フィギュアスケート・グランプリシリーズ2021第6戦ロステレコム杯、男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
<G1>
ニカ・エガゼ(ジョージア) SP:50.35(12)
「I Won't Complain」♪ 白からグレー。エテリ・トゥトベリゼのチームにいる。」4サルコウ転倒、4トウは変な下り方になってコンビネーションにできず。アクセルは1回転で転倒。
ジャンプが決まったらきっといいプログラムなんだろう。まだ個性はよくわからない。
ロマン・サドフスキー(カナダ) SP:84.59(3)
「Breath For Me」♪ ブルーに水色。ゆったりと大きな4サルコウ 3アクセルはステップアウト、3ルッツ+3トウは慎重に決める。予定と要素の順番を変えて、フライングキャメルから足換えシットスピンと続けた。
ジャンプ前の減速が気になるが、スケーティングの伸びやかさ、姿勢の美しさは心地よい。ロシア語も話せるらしいロマンくん、観客も声援を惜しまない
田中刑事 SP:76.69(10)
「新エヴァンゲリオン」♪ 黒に白、紫、緑のライン。きびきびとした動きから、4サルコウややステップアウト。3アクセルはきれいに入った 3ルッツ+3トウはカメラのフレームから外れてよく見えなかったが、フェンスに寄り過ぎたのを耐えた感じ。
表情豊かなステップ、力強さのあるスピン。刑事らしさは出せたかな。
ブレンダン・ケリー(オーストラリア) SP:80.48(8)
「Leave A Light On」♪ ワインカラーのシャツ。両手で口元を押さえるドラマチックな振付からスタート。4トウは軽くオーバーターン。3ルッツ+3トウきっちり、イーグルのトランジションから3アクセルは少しオーバーターン。
背中が伸びた滑走姿勢は相変わらずで、丁寧なステップはレベル4をもらった。
マルク・コンドラテュク(ロシア) SP:74.16(11)
「Magnificent Century」♪ 赤紫に緑とゴールド。中東風の曲で、冒頭の4トウで転倒。外側からぶん!と振り回すような3アクセルは見事に決まった。4サルコウ、転倒でコンビネーションにできず。
パーカッション系のパートで面白い動きを取り入れたステップ。
友野一希 SP:95.81(1)
「ニュー・シネマ・パラダイス」♪ 水色からブルー。振付はミーシャ・ジー。4トウ+3トウ、決まった 4サルコウ、入った
回転速いシットスピンから、3アクセル、ばっちり
ジャンプ全部決まった
柔らかな表情で、感情豊かにステップ。滑り自体も滑らか。丁寧にスピンを回ってフィニッシュ。余韻に浸る。
客席にいくつも日の丸、在住日本人だけでなく、現地のファンが掲げてくれているように見える。
リンクから上がってコーチに「ヤバかった」とか、反省がいろいろあるようだったが、自己ベスト大幅更新の得点に「よし」フリーも期待
<G2>
ミハル・ブレジナ(チェコ) SP:82.31(6)
「Baby Did a Bad Bad Thing」♪ 白Tに赤シャツ。4サルコウがとてもスムーズ 3フリップでステップアウト、つけた2トウは無効に。3アクセル頑張った。
もう31歳だけど、ステップに躍動感
カムデン・プルキネン(アメリカ) SP:83.47(5)
「ムーラン・ルージュ」より「Come What May」♪ タブレットのトラブルでほとんど見られなかったが、4トウや3アクセルなど入った模様。
エフゲニー・セメネンコ(ロシア) SP:81.00(7)
「What Is It About Her」♪ 黒系。4トウは転倒したが、4サルコウ+3トウで見事にリカバリー。3アクセルはステップアウトした。
モダンなラテンの雰囲気の曲で、ポーズを決めながらステップ。
ミハイル・コリヤダ(ロシア) SP:84.48(4)
チャイコフスキー「くるみ割り人形」♪ 赤の軍服風。顔を手で半分隠すポーズから、空中で軽く足を合わせるジャンプがもう素敵なバレエで 4サルコウはステップアウト、4トウ転倒
しかし3アクセルはステップの一部のように軽々
まさにバレエを見ているかのような、美しい所作と足さばきのステップ。ロシアの伝統のいいところをしっかり受け継ぐ。
モリシ・クヴィテラシヴィリ(ジョージア) SP:95.37(2)
「Tout l'universe」♪ 濃紺に赤ストーン。心臓に手を当てるポーズからスタート。イーグルしながら投げキッス、4サルコウ+3トウ、決まった 3アクセルは少し傾いたが大丈夫。4トウが決まって大歓声
ステップの最後に片手側転、すぐスピンへ。ジョージア代表だがモスクワ生まれの彼、地元並みに手拍子。自己ベスト大幅更新、わずかに友野一希に届かず。
マッテオ・リッツォ(イタリア) SP:77.45(9)
「Le Parole Lontane」「Zitti e Buoni」♪ 黒。4トウ、惜しくも転倒。3ルッツ+3トウ、ややこらえた。3アクセルはまあまあ。
曲調が変わって勢いよく踊り、観客は手拍子でのっていく。ロック調でイタリア語も悪くない
結果、友野一希がトップ 僅差の2位にクヴィテラシヴィリ、8点ほど差がついて3位サドフスキー、コリヤダが僅差の4位。5位プルキネン、6位ブレジナ、7位セメネンコ、8位ケリーと80点台が続く。9位リッツォ、10位田中刑事、11位コンドラテュク、12位エガゼ。
フリーの結果次第では、今大会からグランプリファイナル進出者が出ない可能性も出てきた。友野くん、優勝なるか 刑事も頑張れ
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