AKB48の旅

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永遠プレッシャーMV

2012年12月14日 | AKB
例によって何を今更「永遠プレッシャー」。今回は4タイプを入手するのに手間取ったこともあって、なんか感想を書くタイミングを逃してしまってた。ネットでもいろいろ言われてたけど、出荷を減らしたのか、販売店が発注を絞ったのか、それともその両方なのか。確実に言えそうなことは、流通在庫がいつもより明らかに少なかったみたい。

さて肝心のMVだけど、「永遠プレッシャー」はこれってどっかで見たことある感がたっぷりで、思い返してみるに、映画"HOUSE"がモチーフなのかなと。うろ覚えだけど、独特の色調や女の子のフレーミングの仕方、時間軸の操作、アニメや字幕挿入、フィルム感の演出、音楽もこんな感じではなかったか。唐突なホラーとエロの挿入も、どこか"HOUSE"を意識してるくさい。と言いつつ、横山さんのシャワーシーンは当然のようにちっともエロくないけど。

そういや、以前ツイッター情報で大林宣彦監督が撮ったという噂があったけど、あれは2月の桜曲だっけ?。この内容だと、まったく無関係だったとも思えないんだけど。けれども実際には高橋栄樹監督。最近のAKB関連の映像作品、高橋監督がほとんど専属状態かも。でもって、これって高橋監督からの大林監督へのオマージュってことで良いの?

「とっておきクリスマス」、こちらもどっかで見たことのある撮り方だけど、具体的な名前を思いつけない。意図的に懐かしさを出してる感じで、このイメージは、もしかしてバブル以前かなあ。

「強がり時計」、これだけ見てると、冒頭から延々続く高柳さん、木崎さん、木元さんのおしゃべりの意図が分からないけど、JRとともに北原さんフィーチャーされてること、次の「HA!」がまさにそうであることから、これが兼任を背景とした作劇であることが深読みできそう。ダンスがどこか未完成な感じがするけど、こっちはスケジュールとかの問題?

「HA!」、これは凄い。渡辺美優紀さんを拉致って、横山さんが中に入りたいって、まんま兼任模様の話をヤクザの抗争話に落とし込んで盛りまくってるわけで、このやり方はマジすか1とまったく同じ。間違いなく面白くなるんで、このまんまマジすかのNMBバージョンを作ってくれないものか。あとは、とにかく道頓堀の船上でのダンスがひたすらかっこいい。ダンスバージョンを作ってくれー。

「初恋バタフライ」、ひねりのない、王道ど真ん中アイドルソングのMV。あんまりAKBGらしくないといえばらしくないかも。これがデビュー曲でも良かったような。

というわけでC/W3曲揃って捨て曲なしどころか、もったいないくらいの良曲揃い。それぞれの次回シングルで問題ないレベルじゃなかろうか。特に「HA!」はなんでこれをシングルにしなかったのか。このパフォーマンスがほとんど日の目を見ないというのは不憫過ぎる。

「チームB推し」、推し目線だとこれでも良いのかもしれないけど、うーむ。

「ファーストラビット」、スタジオのセットを見ると、絵作りとしては「不思議の国のアリス」をモチーフにしてるのが分かる。けれども「サヨナラ」の後に大島さんのスマホに届くメールの文面は、この曲が隠し持つ全く異なったメッセージを暗喩してる、少なくとも私はそう受け取ったけど、MVスタッフに秋元康の名前がないんで、そこがどうにも弱いかも。以下にメールの文章を転載。

以下引用
自分はいなくなってしまったけど、みんなならきっと乗り越えられる。

わたしはだめだったけど、乗り越えた姿が見たいし、見せつけてほしい。

それが私の素直な気持ち。
3時の鐘がなる時に、みんなに奇跡が起きますように。
以上引用

発信者は空白になってるけど、最初の文章から、これが前田さんをイメージしてるのは明らか。最初の2段の文章を併せれば「私の屍を超えて行け」のメッセージとなる。というかそれ以外の読み方ができるとは思えない。

そして「3時の鐘がなる時」、選抜メンバー達に起こった「奇跡」とは、全員がファーストラビットとなること、つまりは次の前田さんとなり、その屍を超え、力尽きれば、次の者がまたその屍を超えて行く・・・。この件については既述なんで、過去ログ参照のこと。

「桜の花びら」、逆再生される様々なシーン。そのまんまで受け取っても良いんだけど、そして本当に偶然なのかもしれないけど、これは、知ってる人ならピンと来るある映像と重なるかもしれない。書かない方が良いと思いつつ書いちゃうけど、実は「仮面ライダー電王」のオープニングが正にこれで、主演はもちろんあの人。

もし意図的なんだとしたらずいぶんな扱いだと思うし、偶然なんだとしたら、それはそれで「持ってる人」である前田さんらしいということになるのかも。

「永遠より続くように」、うーん、論評は控えます。