AKB48の旅

AKB48の旅

週刊新潮11月1日号のもう一つの記事

2012年10月31日 | AKB
せっかく買った週刊新潮なんで、もう一つ載ってた「ピンでは影が薄かったグリーンカーペットの前田敦子」という記事の方も取り上げとく。内容的には平凡を超えてお粗末と評するしかないんだけど、まあそれなりに両論併記にはしてあるんで、マイナス側の立場で名前の出てる肥留間正明氏のブログがあったんで読んでみた。

正直、公正を期すつもりではあったんで読み通そうと思ったんだけど、最新の投稿(と言っても2011年5月17日付だけど)でもう苦痛でしかなくなってしまった。なんとか一つでも多くの投稿をと拾い読みを試みたけど、半分も読了できずに敢えなく挫折。

というわけで具体的に何らかの評価をするというのは避けたいところだけど、こういう方向性の投稿を書く人からのマイナス評価なら、それはそれで逆神的な価値があるかもとは思ったかな。

新潮の記事に戻って、肥留間氏による前田さんの評価を以下引用

歌も演技も巧くないし、圧倒的な美人でもない。そもそも、AKB自体がクラスで何番目かに可愛い女の子の寄せ集めで、傑出した逸材はいません。誰もかれもみな似たようなカラーです。前田は、これといった個性もないままにAKBという船から降りたのです。これから積極的にイメージチェンジを図っていかないと、芸能界を渡っていくことさえ難しいでしょうね。

以上引用

この評価内容に限っても、肥留間氏がAKBというものを全く理解していないのは明かだろうし、理解する気がないんだろうというのも伝わってくる。確かにそんなこととは関係なく女優前田敦子が評価されるというのも分かるし、それはそれで正論だろう。けれども、前途多難な立ち位置こそが前田さんの選んだ道なんであり、そこで戦う目的は紛れもなくAKBという存在様式の存亡をかけたもの。私が言うのも何だけど、そこは評論家を名乗っているのであれば、最低限の知識は仕込んでおくべきなんじゃないか。

週刊新潮11月1日号「秋元康研究 最終回」

2012年10月30日 | AKB
さすがに最終回だけあって、ある意味連載全回を通して一番興味深かったかも。テキスト量もこれまでで最長かな。といってもそこに書かれた情報そのものが面白いとかではなくて、筆者の立ち位置というか視点が何ともね。

載せられた情報そのものは、確かに初めて聞いた話もあるにはあるけど、「名古屋の得仙での鮟鱇パーティにお世話になった方々をご招待」というファクトは確かに大事ではあるけど、そこから引っ張る「秋元康は義理堅い」から実弟によるマスコミ支配という構図は、こちらは既に何度もマスコミ上に出てきた話でもあるし、無理筋とは言わないけど、悪意の視点には違いない。そうではなくて、むしろ乃木坂46をはじめ「義理堅い」方に視点を傾ける方が現状に合ってると、少なくとも私は思うし、そういう視点の方が生産性が高いんじゃないかな。

「前田敦子の卒業記念のJR秋葉原駅ジャック」にしても、別に強制とかではないというのは当のマスコミ各社自身が述べてたし、それを「広義の強制」とするのは、特亜関連でのよく似た話と比較してみたくなる。筆者(というかこれを書いたノンフィクション作家さん)は、そっちの方面はどう考えてるのか知りたいところ。ダブルスタンダードになるのか、それとも?

記事の後半の「AKB商法」にしても、既に議論が出尽くしたものをこねくり回すだけで、だから何が問題なのかを明確にはできてないように思う。アイドルビジネスは基本、サービス産業であり、商行為である。そのどこに不正があるのか、問題があるのか。「未成年の犯罪を助長」に話を繋ぐあたり、あざといとしか思えない。

パチンコ産業との関連についても、同様の印象操作が続く。京楽が国内の48Gのオーナーなんであり、これは投資なんだから、そこから社会正義に反しない範囲で最大の利益を得ようとするのは当たり前すぎること。それ以前にパチンコを社会正義に反すると考えてるのなら、AKBではなくて、主体者である業界そのものを非難するべき。まっとうな商行為としての「重力シンパシー公演」を矢面にするのは、それこそお門違いでは。

最後に最終回としての〆の部分を引用。この連載の全体像を総括する、そういう意味ではなかなかの「名文」だと思う。

以下引用

泥臭くも、放送作家として身を立て、パトロンを渡り歩き、生来のギャンブル好きから、悲願ともいえる劇場アイドルビジネスに勝負を賭けたところで、舞い込んだAKB48の大成功。だが、それは文化の創造主としての評価よりも、巧みな錬金術師としての羨望の眼差しが彼に注がれる。時代の寵児と呼ぶよりは、時代が生んだ偉大な山師としての顔。

(中略)

パチンコ玉の飛び交う中で、大当たりのリーチがかかる度にパチンコ台の画面の中にせわしなく現れては消えるAKB48の女の子たち。いつしかその姿が、利権と共に小さな舞台の中に閉じ込められた、操り人形のように見えて仕方がなかった。

以上引用

引用前段は、評価の視点を変えるだけで容易に反転する内容であることは論を待たない。本ブログの立場は言うまでもなく、秋元康を「偉大な文化の創造主」と見なしてるし、この連載を読了した後も、その立場を変える必要を特に感じない。まあ何というか、ルサンチマンはやめとこうよ。

引用後段はコメントしようがないけど、一度切りの人生なんだからなるべく楽しく生きようよということで。

連載全体を通してだけど、当初は「批判」意図はなかったつもりなんだけど、昔の自分自身を突きつけられるような内容に、どうにも過剰に反発してしまったかもしれないのは反省点。ただ、連載全体を通しての記述は比較的冷静のように思えたんで、筆者の本意というよりは「秋元康を叩く内容」という新潮サイドの発注だった可能性もあるかなと思うし、そうであれば筆者にはお疲れ様と言いたいところ。ただもう少し突っ込んだ取材があればなとは、指摘しといてもいいよね。

48Gの姓

2012年10月29日 | AKB
以下名無しさんから引用

※現役メンバー(日本48G(江口除く)+JKT野澤)のみ
※卒業予定メンバーは除く
※順不同

6人
佐藤(天彩・亜美菜・すみれ・夏希・聖羅・実絵子)

5人
小林(香菜・茉里奈・絵未梨・莉加子・亜実)

4人
山田(麻莉奈・みずほ・澪花・菜々)、加藤(夕夏・るみ・智子・玲奈)

3人
岡田(栞奈、彩花、奈々)、松井(咲子・玲奈・珠理奈)、小嶋(陽菜・菜月・真子)、石田(優美、晴香・安奈)、木下(春奈・百花・有希子)、

2人
田中(菜津美・優香)、中西(智代梨・優香)、上野(遥・圭澄)、前田(亜美・美月)、高橋(みなみ・朱里)、梅本(まどか・泉)、後藤(泉・理沙子)、渡辺(麻友・美優紀)、島田(晴香・玲奈)、山本(彩・ひとみ)、竹内(美宥・舞)、鈴木(まりや・紫帆里)、大島(優子・涼花)、内山(奈月・命)

1人
岩佐、野澤、穴井、植木、熊沢、兒玉、指原、下野、松岡、宮脇、中田、仲谷、坂口、田島、谷、冨吉、朝長、深川、渕上、板野、内田、梅田<うめだ>、梅田<うめた>、村重、本村、森保、若田部、多田、大家、片山、倉持、秋吉、松原、秋元、岡本、安陪、伊藤、井上、今田、岩花、宇井、篠田、高城、仲川、草場、神志那、駒田、菊地、小笠原、門脇、岸野、小谷、田名部、近藤、篠原、上西、白間、福本、名取、松田、山口、吉田、沖田、川上、高野、谷川、肥川、三田、村上、村瀬、矢倉、木崎、山岸、與儀、中塚、仁藤、赤澤、東、石塚、井尻、植田、野中、藤江、鵜野、梅原、太田、上枝、日下、久代、黒川、河野、古賀、峯岸、小柳、宮澤、横山、河西、柏木、北原、杉本、高山、中川、西澤、林、久田、三浦、室、薮下、山内、大矢、小森、近野、増田、宮崎、鬼頭、桑原、菅、須田、高田、出口、平松、矢神、阿部、赤枝、光宗、阿比留、井口、小木曽、高柳、秦、古川、松本、向田、矢方、磯原、上野、金子、西野、木本、斉藤、酒井、柴田、高木、都築、原、古畑、山下、市野、犬塚、岩永、江籠、新土居、日置、藤本、二村、松村、水埜、宮前、市川、入山、岩田、大場、川栄、島崎、田野、仲俣中村、永尾、山内、伊豆田、藤田、武藤、森川、大森、佐々木、平田、相笠、岩立、北澤、篠崎、高島、村山、茂木、橋本

以上引用

かぶってる方よりも、これだけの大所帯で一人しかいない姓がこんだけあるのが興味深いな。日本人の姓は一説には世界一多いらしいけど、なかなか壮観。

英語圏で48Gのようなことやったら、同姓がかぶるどころか、同姓同名が何人出ることやらと思うと、歴史的、文化的背景としての共同体の構成の違いみたいなのが浮かび上がるのかも。そう考えると、48Gみたいな存在様式そのものが、まさに日本的であることが透けて見えるのかもね。

Mステ10月26日のUZA

2012年10月28日 | AKB
フォーメーションがかなり複雑で、テレビ画面からはなかなか全体像が見えづらい感じ。Jの体調不良が影響してる可能性があるけど、じゃんけん大会の初披露からはいろいろ変更(修正)が入ってるように見える。どうやら見せ場のドルフィンは、山本、高橋、大島、横山で固定なのかな。山本さんがいなかった火曜曲では、向かって左は川栄さんか?しっかり失敗してたけど。

あとは場数を重ねる度にダンスがこなれてきてて、それだけでも見応えがあった。まあ、よく見ると踊れてない方もわずかながらいるようだけど、そこはちゃんと後列になってるし、見なかったことにすれば良いだけのこと。

リアルタイムのぐぐたすのストリーム見てて思うのは、Mステに対する反応というか、無反応というか。もちろん公演や仕事等で生で見れなかったのもあるかもしれないけど、録画して見たメンバーは少なくなかったはず。記憶は当てにならないけど、以前はもう少し素直に、生か録画かを問わず「Mステ見てる」とか「Mステ出てるね」とか、素直な、敢えて言えば素朴な反応が多かったように思うけど、今回は複雑な意識が透けて見えたように思う。穴井さんなんかは、はっきりと「悔しい」と語ってた。

多くのメンバーの意識が変わって来てるんだろうと思うし、それは良い方向性なんじゃないか。今回のUZA選抜で皆の尻に火がついた。まず、前田さんがいないこと。前田さんのスター性が抜きんでてたんで、どこか雲の上の存在に見てたものが、自分との連続性を意識した、手が届く存在に変わった。であるにもかかわらず、そこに自分は出られない。そんな焦燥感のようなもの。

そしてなにより宮脇さんが選ばれてる。しかも選抜メンバーに混じっても何の遜色もない。それどころか存在感を出してるし、しっかり踊れてる。若干14歳の、しかもHKTに抜かれるという、敢えて言おう「屈辱」。脱退者が増えるという可能性もあるけど、それが48Gというもの。退場の自由が保障されてる(「保証」かどうかは分からないけど、事実としてそうなってる)。動的平衡は、その新陳代謝が激しいほどに輝こうというもの。

岩田華怜10月25日ぐぐたす

2012年10月27日 | AKB
以下岩田華怜10月25日ぐぐたすから引用

千秋楽、終わりました!

私が初めて「岩田」ッて自分の名前が書いてある衣装を着れた。

それがチーム4、僕の太陽公演でした。

ほんとに嬉しくて、

研究生からあかったばかりのときは、初めてのことばかりで。

毎日そわそわわくわくしてたのを覚えてます笑

そんな私も、チーム4のみんなと第一章を終え、次のステップへ、今、一歩踏み出します。

やっぱ泣いちゃったけど、

最後はスッキリした最高の笑顔で終われたと思うので、

悔いはありません…!!!

今日劇場に観に来てくださったかたも、

違うところで応援してくださってたかたも、

本当に本当に、ありがとうございました(>_<)

私は幸せ者です(^^)

もう悔いはありません!

なーんて、まだ新体制も始まってない!

まだまだやらなきゃいけないことはいっぱいです!

今、確かに感じます。

昇格発表がされ、チーム4の一員として活動が始まったときと同じくらい、いやそれ以上にわくわくしてる!!☆

みんな、これからもどうぞよろしく(^^)+.*。

以上引用(改行位置変更)

一読、総監督の影響が強いかな。ここの関係性が興味深いし、岩田さんにはいろんな意味で期待したいところ。14歳にして意識の高さには敬服するしかないし、必要条件は満たしてると思うんで、あとは次の試される機会を持てるかどうか、そして神に愛されているのかどうか、つまりは運を持っているかどうかということになるんだろう。

不謹慎と思われるかもしれないけど、既にして大震災という「運」を一つ掴んでるとは言えると思う。というか、運というのは予定率の世界なんで、人の営みを一切斟酌しない。徹底的に残酷なもの。"Show must go on"を見た人の多くが名前を覚える、運とはそういうもの。

あとは表だっては書かれてないけど、言葉の背後にチームAになれた喜びが透けて見えるかな。チーム4のメンバーのいろんな意味での温度差みたいなものは、以前から明らかだったと思うけど、田野さんなんかもそうだけど、チーム4への違和感を隠せない感じだったんで、素直に良かったと思える。

以前も書いたけど、新チームAの構成が次世代中核メンバー養成、新チームKがエースの育成、新チームBが言わばギャンブル枠なのは明らかだと思うし、岩田さんがキャプテン候補なのも、たぶんメンバー内では暗黙の了解事項なんじゃないか。