッツ、3フリップと下りる。3ルッツ+2トウ、3サルコウ、スピードがないのでGOE加点がつかないが、とにかく着氷する。後半も3トウ+2アクセル、ぎりぎりだったので3つ目はつけず、3トウにオイラー+2サルコウを繋げた。ジャンプ、全部下りた。
ステップはタンゴらしい雰囲気が出せてないし、コレオも物足りないが、今できることを全部やったのが何より
ダリアン・カプティチ(オーストラリア) SP:56.60(18) FS:119.07(17) Total:175.67(18)
「Unsteady」♪ 黒系。3フリップ、3ルッツ+2トウ、後半3トウ+2アクセル+2アクセルなど、多少こらえても予定通り下りる。コレオやステップは見せ方も上手い。
終わって大きくガッツポーズ、満足かな
<G2>
李宇翔(リー・ユーシャン Yu-Hsiang LI)(台湾) SP:61.87(17) FS:142.42(10) Total:204.29(14)
「Eleanor Rigby」ビートルズ♪ ブルー系。きっちりと3ループ、3サルコウを決め、4トウ、きれいに決まった すっかり波に乗って後半の3フリップ+2アクセル+2アクセルや3ルッツ+3トウも完璧。ジャンプに変な癖がなく、安定感が半端ない。
パン!という音にぴたりと合わせたバレエジャンプのコレオ。終盤ステップでもう少し表現力が欲しいところが、オールグリーンの演技に本人は顔を覆い、キス&クライでは得点を見てうれし泣き
カムデン・プルキネン(アメリカ) SP:65.79(16) FS:151.46(8) Total:217.25(8)
「Solitude」「Outro」♪ 黒。するするっと4トウが決まった 3ルッツ+3トウも入るが、アクセルが1回転に。後半3アクセル+2アクセルが決まり、次も3アクセルを跳んだが転倒。ショートプログラムよりはかなり安定したのは何より。
樋渡知樹(アメリカ) SP:65.88(15) FS:148.91(9) Total:214.79(9)
「Jimmy's Tux」「Fight or Flight」♪ 黒スーツ蝶ネクタイ。電話をかけているような振付からスタート、4トウ転倒。次は3ルッツ+3トウにして成功、3アクセル軽やか。膝曲げイーグルやクリムキンイーグルのコレオ。3アクセルでフリーレッグをついたが2アクセルを繋げ、3ルッツ+オイラー+3フリップ入る。
曲がアップテンポになって爆発するステップ、キックにバレエジャンプに跳ね回る 彼らしさが見られて嬉しい。
陳昱東(チェン・ユードン Yudong CHEN)(中国) SP:67.45(14) FS:116.21(18) Total:183.66(17)
「Dynasties Clash」「Oogway Ascends」「Roman Boots」♪ ベージュ赤黒。4サルコウ、2本続けて転倒 アクセルが1回転に。3ルッツ+2アクセルこらえ、後半3フリップ+オイラー+3サルコウを入れた。決まるジャンプは悪くないが、、、
体の線はきれいなので、ジャンプが決まってきたら映えると思う。
ドノヴァン・カリージョ(メキシコ) SP:68.50(13) FS:140.23(12) Total:208.73(11)
「Tres Palabras」「Deja que salda la luna」「La Bikina」♪ 黒に赤金。スペイン語のバラードにのって、4サルコウを決める。2本目はステップアウトして+REPになった。3アクセルに頑張って3トウをつけ、ターンからの3フリップはスムーズ。両手上げ3ルッツでオーバーターンしたが、なんとか2アクセル連続に繋げた。
スライディングで魅せるコレオ、ラテンらしい身のこなしがカッコいいステップ。フィニッシュポーズの直後にこけたのは、転倒じゃないよね
<G3>
アレクサ・ラキッチ(カナダ) SP:69.35(12) FS:128.56(16) Total:197.91(16)
「Va, Vis et Deviens」「Steppe」「Uncovered」♪ オレンジに黒。冒頭の4トウは転倒したが、3アクセル+2トウ、3アクセルとまずまず。3ループ+3ループを予定していたが単独に。後半3フリップで転倒、3ルッツ+2アクセル+2アクセルは入れた。
なんだかあまり印象に残らないプログラムで
戴大衛(ダイ・ダイウェイ Daiwei DAI)(中国) SP:70.11(11) FS:134.77(13) Total:204.88(13)
「Tirol Concerto for Piano and Orchestra」♪ 赤。真っすぐ高く上がる4トウに2トウをつける。2本目の4トウは両手と膝をついて転倒になってしまった。後半3ループに2アクセル+2アクセルをつけてリカバリーしたが、3サルコウに3トウがつけられなかったのは痛かったかも。
キャメルスピンの姿勢はきれいだと思う。淡々とした感じの曲は盛り上げにくいような
彭智銘(パン・ジミン Zhiming PENG)(中国) SP:70.21(10) FS:128.75(15) Total:198.96(15)
「Spectre」♪ 白シャツにガンホルダー。3アクセル+2トウ頑張り、4サルコウはオーバーターン気味に着氷。4トウ+2トウ、決まった 2本目の4サルコウ、きれいに入ったが単独にしてしまって+REP。後半3アクセルに挑んで乱れ、3フリップの転倒がもったいない。
コレオはあっさり、スピンもあまり安定せず。
ロマン・サドフスキー(カナダ) SP:72.85(9) FS:141.05(11) Total:213.90(10)
「インターステラー」♪ 黒。夢のように柔らかな着氷の4サルコウ しかし3ルッツでステップアウト、3アクセルは決まったが、後半4回転予定のサルコウが2回転になり、オイラーから3サルコウを跳ぶのに跳び直すような形になってしまった。コレオの終わりに躓きそうになるなど、全体に不本意な動きだったかな。時計の音に合わせて1歩ずつ刻むステップがよい。
キム・ヒョンギョム(韓国) SP:73.62(8) FS:152.50(6) Total:226.12(7)
「Hold on to Hope in the Dark Times」「Einon」「To the Stars」♪ ブラウン。きっちりと4トウ、3アクセル、3ルッツ+3トウ、3フリップとジャンプを安定して跳んでいく。凄く流れがあるというタイプではないが、きちんと上がってしっかり回って下りるので安心感がある。
後半も3ルッツ+3トウ、3ループ+2アクセル+2アクセルとノーミス。会場の大歓声を浴びながら、片膝を折ってもう一方を伸ばすスライディングやイナバウアーのコレオで魅了した。
チャ・ジュンフアンに続く韓国男子のスターになりそう
マシュー・ニューナム(カナダ) SP:73.81(7) FS:131.53(14) Total:205.34(12)
「Buenos Aires Hora Cero」「Oblivion」「Concierto Para Quinteto」♪ 黒。宇野昌磨が以前使ったことがある曲で、冒頭のアクセルが1回転になったがオイラー+3サルコウをつける。後半シークエンス予定の3ループで手をついて単独になったのは悔しいところ。
ステップでもう少しタンゴっぽいキレがあるといいのかな。スピンをジャンプで出てフィニッシュ。
<G4>
壷井達也 SP:78.07(6) FS:156.86(5) Total:234.93(5)
「道化師」♪ 黒に赤でダイヤ柄。4サルコウ、オーバーターンしたが3トウをつける。2本目4サルコウはステップアウトしたが立つ。3アクセル頑張り、2本目の3アクセルはオイラー+3サルコウで。終盤の3フリップまで、しっかり決められたのは偉い
曲の盛り上がりに合わせて力のこもったコレオ、力強いフィニッシュ。頑張った
三浦佳生 SP:78.80(5) FS:151.68(7) Total:230.48(6)
「シェルブールの雨傘」♪ ブルーシャツにグレーのベスト。スピードに乗って4サルコウ+2トウ、決まった 2本目の4サルコウ転倒、アクセルがダブルに。3アクセルで傾いたので単独にして、後半の3フリップにオイラー+2サルコウをつけた。
ジャンプは予定通りとはいかなかったが、コレオの盛り上げ方とか、作品として見ていたいプログラム。ここで日本勢の1、2とする。
チャ・ジュンフアン(韓国) SP:79.24(4) FS:185.78(2) Total:265.02(2)
「Balada para un Loco」♪ 赤。地元のスターが登場 美しい4サルコウ、ツイズルに繋げる。4回転予定のトウは2回転に。3ルッツ+3ループ、今日も完璧! 丁寧に3アクセル、スライディングはフェンス前でのポージングを織り込むステップ。後半3フリップ+オイラー+3サルコウ、3アクセル+2アクセルは余裕たっぷり。
情熱迸るコレオ、レイバックイナバウアーの色気 スピンの美しいレイバック姿勢。実にいい
グリーンルームでなぜか三浦佳生の倒立を2人が支えている(笑) シーズンベストに会場が沸く。
友野一希 SP:79.84(3) FS:162.24(4) Total:242.08(4)
「Butterfly」「Movement 11」「I Need You」♪ 白に水色、黒の模様ライン。語りかけるボーカルで、4トウ+2トウ決まった 2本目が2回転に。4サルコウ、オーバーターンで耐える。なんかタイミングが狂ってループが2回転に。視線や腕の動きだけでも引き込まれるコレオ。後半3アクセル+オイラー+3サルコウ、3フリップ+2アクセル、単独3アクセルと下りられたのは偉い。
そして曲が変わってからの軽妙で切れのあるステップ、独特の動きに観客も夢中 完璧とはいかないまでも、気持ちよくフィニッシュ。フリーとトータルのシーズンベスト。
ジミー・マ(アメリカ) SP:82.52(2) FS:162.49(3) Total:245.01(3)
ドビュッシー「月の光」♪ 紫の濃淡。静かなメロディの中、4トウ+3トウがびしっと決まる。2本目4トウも入るが3ループで転倒。後半3アクセルで手をついたが2アクセルを続け、単独3アクセル、3フリップ+オイラー+3サルコウはちょっとステップアウト。
彼のスケーティングがこんな曲に合うくらい滑らかになってたとは 最後はアップテンポになって元気よく踊った。
2位につけて表彰台確定
ミハイル・シャイドロフ(カザフスタン) SP:94.73(1) FS:190.37(1) Total:285.10(1)
「月光ソナタ」「Take On Me」♪ 違う曲が流れてしまうアクシデントがあったがものともせず。3アクセル+オイラー+4サルコウ 4ルッツ、4トウと楽々、3ループが失敗みたいに見えてしまう
後半4トウ+3トウ、3ルッツ+2アクセル、3ルッツとスムーズ。
曲が変わってからのステップ、コレオと表現に余裕がある。天を指さしながらのスライディング!パーフェクトで終わり、氷の上にひっくり返った。
自己ベスト更新で1位 演技構成点はもう少し出てもいいくらいでは。
結果、優勝はシャイドロフ、2位チャ・ジュンフアン、3位ジミー・マ。4位友野一希、5位坪井達也、6位三浦佳生と日本勢が続いた。
優勝インタビューで、シャイドロフはあまり英語が得意でないのか、途中からロシア語になっていた。コーチはロシア人で練習拠点もソチだし(振付のイヴァン・リギニも確か母方はロシア系)。
このあとはアイスダンス・フリーダンス。うたまさ、あずしん、頑張れ~~~
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