Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

世界選手権2016女子フリー

2016年04月03日 15時07分49秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2016女子フリージャッジスコア)。

<G1>
1 ヴィヴェカ・リンドフォース(フィンランド) SP:50.18(23) FS:102.75(16) 合計:152.93(20)
 「エビータ」より「Don't cry for me Argentina」♪ 紫。しっかりしたスケーティングで、冒頭のトウ・トウ3-3、ルッツ・トウ(片手上げ)3-2を決める。ダブルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウも入り、ルッツが1本2回転になった以外は予定通り跳べた。
 ステップはもう少しスピードがあるといいかな 


2 趙子荃(Ziquan ZHAO)(中国) SP:52.80(21) FS:86.87(23) 合計:139.67(23)
 「The Impossible Dream」♪ 紫系。すらっとした長身を伸び伸び使って、まず3回転ルッツ。ダブルアクセル+3回転トウループは片手をついてしまった。後半トウ・トウ3-2、ループ・トウ・ループ3-2-1など。決まると見栄えがするジャンプ。
 ビールマンスピンで、片手はエッジ、片手は足首に添えてホールド、なかなかきれい。あまり得点が伸びなかったのは、回転不足か。


3 パク・ソヨン(韓国) SP:52.27(22) FS:101.97(18) 合計:154.24(18)
 「ロミオとジュリエット」♪ パステルピンク。しっかりエッジにのって、3回転ルッツ、ダブルアクセル+3回転トウループと決めていく。後半にサルコウ・トウ・ループ3-2-2、ダブルアクセル+3回転トウループをもう一度。軽くステップアウトしたフリップとサルコウ以外ミスはなかった。
 滑らかに動くステップ、基本に忠実できれいな姿勢のスピン、最後は柔軟性を生かしたI字スピン。

4 ニキ・ヴォリーズ(オランダ) SP:49.86(24) FS:91.01(21) 合計:140.87(22)
 「レ・ミゼラブル」♪ 赤。3-3ジャンプはないが、フリップ・トウ3-2、ルッツ・トウ3-2、1回転ループをはさむ3連続など頑張る。1つ転倒。
 「オン・マイ・オウン」のボーカルでステップからコレオシークエンス、スパイラルで盛り上げた。ベスト更新で笑顔。

5 アナスタシア・ガルスティアン(アルメニア) SP:53.24(20) FS:82.83(24) 合計:136.07(24)
 「Two Guitars」♪ 黒のフリンジスカート。冒頭のルッツで転倒したが、フリップ・トウ3-3を決める。ループが1回転にパンク だんだん速くなるパートのステップや、またゆっくりになるパートの緩急など、上手に見せている。後半のルッツを慎重に決め、フリップ・トウ・ループ3-2-2が入った。脚を前に高く上げたスパイラル、回転の速いパールスピンで盛り上げた。

6 アンナ・クニチェンコワ(ウクライナ) SP:53.86(19) FS:100.16(20) 合計:154.02(19)
 「エクソジェネシス交響曲第3部」♪ ピンクベージュ。3回転ループ、フリップ・トウ3-2を決め、ダブルアクセル+1回転ループ+3回転アクセルはステップアウト。衣装の飾りが取れたのをフェンスの外に放って演技を続け、ルッツ・トウ3-2を決めて拍手。
 スパイラルをつなげたコレオ、後半にルッツやループを決め、ヘアカッターのレイバックスピン。今ある力は出し切れた。
 取れた飾りが氷の上に落ちることはなかったが、やはり減点はされてしまった

<G2>
7 アレイン・シャルトラン(カナダ) SP:55.67(17) FS:102.15(17) 合計:157.82(17)
 「風と共に去りぬ」♪ ワインカラー。物語の始まりらしく豪快に滑り出し、ルッツ・トウ3-3、3回転フリップと下りる。ダブルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウで手をつき、単独ルッツで転倒。丁寧に音を拾うステップ、ヘアカッタースピンなどで魅せた。

8 ニコル・ライチョヴァ(スロバキア) SP:56.56(15) FS:116.49(13) 合計:173.05(13)
 「ドクトル・ジバゴ」♪ 水色。最初のルッツが2回転になってしまったが、その後は3回転フリップ、ループ・トウ・ループ3-2-2、後半のルッツ・ループ3-2、ループ・トウ3-2とどのジャンプもクリーン。ドラマのクライマックスを演じるコレオシークエンスから、ダブルアクセルが決まって喝采。終わった瞬間、頬を押さえて喜んだ。
 どの瞬間もきれいな姿勢を保とうとする意識がいいと思う。ベスト更新に笑顔はじける。

9 エイミー・リン(台湾) SP:57.50(14) FS:89.05(22) 合計:146.55(21)
 「ブエノスアイレルのマリア」より「私はマリア」♪ 黒、髪に赤い花。きりっと振り向いた姿勢で位置につく。3回転ルッツで転倒、起き上がるのに時間がかかってしまった。しかし次のルッツ・トウ3-2を決めて拍手、ダブルアクセル+3回転トウループも頑張る。後半アクセルがシングルになったり、サルコウで転倒。
 情熱的なボーカルにのって緩急をつけたステップはとても音楽的でカッコいい。自己最高だった四大陸の再現とはいかず、泣きそうな顔だったが、これも経験

10 チェ・ダビン(韓国) SP:56.02(16) FS:103.90(15) 合計:159.92(14)
 「レ・ミゼラブル」♪ 黒系。端正なスケーティング。最初の3回転ルッツは着氷で体重が後ろにかかったがこらえる。ダブルアクセル+3回転トウループ、ルッツ・トウ・トウ3-3-2など、終わってみればジャンプにミスなし。
 ジュニアにはないコレオシークエンスはスパイラルを組み合わせた。ノーミスと思ったが、回転不足があったか。

11 アンゲリーナ・クフヴァルスカ(ラトビア) SP:54.78(18) FS:104.21(14) 合計:158.99(15)
 「ロクサーヌのタンゴ」「(「ロミオとジュリエット」より)愛のテーマ」♪ 黒の透ける生地で。妖艶な仕草から滑り出し、3回転ループ、サルコウ・トウ3-3と決める。後半にダブルアクセル+3回転トウループも入ったが、今日はルッツに苦心していて、2本ともミスになった。
 タンゴらしいきびきびしたステップ。ジャンプの出来だけが口惜しい涙。

12 ロベルタ・ロデギエロ(イタリア) SP:57.90(13) FS:100.51(19) 合計:158.41(16)
 「エビータ」♪ ワインカラーにストーン。冒頭のルッツはステップアウトしたが、3回転フリップ、3回転サルコウからダブルアクセルのシークエンスと決める。後半ループがパンク。
 コンビネーションが2つになってしまったので、ちょっと得点は厳しい。きちんとしたスピンの姿勢などはよかった。

<G3>
13 長洲未来(アメリカ) SP:65.74(10) FS:120.91(11) 合計:186.65(10)
 「華麗なるギャツビー」♪ シャンパンベージュの20年代風。大声援の中、にっこり笑顔でポーズ。フリップ・トウ・トウ3-3-2を下りた! ルッツは両足着氷? 長い美しいスパイラルに拍手、ダブルアクセル+3回転トウループも決まる。
 チャールストンで手拍子をもらいながらのステップ。深いレイバック姿勢のスピンにも拍手。
 ポリーナ・エドマンズの怪我で急遽出場となった大会、よく頑張った

14 浅田真央 SP:65.87(9) FS:134.43(7) 合計:200.30(7)
 「蝶々夫人」プッチーニ♪ 藤色の袖が揺れる。トリプルアクセル、跳んだ!(ちょっと両足かも^^;) フリップ・ループ3-3 フリップ・ループ・ループ(片手上げ)3-2-2も決まる。
 ストローク一蹴り、腕や肩や視線の動き一つ一つが、アリアと呼応して息をしている。スパイラルの美しさ、クライマックスのステップの洗練されていること・・・この滑りを見せるために戻ってきてくれた・・・
 「とにかく滑れてよかった」と呟くキス&クライ。回転不足などで技術点は下がったけど、得点も順位も関係なく、この演技は誇り。

15 エリザベト・トゥルシンバエワ(カザフスタン) SP:61.63(12) FS:121.99(10) 合計:183.62(12)
 「愛のイエントル」より「Papa Can You Hear Me?」♪ ラベンダー色。ルッツ・トウ・ループ(片手上げ)3-2-2、3回転ルッツ、後半サルコウ・トウ3-3、最後のジャンプにダブルアクセル+3回転トウループ
 ボーカルでしっとりと滑り、しなやかによく体を動かしてステップ。フリップの転倒以外ミスなく、自己ベスト更新。


16 本郷理華 SP:69.89(7) FS:129.26(8) 合計:199.15(8)
 「リバーダンス」♪ 深緑の胸元にストーンが光る。大きく一歩を踏み出し、フリップ・トウ3-3、3回転サルコウ、3回転ルッツと下りるたびに歓声。手拍子といっしょに踏んでいくステップは、リバーダンスそのもの。ダブルアクセル+3回転トウループ+片手上げ2回転トウループ、さらにループとフリップ。会場全体を巻き込んでいくコレオシークエンス
 ずっと笑顔を振りまきながら滑っていた。活力いっぱいの演技ができてよかった

17 李子君(Zijun LI)(中国) SP:65.39(11) FS:119.13(12) 合計:184.52(11)
 「アーティスト」♪ 黒スカートにストーンと羽で飾る。愛らしい仕草から始まり、ダブルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウ、ダブルアクセル+3回転トウループと決める。後半のフリップ・トウ3-2など、ジャンプはほぼミスなし。
 細い手足のスパイラル、アップテンポのステップは楽しげにコミカルな味も。もうちょっと会場が盛り上ってもよかったかな~

18 ガブリエル・デールマン(カナダ) SP:67.38(8) FS:128.30(9) 合計:195.68(9)
 「ブエノスアイレルのマリア」より「マリアのテーマ」「私はマリア」♪ ブルー。トウ・トウ3-3を鮮やかに下り、ルッツやフリップでちょっと手をついたが着氷。後半ルッツ・トウ3-2やサルコウ・トウ・ループ3-2-2も入る。
 大きなスパイラルやイーグルのコレオ、速いタンゴのリズムで激しさと勢いのあるステップ。最後は大きなスプリットジャンプで締めくくった。
 ショートプログラムに続いて素晴らしい演技、顔を覆って喜ぶ。自己ベスト大幅更新に感激

<G4>
19 エレーナ・ラジオノワ(ロシア) SP:71.70(5) FS:138.11(5) 合計:209.81(6)
 「タイタニック」♪ 緑とピンクにリボン。いつものように勢いよくスピードにのって、ルッツ・トウ3-3から次々ジャンプを決める。ループ・ループ・サルコウ3-1-3も入り、ジャンプはどれもきちんと。
 映画のセリフを使いながら、ドラマチックに演じる。いつもこの選手は力いっぱい

20 エフゲニア・メドヴェージェワ(ロシア) SP:73.76(3) FS:150.10(1) 合計:223.86(1)
 「ウォリスとエドワード~英国王冠をかけた恋~」♪ ブルーグレー。声援が止まらない中、耳をふさぐ最初のポーズ。今日もよく伸びるスケートで、フリップ(片手上げ)・トウ3-3、ルッツ、ダブルアクセル+2回転トウループ+2回転ループ(全部片手上げ)など、完璧
 長い手足を活かしながら、一蹴りをよく伸ばして、スピード感のあるスケート。今日もよくできました ちなみに、合計7回片手を上げて跳んだ。
 キム・ヨナの記録を0.04上回って、女子フリーの歴代最高得点 圧倒的な得点でトップに立つ。

21 宮原知子 SP:70.72(6) FS:139.89(3) 合計:210.61(5)
 「ため息」リスト♪ 乙女心のピンク。何度も肩を上下させて、緊張をほぐして位置につく。ルッツ・トウ・ループ(両手上げ)決まった フリップ、ルッツ、後半2つのダブルアクセル+3回転トウループ、全てのジャンプをなめらかに決めていく。
 恋しい想いに揺れる気持ちを表すようなステップ、遠くに送る口づけ、美しいスパイラル。自己ベスト更新はならなかったが、今季を締めくくるに相応しい演技

 宮原がこの時点でラジオノワを上回って2位につけ、5位以内を確定。浅田真央の7位以内と合わせて、日本の3枠確保が決まった。

22 アンナ・ポゴリラヤ(ロシア) SP:73.98(2) FS:139.71(4) 合計:213.69(3)
 「シェヘラザード」リムスキー=コルサコフ♪ ターコイズブルー。ルッツ・トウ3-3、ループ・ループ・サルコウ3-1-3、後半ループ・トウ(片手上げ)3-2、ジャンプは全て下りた 着氷後の流れとスケーティングが見事に溶け合って、雄大なシェヘラザードになっている。
 会心の出来に頭を抱えて喜ぶ。自己ベスト更新とトップには届かず。

23 グレイシー・ゴールド(アメリカ) SP:76.43(1) FS:134.86(6) 合計:211.29(4)
 「火の鳥」♪ 燃える赤。地元アメリカの最後の期待を担う一人。ルッツ・トウ3-3はほぼ下りてたのに、仰向けになって両手で支える形になってしまった 鳥がちょんちょんと歩いているような、可愛らしい仕草が織り込まれたステップ。後半ダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループ! ルッツが2回転になったが、再生する命のエネルギーに溢れたコレオシークエンスで沸き返る。
 この時点で3位。メダル獲得なるか

24 アシュリー・ワグナー(アメリカ) SP:73.16(4) FS:142.23(2) 合計:215.39(2)
 「ムーラン・ルージュ」♪ 白にゴールド。大会最後を飾る滑走を、地元の選手が期待を背負って。ダブルアクセルがまず決まって会場に火がつく。フリップ・トウ3-3、ループ・ループ・サルコウ3-1-3、ジャンプを決めるたびに興奮する会場。
 最後のルッツを下り、怒涛のコレオシークエンス。最高の演技をここで、やってのけた。
 自己ベストを大幅に更新して、ついに世界選手権のメダルに輝く

 結果、優勝はシニア1年目ながら歴史的高得点を出したメドヴェージェワ、2位は世界選手権5回目の出場で初メダルのワグナー、3位にポゴリラヤ。ゴールドが4位、宮原知子が5位、ラジオノワ6位。
 7位浅田真央、8位本郷理華、ここまで全てアメリカ・ロシア・日本が占めた。9位ガブリエル・デールマン、10位長洲未来。
 3位ポゴリラヤから6位ラジオノワまでは3.88。メダル争いは僅差の戦いだった。
 来季枠は、ロシア、アメリカ、日本が3枠。カナダ、中国は2枠変わらず。韓国とフランスが1枠に減った。

 見ごたえある大会だった。選手の皆さん、お疲れ様 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界選手権2016ペア・フリー

2016年04月03日 06時39分35秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2016ペア・フリージャッジスコア)。

<G1>
1 ローラ・エスブラ/アンドレイ・ノヴォセロフ(フランス) SP:52.78(16) FS:84.46(16) 合計:137.24(16)
 「Maleficient」「Once Upon a Dream」♪ グレー、黒。3回転ツイストやリフトはよかったが、サイドバイサイドジャンプは2つとも女性が転倒。スロージャンプは片手をついたり着氷が早く開いてしまったりと、ちょっと不本意な出来。それでもサイドバイサイドスピンを丁寧に合わせ、頑張った。

2 ヴァレンティナ・マルケイ/オンドレイ・ホタレック(イタリア) SP:59.76(13) FS:110.97(15) 合計:170.73(14)
 「The Way We Were(追憶)」「Stayin' Alive」「Disco Inferno」♪ 黒、赤シャツに黒ベスト。まずはしっとりとした曲で、サイドバイサイドの3回転ルッツをそろって決めた! ツイストも3回転。スロー3回転ループ、ルッツと着氷。コンビネーションジャンプは男性が第1ジャンプで転倒してしまった。
 ディスコサウンドで踊りまくりながら、キャッチフット姿勢のきれいなリフトも。ご挨拶もジョン・トラボルタ風のポーズ


3 王雪涵(Xuehan WANG)/王磊(Lei WANG)(中国) SP:57.32(15) FS:111.33(14) 合計:168.65(15)
 「マイ・フェア・レディ」♪ ピンクのドレス、燕尾服風。美しい3回転ツイストから。スロー3回転サルコウとループはいずれも鮮やか。コンビネーションジャンプは女性が第1ジャンプで転倒したが、単独サルコウは2回転に。サイドバイサイドスピンをきれいに合わせる。
 途中、男性のタイがはずれて、ちょうどカメラの前で飛んでった これも減点1になってしまった。

4 タラ・ケイン/ダニエル・オシェア(アメリカ) SP:59.27(14) FS:118.96(11) 合計:178.23(13)
 「Music of the Night」♪ 黒スリップドレス、グレーのシャツ。アメリカ期待の若手に大声援。3回転ツイストは若干軸が斜め^^; ダブルアクセル連続のシークエンスに拍手。リフトの下ろし方がスムーズで表現になっている。
 スロージャンプの転倒があってベストには届かなかったが、まずは力を出せた演技。


<G2>
5 ニコーレ・デラモニカ/マテオ・グアリゼ(イタリア) SP:64.82(11) FS:118.49(13) 合計:183.81(11)
 「(「ロミオとジュリエット」より)Cosmic Journey」♪ ワインカラー。サイドバイサイドの3回転サルコウをそろって下り、トウ・トウ3-2はタイミングにずれはあったが2人とも着氷。スロー3回転ループとサルコウもしっかり決めた。スパイラルやダンスリフトのコレオシークエンス、リフトに安定感がある。サイドバイサイドスピンを丁寧に合わせてフィニッシュ。

6 ヴァネッサ・ジェームズ/モルガン・シプレ(フランス) SP:66.69(9) FS:119.14(10) 合計:185.83(10)
 「ロミオとジュリエット」♪ オフホワイト。高さのあるツイストから。コンビネーションジャンプでトウ・トウ3-3、少しずれたり着氷乱れたが頑張った! サイドバイサイドスピンの見事なユニゾンに拍手が起こる。キャリーリフトでそのままラウンジポジションに下ろしてフィニッシュ

7 カーステン・ムア-タワーズ/マイケル・マリナロ(カナダ) SP:66.06(10) FS:124.84(8) 合計:190.90(8)
 「ロミオとジュリエット」♪ 藤色のグラデーション。アメリカ勢に次いで声援が大きいカナダ勢。3回転ツイスト、スロー3回転ループとサルコウに乱れがない。サイドバイサイドジャンプはトウループ3連続だったが、男性が2つ目でステップアウト、単独はサルコウをそろって下りる。デススパイラルは回転数が多くて一気に盛り上がった。
 このペアのベストを大きく更新して大喜び

8 彭程(Cheng PENG)/張昊(Hao ZHANG)(中国) SP:60.01(12) FS:122.45(9) 合計:182.46(12)
 「真珠採り」ビゼー♪ 紫系。3回転ツイスト、スロー3回転ループとサルコウを決める。コンビネーションジャンプはトウ・トウ3-2。サイドバイサイドスピンで、いきなりカメラがパン つまり2人の距離がかなり遠かった^^; 安心して見られるキャリーリフト。
 ただ、得点と順位にはコーチの趙宏博が渋い顔。この時点で4位、つまり最低だと12位になる可能性があり、その場合は隋/韓が優勝しないと3枠確保できない。。。どうなる?

<G3>
9 アレクサ・シメカ/クリス・クニーリム(アメリカ) SP:71.37(7) FS:118.69(12) 合計:190.06(9)
 「エリザベス:ゴールデン・エイジ」♪ クリーム色のドレス、茶系のジャケット。高いツイスト!4回転 スロージャンプはサルコウ、フリップともちょっとステップアウト。スパイラル姿勢の男性の背中に乗せるダンスリフトが素敵。細かいつなぎの動きがきれいなペア。

10 クセニア・ストルボワ/フョードル・クリモフ(ロシア) SP:73.98(5) FS:140.50(4) 合計:214.48(4)
 「Man and Shadow」♪ グレー。少し重い曲だけど、要素から要素への流れがいい。スロー3回転フリップとサルコウは距離が出る。トウループのコンビネーションジャンプは3-3-1と頑張る。サイドバイサイドスピンもしっかり合わせた。
 怪我でヨーロッパ選手権を欠場したが、なんとかここまで持ってきた感じ。

11 リュボフ・イリュシェチキナ/ディラン・モスコヴィッチ(カナダ) SP:68.17(8) FS:131.35(6) 合計:199.52(7)
 「交響曲第2番」より「アダージョ」ラフマニノフ♪ 白いドレス、男性は紺で肩に星。柔らかく滑り出し、3回転ツイストから。コンビネーションジャンプ3-2ぴたり! スロー3回転ルッツ、ループと余裕。曲が盛り上がるところでサイドバイサイドスピンのユニゾンがはまり、リンクいっぱいに使うキャリーからローテーショナルリフトが素晴らしかった。
 自己ベストを大幅に更新する得点に、喜びいっぱい

12 エフゲニア・タラソワ/ヴラディミル・モロゾフ(ロシア) SP:72.00(6) FS:134.27(5) 合計:206.27(5)
 「ノクターン」「プレリュード」「革命のエチュード」ショパン♪ 女性の衣装にはト音記号や音符が描かれ、男性はタキシード。指揮棒でトントンと叩く仕草から。ツイスト、高い 3回転サルコウは男性が片手をついたが着氷、トウループ3連続は3-2-2でそろった スロー3回転サルコウからそのままイーグル、美しい。
 曲調の変化を上手に使ってめりはりがある。初の200点台

<G4>
13 隋文静(Wenjing SUI)/韓総(Cong HAN)(中国) SP:80.85(1) FS:143.62(2) 合計:224.47(2)
 「サムソンとデリラ」より「Mon coeur s'ouvre a ta voix(私の心はあなたの声に開く)」♪ 水色のドレス、男性は青と茶。4回転ツイスト決まった コンビネーションジャンプのトウ・トウ3-2もそろう。攻めのスロー4回転サルコウ、惜しくも転倒。イーグルで女性が逆立ち姿勢のキャリーリフト。随所に見せる女性の柔らかな身のこなし、すっかり大人のレディになった
 自己ベスト更新に納得しているが、それほど喜んでいない。勝ったという自信はない感じ。

14 メーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード(カナダ) SP:78.18(2) FS:153.81(1) 合計:231.99(1)
 「Hometown Glory」♪ 深い青。ツイスト、得意の3回転ルッツ、スロー3回転ルッツ、そしてスロー4回転サルコウが軽々と決まった トウループ3-2-2のコンビネーション、スロー3回転フリップ、次から次へ全ての要素を完璧に決めていく。エネルギーに満ち溢れながら、まったく崩れないユニゾン。
 あまりに素晴らしい演技に、終わってぴょんぴょん跳びはねて喜ぶメーガン。自己ベストを大幅更新してトップに。


15 アリオナ・サフチェンコ/ブルーノ・マソ(ドイツ) SP:74.22(4) FS:141.95(3) 合計:216.17(3)
 「Sometimes」♪ 赤から黒へグラデーション、女性はつなぎで背中の開きがハート型みたい 高いツイスト、トウ・トウ3-3のシークエンスを決める。女性が仰向けのキャリーリフトが迫力。最後にスロー3回転サルコウを決めてフィニッシュ。
 前のパートナー、ロビン・ゾルコビー引退から、新パートナーの移籍に苦労して、ようやく世界の舞台に帰ってきたサフチェンコ。シーズンベスト。


16 タチアナ・ヴォロソジャル/マクシム・トランコフ(ロシア) SP:77.13(3) FS:128.68(7) 合計:205.81(6)
 「Bram Stoker's Dracula」♪ ワインカラー。五輪チャンピオンはどこまで戻ってきているか。3回転ツイストを決め、フリップとループのスロー3回転を下りる。サイドバイサイドジャンプは3回転サルコウで男性がステップアウト、コンビネーションにできなかったが、単独の3回転トウループはぴたりとそろった。
 リフトが一つ無効0点に、、、ツイストやスローで4回転がないだけに、これは痛かった

 結果、優勝はデュハメル/ラドフォードの2連覇、2位隋/韓も2年連続の銀メダル、3位サフチェンコ/マソ。サフチェンコが表彰台に戻ってきた。そしてロシアが1組も台上にいない
 4位ストルボワ/クリモフ、5位タラソワ/モロゾフ、6位ヴォロソジャル/トランコフとロシア勢が続く。7位イリュシェチキナ/モスコヴィッチ、8位ムア-タワーズ/マリナロとカナダ勢。地元アメリカは9位シメカ/クニーリムが最高で、10位にジェームズ/シプレが入った。
 来季枠は、カナダとロシアが3枠。中国、ドイツ、アメリカ、フランス、イタリアが2枠。ペア大国・中国が2枠に減ってしまった なかなか難しい・・・
 今夜フジテレビの放送は深夜1:30(25:30)~2:30。これは大きい画面でもう1回見なくちゃ


 あとは女子フリー。真央ちゃん、知子ちゃん、理華ちゃん、頑張って!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする