AKB48の旅

AKB48の旅

コメントへのお返事

2014年02月28日 | AKB
>通りすがりのぽんこつさん

演出的には明らかに「テレビ都合」なんで、やはりテレビ発だったんじゃないかと思いますが、いかがでしょう。もちろん、秋元氏が了解しなければ実現しなかったでしょうから、秋元氏の了解の上でと言うことなんでしょうが。

ここら辺は内部情報が出ない限りは水掛け論ですが、いかにも予定調和だったわけで、少なくとも私は、秋元氏の発案ではなかったんじゃないかと思ってます。


>スライムさん

おっしゃる通りだと思います。

内部性として自然発生した(=自己組織化した)リーダーであるところの高橋さんでしたが、そこに「総監督」という外部性による肩書きが付けられたことで、外化させられてしまった。高橋さんのスタッフ化という言い方だと表層的に過ぎますが、まあ当たらずとも遠からずかと。その上で、今回の大組閣では、そんなAKBの組織構造が再定義されて、高橋さんを中心とする構造という形で、見える化したんだと考えてます。

だから、大組閣後のAKBGはこれまでのAKBGと、一見同じ風に見えて、実は根本的な部分で違ってしまってる。いちおう「役員化」と表現してますが、今回からのチームキャプテンの立ち位置は、言わばメンバーサイドから半歩ないし一歩、運営サイドにシフトすることになるんじゃないかと思ってます。


>Crazy Horseさん

本ブログでの指原さんの評価なんですが、私が指ヲタ扱いされるくらい、その才能を絶賛させていただいてます。指原さんレベルの働きのできる人は、まず他にはいないと思います。だから、指原さんと比較してはいけないとも。ちなみに、私が指原さんとの比較を試みたのは、秋元康氏と、明石家さんまさんてなもんです。我ながらに買い被りすぎかも。

峯岸さんについては、メディアでの言動はほぼ「お約束」なわけですし、「あん誰」の相関図にしても、どなたかが暴露してましたが、オモシロ可笑しくなるように、プロデューサーから指示されてるようです。逆に峯岸さんは、そういう役所を自らに振ってる、甘んじて引き受けてる、少なくとも私にはそのように見えます。


>うたさん

「君と出会って僕は変わった」の歌詞は、一般化されていて、この「君」が、誰か特定の人物と結びつく手がかりがありません。むしろ、不特定多数の他者と関わること、ここでの「君」とは、広く「外部性」くらいに敷衍して受け止められるように思います。

もちろんそんな一人が横山さんである可能性は否定できませんが。

「前しか向かねぇ」MV

2014年02月27日 | AKB
「前しか向かねぇ」

例によって、と言いたくなるおなじみのメタドラマ風味なんだけど、たぶん意図的なんだろうけど、メンバーによっては、キャラ設定にけっこうなズレがある。この辺りの狙いは、これはあくまでもフィクションだからね、と言うフリなんだろうか。にしては、思わせぶりなギミック満載な作りで、とりわけラストシーンでは、島崎さんがXXXVI号室の鍵を持ってたりする。

ダンスバージョンがあるのは評価したいところだけど、どうせならまったくの別コンセプトというのは無理だったんだろうか。ありがちだけど、例えば「メロンジュース」みたいなライブ風とか。単なる無い物ねだりなのは分かってるんだけど。

「昨日よりもっと好き」

ごく普通の、決して底辺ではない女子高風景。でもそれで良いという説得感に溢れてるのは、メンバーのセレクト故か。Smiling Lionsは若手ルックス選抜だなあ。そんな中、大和田さんが年齢よりもずいぶんと大人びて見える。以下、名前を列挙して終わり。入山杏奈、加藤玲奈、岡田奈々、西野未姫、大和田南那、木ゆりあ、木本花音、北川綾巴、白間美瑠、矢倉楓子、薮下 柊、渋谷凪咲、宮脇咲良、兒玉 遥、田島芽瑠、朝長美桜。良い人選だわ。

「君の嘘を知っていた」

これはなかなか面白い。たぶん昼ドラとかの、ドロドロの定番ストーリーと定番シーンのてんこ盛りの、そんなドラマの予告編風な作りになってる。定番過ぎて、これを見るだけで、ほぼストーリーも展開も分かってしまうという。そんなコテコテの中に、メンバーが嵌まり過ぎなくらいに見事に嵌まってる。もちろんそこはルックスだけなんだけど、キャスティングとシーンの選択が秀逸。素晴らしい。

「秘密のダイアリー」

こちらは女子高にはちょっと見えなくて、女子中の風景かな。実年齢が合わないけど、制服が地味目だし、高橋朱里さんが幼く撮られてて、ストーリーが図書館文通?という純な初恋?風味だし。こちらもごく普通の女子中と言いたいけど、たぶんぜんぜん普通じゃないんだろうな。架空というか妄想の女子中。

「KONJO」

スポ根ドラマのオープニング風味にして、はっきりアタックNo.1なシーンも入ってる。こちらもメンバーが見事に嵌まってる。

にしても、今回のC/WのMVは、こっそりコンペティションでもやってるんだろうか。「昨日よりもっと好き」と「秘密のダイアリー」の学園風景、「君の嘘を知っていた」と「KONJO」の架空ドラマ。設定だけでなく、それぞれの基本コンセプトまでもが同じ。なんじゃこりゃあ。

大組閣の感想、キャプテン人事

2014年02月26日 | AKB
チームキャプテンを役員化すると言う見立てが合ってるのかどうか、まだ分からないとするしかないけど、取り敢えず表面的に、私ごときにでも分かりそうなことから端的に。

チームA
高橋みなみ(キャプテン)
中村麻里子(副キャプテン)

高橋さんが原点回帰というか、チームAキャプテンに戻ってきた。総監督の肩書きで、ずっとチームAにいたじゃないかとする向きもあるだろうけど、このチームAキャプテンは、「AKBとは高橋みなみのことである」の再確認なんだろうと思うし、その上での「総監督」としての担ぎ上げなんだろう。これで、チームAカラーも、堅持されることになるしね。

中村さんはここんとこの流れを見ると、「幹部候補生」的なポジになってるのかな。高橋さんのもとで、MC及び渉外担当と、キャプテン修行ということなんだろうか。横山さんもそうだけど、言わば高橋さんからの受戒により、その資格が認可されるかのような仕組みになってるような。

チームK
横山由依(キャプテン)
北原里英(副キャプテン)

高橋さんのもとでのキャプテン修行を無事やり遂げて、晴れてチームKキャプテンに。これは予定調和を廃する秋元采配にあって、けっこう計画的な人事だったんじゃないか。そう思わせるくらいに、横山さんは期待通りに育ってくれたことになる。その上、横山さんなら、チームKカラー、つまりは大島さん、秋元才加さん、宮澤さんの「遺訓」を継げることだろうし、望み得る最高の人事じゃないだろうか。

北原さんは、人格的にはもちろんのこと、横山さんとの人間関係でもベストパートナーであることは言を待たない。その上北原さんには地頭の良さに加えて、構成力という得がたい才能を有する数少ないメンバーであり、横山さんの弱点を補完するという意味でもベストな人選ということになる。この正副キャプテンの組み合わせは、最強だろうと思う。

チームB
倉持明日香(キャプテン)
大家志津香(副キャプテン)

倉持さんは、どっちかというと消去法なのかなあ。気配りと構成力という点では、どっちかというと北原さんと同様、副キャプテン向きのような。けれども副キャプテンが大家さんということで、押し出されてキャプテン、と言ったら失礼に当たるか。もっとも、従来のチームBのチームカラーからすれば、強いリーダーシップは必要ないとの判断なのかも。

ここは情に厚く面倒見が良いとされる、大家さんが副キャプテンであるという事の方が、より肝要ということなのかも。

チーム4
峯岸みなみ(キャプテン)
木崎ゆりあ(副キャプテン、移籍)

峯岸さんのキャプテンは文句なしとして、木崎さんをここにぶっ込んだのには驚かされた。以前から本店移籍希望と噂されてた木崎さんだけど、その意思を受け止めるとして、どのチームに移籍させるのがベストなのか。シミュレーションをしてみるなら、けれども私にだって、チーム4しかないと分かりそう。

いろいろ言われてるかも知れないけど、峯岸さんのコミュニケーション能力からすれば、木崎さんとの関係性も築けるはず。チーム4の他のメンバーとは、人気も経験も桁が違うわけで、これだけ異質であれば、逆に新たな化学反応が大いに期待できる。横山さんのチームN兼任に匹敵する成果が生まれるかも。

チームS
宮澤佐江(キャプテン SNH兼任)
佐藤実絵子(副キャプテン)

宮澤さんのキャプテンは、言わば劇薬だろう。トップをいきなり外部から招聘するというのは、よほどのことだと誰にでも分かる。その上、移籍、兼任メンバーも強力ということで、明らかに大胆なチーム改革が標榜されていると理解するしかない。それだけチームSの内情がやばかったのか、それとも松井Jさんの英才教育が終わって、新たに一からのチームビルディングが開始されるということなのか。

佐藤実絵子さんの副キャプテンは、そんな劇薬の精一杯の中和剤ということなのかな。

チームK2
古川愛李(キャプテン)
大場美奈(副キャプテン 移籍)

高柳さんから古川さんへのバトンタッチというのは、チームカラーとしては、大きな変更はないという理解で合ってるのかな。と言うか、なんか書きづらいものがあるけど、これって高柳さんを外したかっただけということなのか。

大場さんのSKEへの完全移籍は、ご本人の希望なんだろうか。ならば副キャプテン就任は妥当ということになるんだろうか。もしくは、SKEにおける、これは大場さんのキャプテン修行に当たるんだろうか。なんかいろいろ腑に落ちない感じ。ポジティブに考えて、いろいろ大場さんには期待してるってことにしよ。

チームE
須田亜香里(キャプテン)
梅本まどか(副キャプテン)

須田さんのキャプテンとは、また思い切ったことをしたものだという感想しか持てない。実質、梅本さんが取り仕切ることになるのか、それとも、ここでも須田さんのパワーが炸裂するのか。「実験」という言葉が浮かんで来るなあ。

チームN
山本彩(キャプテン K兼任)
上西恵(副キャプテン)

鉄板という感想しか持てない。

チームM
山田菜々(キャプテン)
沖田彩華(副キャプテン)

先日放送された「NMB48密着ドキュメンタリー てっぺんへの道 Vol.3」での、木下百花さんとの対談が、とても印象的だった。あんな風に見えて、山田さんは思いのほか視野が広いことが分かる。馬鹿扱いされることが多いように思うけど、物事の理解力も十分に高いことが分かる。もちろん人格者でもあり、誰からも愛される人であるというのも聞き知ってる。いろいろポンコツなのはおいといて、正にキャプテンになるべくしてなった感じ。

沖田さんのことはよく知らないけど、山本さんの信頼が厚いらしいことは聞き知ってるんで、これは良い人選なんじゃないか。

チームB2
上枝恵美加(キャプテン)
梅田彩佳(副キャプテン 移籍)

正直詳しくはないけど、知ってる限りでは、上枝さんには良い印象しかない。

梅田さんの移籍はなぜ?って感じ。詳細が分からない。唐突に見える移籍での副キャプテンというのも、うまく理解できない。

チームH
穴井千尋(キャプテン)
松岡菜摘(副キャプテン)

鉄板という感想しか持てない。

Team KⅣ
多田愛佳(キャプテン)
宮脇咲良(副キャプテン、A兼任)

多田さんは情実人事のように見えるけど、そこは指原さんが背後にいるんで、すべては丸く収まるんだろう。

宮脇さんの副キャプテンは、英断だと思う。何と言っても、この人の地頭の良さは貴重なものだし、そこを生かすに如くはない。どんな道であれ、結局頭が切れるかどうかが、成功への第一条件だったりするもの。チームAとの兼任は大変だろうけど、宮脇さんならうまくやってける。今の宮脇さんに必要なものが、チームAなら手が届くかも知れない。

大組閣の意味するもの、スタッフ人事

2014年02月25日 | AKB
まずは何と言ってもスタッフ人事。オフィシャルが使えないんでオリコンから。

http://www.oricon.co.jp/news/2034426/full/

▽AKB48グループ総監督:高橋みなみ(留任)
▽AKB48劇場支配人:湯浅洋(留任)
▽NMB48劇場支配人:金子剛(留任)
▽HKT48劇場支配人:尾崎充(留任)
▽AKB48グループ研究生会会長:松村香織(SKE48終身名誉研究生兼任)
▽SKE48劇場支配人候補生:今村悦朗
▽SKE48劇場支配人研究生:芝智也
▽AKB48グループ カスタマーセンター長:戸賀崎智信
▽AKB48グループ総支配人:茅野しのぶ
▽HKT48劇場支配人:指原莉乃(留任)
※発表順、敬称略

「留任」と書いてあるけど、これは「発表順」と言うのがミソで、高橋さんが筆頭であることに意味がある。これで正式に肩書き通りの「総監督」になったということかと。もはやAKBGの成長物語の中での、自己組織化過程による自然発生的だったリーダーではなくなった。これで正式に、かつて秋元氏の語った「ナンバー2」にして、実質AKBGのトップとしてオーソライズされたことになる。

読売新聞の日曜版で、秋元氏が語ってたことが本当なら、これは秋元氏の意思ではなくて、スタッフの総意と言うことになる。もちろんスタッフが、秋元氏の意を汲んでというのはあるかも知れないけど、それでも自身の生活のかかったトップ人事だけに、これは高橋さんに対する信頼感の現れ以上のものだろう。

その高橋さんの元、スタッフは整然と序列化され、言わば疑似会社組織化されたと見て良いと思う。戸賀崎氏は、予想通りと強弁するけど左遷され、「AKB48グループ総支配人」は茅野氏になった。と言っても、この序列が示す通り、この「AKB48グループ総支配人」という肩書きは、言わば名誉職。茅野氏の立ち位置に変わりはないと思われる。恐らくは、前職だった戸賀崎氏への配慮かと。

その戸賀崎氏にしても、実際の立ち位置には変化はないんだろう。「AKB48グループ カスタマーセンター長」というのは、単純に肩書き上の左遷なんであり、これで対外的な説明責任を果たすとともに、実務上は従来と変わらないと思われる。

「AKB48グループ研究生会会長:松村香織」は、単にネタかも知れないけど、もしかするとけっこう重要な改革になるのかも知れない。何より、SKE支配人の上席に配されてるわけで、芝智也氏の降格人事を含め、ここに外部からは見えづらいSKEスタッフの問題点と、その解答が示されてるとも思われる。この辺りは、既述の「マツムラブ」シカト事件と、それに対する指原さんの対応が参考になりそう。

さらに穿った深読みをするなら、指原さんが、言わば秋元氏のアンテナ、あるいは犬になってるとの揶揄も可能かも知れない。というのも、かつてのHKT佐藤支配人にしても、指原さんのぐぐたすぶっ込み、そして生誕祭スピーチのカットという「事件」後に左遷されており、構造的に類似してるとも取れる。

そしてその「HKT48劇場支配人:指原莉乃」は、スタッフ人事の末席であり、これもある意味分かり易い。直上の茅野氏同様、名誉職という理解でも良いし、指原さんは組織人ではないよという配慮とも取れるし、敢えて悪し様に言うなら、能力は認めるけどまだペーペーだからという意図である可能性もある。まあ要するに、指原さんにとっては、美味しい肩書きと言うことでオッケーなんじゃないか。


大組閣についてはまた明日

2014年02月25日 | AKB
大枠で予想通りの展開と、まったく予想外の展開の両方があって、なんかすぐにはまとまりそうにないんで、もう一日頭を冷やしてから、あらためて今回の大組閣について考えてみることにする。

ちなみに後出しじゃんけんだけど、事前の私の予想としては、人事交流はもちろんだけど、なによりAKBG全体の自己了解的な組織化と、その組織の「見える化」をやるんじゃないかと推測してた。ちなみに同様の表現は、高橋さんが総監督になった時にも書いたけど、あの時よりも大幅に深化して、今回は、ドラフト会議で示された方向性、つまりはチームキャプテンの役員化を明示するとともに、高橋さんを、言わばCEO化するんじゃないかと思ってた。

だから高橋さんが、あんな行動を取るようになってたと深読みしてた。そこは当たったような当たらなかったような。実際の組織化と、その組織の見える化は、高橋さんの側ではなくて、その周辺全体だった。やはり「AKBとは高橋みなみのことである」というのが原点だった。そこは迂闊だったと反省。

あとは、この人事異動は相当に面白い。言わば各チームの処方箋と設計図が見えるように思う。このあたり、もうちょっと考えてから、テキスト化してみようと思う。