AKB48の旅

AKB48の旅

みのもんた氏から70点

2016年08月31日 | AKB
指原莉乃、みのもんたより賛辞「これだけできるのは珍しい」“約半世紀”歳の差タッグ
http://mdpr.jp/news/detail/1610173

― 指原の印象は?

受け答えがハッキリしていて、とても利口なお嬢さんですね!若手のタレントさんやアナウンサーなどはしゃべりが非常にゆるやかだけど、彼女は違う。やっぱりそういう点を見込まれて今回、起用されたんだと思うな!

― ベテランから見て、指原の司会は何点?

100点というと、嘘になっちゃいますからね。でも、70%は確実ですね!あとの30%は、組む相手次第で高まっていくのだと思います。今回は小籔くんがいてくれて、番組をとても盛り上げてくれました!

― 指原にMCとしてのアドバイスは?

いやいや、もう十分だよ。これだけできるのは珍しいなと思う。5人いれば5人、3人いれば3人…ちゃんとそれぞれの出演者の個性を見極めて進行するのがスゴイ。きちんと台本を読み込んで来ているのでしょう。なかなかできることじゃないですよ!


土田晃之氏にもラジオ番組で言われたようだけど(未聴)、指原さんの向かうところはまずは司会業と思われるんで、最難関とも考えられるみのもんた氏に、あっさり合格点を戴けたのは何よりかと。しかも、単なるリップサービスとは思われない、具体的な指摘まで伴ってる。

引用はしてないけど、これに続く指原さんの受けも、例によって例のごとし。

Catch up 「てちねる」 その4

2016年08月30日 | AKB
以下、"blt graph. vol.10 2016 AUGUST"14pより引用

(「世界には愛しかない」を聴いて)一番に浮かんだのが、(長濱)ねるのことなんですよ。そのことを、ねるに話したら「私も平手のことが浮かんだんだよね」って言ってくれて。"君に会った瞬間 何かを取り戻したように"っていう歌詞に、私はグッときたんですけど、ねると出会っていなかったら私はたぶん、もっと精神的に幼いままだっただろうなって。そして、ねるだけじゃなくてメンバーみんなと出会っていなかったら、今の自分は絶対にないと思う。

平手さんにこう語らせただけでも、秋元氏がこの曲に託した思いの、少なくとも一端は実現されていることになるんだろう。それとともに、これまで欅坂に提供された楽曲群は、やはり大枠の「物語」と「指導」という形で配置されてると見なして良いように思う。

48/46Gの過去を振り返ってみても、最初からここまでストレートというか露骨なのは、欅坂が初めてではないか。ここからも、秋元氏が欅坂に入れ込んでいるとする私の印象が、決して単なる思い込みではないと強弁できそうだし、それ以上に、結実としての楽曲群の素晴らしい出来具合が、とりわけ平手さんの逸材ぶりの証明になってる。

スペースシャワーTV「欅坂46スペシャル-世界には愛しかない-」

2016年08月29日 | AKB
Catch up「欅坂46」という感じで、スペースシャワーTVの「欅坂46スペシャル-世界には愛しかない-」を興味深く見た。

番組のメインは、守屋茜、志田愛佳、渡辺梨加、織田奈那の4人、菅井友香、小林由依、今泉佑唯の3人、石森虹花、平手友梨奈、渡邊理佐、土生瑞穂の4人(それぞれ敬称略)という3組によるロングインタビューで、これを見る限りは、欅坂には複雑系の動的組織形成は起こっていないように見える。

割とありがちな女子集団というか、現状、おだやかな静的組織状態のように見える。批難の意図はないよと例によって念押しだけど、仲良しお嬢様グループ感とか女子大生グループ感が前面に立つ感じ。そういえば「欅って、書けない?」でも誰かがそんなことを言ってた。各インタビューグループをなんとなく仕切ってるのが、それぞれの筆頭にあげられてる守屋さん、菅井さん、石森さんで、ゆるやかな年功序列メインによる秩序というところかな。

AKBの黎明期はともかくとして、メジャーデビュー期というくくりだと、この欅坂の組織構築は、AKBとは相当に隔たりがあると思われる。このあたりは、チーム間の葛藤、脱退者(卒業者)、選抜システム、そして売れない苦悩と、これでもかとばかりに置かれた状況が違うわけで、当然と言えば当然なのかも知れない。さらにはこの先、AKBには選抜総選挙までもが課されることになる。

では乃木坂と比べるとどうか。乃木坂のことをちゃんと理解してるとは思えないんで、間違ってるかも知れないけど、乃木坂では決して払拭できなかった虚構感がほとんどなくて、生身の人間の素が出てる感触がなんと言っても印象的。もちろん好印象。そんな中、長濱さんだけが表層しか見えない感じで、これが「孤独」ということなのか、あるいは乃木坂にまとわりつく「虚構感」と同等のものなのかとか、いろいろ考えさせられる。

あとは、TIF2016の映像が素晴らしかった。BSスカパー版とは別カメラの別編集で、実はBSスカパー版はあまり印象が良くなかったんだけど、それが大幅に改善されることとなった。やはり平手さんだけが異次元にいるようで、平手さんの推しカメラというと言い過ぎだけど、アップがメインになると「サイレントマジョリティー」も「世界には愛しかない」も、圧倒的なパフォーマンスとなる。MVの感動がよみがえる。

これを見てあらためて思ったのが、平手さんと欅坂というグループとの関係性というか、この平手さんの突出ぶりを今後ともどう扱っていくのか。それはもちろん運営サイド、そして秋元氏の手腕ではあるんだろうけど、当然のようにメンバーサイドの覚悟と、グループとしての高次の組織構築が必然的に求められることになるのではないか。

AKBにおけるキーパーソンが高橋さんであったように、それは長濱さんの働き如何になるのか。それとも例によって予定調和を崩す、予期せざる展開になるのか。

アイドル文化と男女差

2016年08月28日 | AKB
私たちが女性アイドルにハマる理由 急増する「女オタ」たち 乃木坂46の握手会に潜入
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160826-00000004-withnews-ent

「昔と比べて、女性の『カワイイ』に対する意識が変わってきた。昔は男性ファンがほとんどを占め、『オタク』という言葉にはどこか侮蔑する響きさえあったが、アイドルが『カワイイ』ことに気付いた女性たちが、『アイドルオタク』になることへの抵抗はなくなりつつある」と濱野さんは話します。

女性にとっては、宝塚やファッションモデルに対しても憧れに似た感情を持ちやすいのですが、その中でも女性アイドルは「会いに行ける」という絶妙な距離感が好まれているとのことです。

また、今の時代はSNSの発達で、自撮り写真などを簡単にアップすることができるようになりました。女性たちはアイドルの姿を見て自分磨きに励み、『カワイイ』という言葉を友人同士で掛けあい、それが共通のコミュニケーションになっている、と濱野さんは指摘します。


久々に濱野氏の名前を目にしたような気がする。

例によって上から目線で申し訳ないけど、「女オタ」界隈については、たぶん複数のアプローチ、一例ワナビーと母性あたりから議論した方が良いような。と言うか、男性アイドルにハマる「男オタ」がほとんどいない(たぶん)という非対称まで、視野に入れないといけないんじゃないかな。

大人と子供
http://blog.goo.ne.jp/ichthyophagi/e/7ef06787dad6af3e0db2829f1ff801a7

カワイイ文化とネオテニー
http://blog.goo.ne.jp/ichthyophagi/e/5f71d70c2d6552e6fc33725f9ebbee79

Catch up 「てちねる」 その3

2016年08月27日 | AKB
平手さんと長濱さんの関係性については、御本人達はインタビューの中で、ほぼ「孤独」と「責任感」というキーワードでくくれそうな感じで語ってたけど、ブログとかを通して垣間見えてくるのは、やはり「化学反応」という言葉に集約されるような「特別な関係性」の構築であるように見える。

ここで言う「化学反応」の具体的な代表例は、言うまでもなく「あつみな」ということになるけど、「あつみな」とはそれこそAKBワールドをこの世に現前させた奇跡の「化学反応」なんであって、こんなことが2度と起こることがないだろうというのは既述の通り。そしてもしかして、秋元氏がこの辺りを「誤解」してるかも知れないというのも既述の通り。

一度きりの奇跡
http://blog.goo.ne.jp/ichthyophagi/e/5a7ff34f9636e94f0776984e2537eee0

AKB48新聞12月号の秋元康インタビュー
http://blog.goo.ne.jp/ichthyophagi/e/96e9101d9ec8ae10aab24dbbaf18acf3

では平手さんと長濱さんにおける「化学反応」とは何なのか。現状で与えられた情報からまず思い浮かぶのが、特殊な意味での「天才と秀才」の関係性に近いのではないかという見方。

平手さんを安易に「天才」と呼ぶのはアレだけど、生まれ持った特異才能に恵まれた人ぐらいは言っても良いだろうし、若干14歳(当時)にして欅坂のセンターを担うというのは、そういうことでもあるだろう。そんな「天才」の最良の理解者としての「秀才」に相当するのが長濱さんなんではないか。

ネットを見てたら「本能で生きるてち、それを知性で支えるねる 」というシンプルな言葉があった。単純化が過ぎるかも知れないけど、当たらずとも遠からずの評価という風にも思える。物語的な表現だと、映画「アマデウス」における天才モーツアルトとその理解者としてのサリエリの関係性(才能の部分のみ)との相似。あるいは飛躍が過ぎるかも知れないけど、ソニーにおける井深大氏と盛田昭夫氏の関係性、あるいはホンダにおける本田宗一郎氏と藤沢武夫氏の関係性との相似。

そういう意味では、「あつみな」とはレイヤが違うけど、やはりこちらとも相似形と言えるのかも知れない。となれば、秋元氏がのめり込んでる(あくまでも私的見解だけど)というのも宜なるかなということになる。