AKB48の旅

AKB48の旅

「ミュージカルとの親近性」

2017年07月31日 | AKB
欅坂46とミュージカルの親近性 エンターテインメント集団としての表現を1stアルバムから考察
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170730-00010004-realsound-musi

しかし、平手は「サイレントマジョリティー」の「モーセ」の部分で自分の姿がかっこよくみえるのは、他のメンバーがいい表情で列を揃えているからだとインタビューで答えている(『QJ』vol.129)。そこでは、個の表現と集団の表現は一体になっている。また、彼女は、みんなで一つの作品をつくるのはミュージカルみたいな感覚かもしれないと発言している。加えて、欅坂46の曲は全部つながっている気がするとも話していた(『ROCKIN’ ON JAPAN』2017年4月号)。エンディングで「サイレントマジョリティー」へとつながる「月曜日の朝、スカートを切られた」のMVは、平手の言葉を裏付けているかのようだ。

 若いメンバーたちには、反発心も慈しみの心もあるだろう。ミュージカル的な感覚のエンターテインメント集団である欅坂46に、大人への反抗や個の自己主張と、謙虚、優しさ、絆が同居していることに無理はない。私は『真っ白なものは汚したくなる』を、そんなアルバムとして楽しんだ。


素晴らしい論考だと思う。引用部分はムリクリで、できることなら全文引用したいくらい。

円堂都司昭氏の署名記事。ググってみたけど、あれれ、ロキノン系の音楽ライターの方なのかな。私、何かいろいろ勘違いしてる?

NHK "SONGS 第430回 SEKAI NO OWARI"

2017年07月30日 | AKB
NHK "SONGS 第430回 SEKAI NO OWARI"
http://www6.nhk.or.jp/songs/prog.html?fid=170727

去年、メンバー全員が30代となった「SEKAI NO OWARI」。
多感に過ごした高校生時代の経験や当時の思いが、今の基盤となっているという彼らは今、
高校生たちが何を感じているかに強い興味があるという。
そこで今回、高校生だけを集めたSONGSだけのスタジオライブを開催!
ヒット曲を盛りだくさんで届け、“次代”を担う高校生たちに、曲に込めたメッセージを熱く伝える。

そして今回、スペシャルな対談が実現!
今年、高校生となった、欅坂46の平手友梨奈とたっぷりと語り合う。
セカオワを「尊敬するアーティスト」と語る平手からは、表現者の先輩・セカオワへ鋭い質問が続出。
5人のアットホームなトークの中で、高校生・平手のリアルな悩み、夢も語られた。


なぜ平手さんだったのか。平手さんが今時の高校生の代表なんかではあり得ないことは明かだろうし、となるとやはり、セカオワと平手さんのそれぞれの思惑を、NHKサイドが「忖度」したということなのかな。まあ、先日とりあげたロキノンみたいな風潮もあることだし、シンプルに平手さんを引っ張り出したかっただけかも。

そんなバックヤードの思惑とかはともかく、平手さんの心の奥底から絞り出すような言葉が印象的だったし、やはりこの人はただ者ではないことがよく分かる、そんな作りになってたように思う。

番組そのものについての具体的な感想とか、書くべきではないかなとも思ったけど、それでも昨今の様々な時事問題とか思い巡らしながら、「寛容と多様性」そして「リベラルの不寛容」ということを思い浮かべてみた、くらいは指を滑らしてしまおうか。

AKB48の新曲「願いごとの持ち腐れ」合唱関係者らが猛ブーイング〈AERA〉
http://blog.goo.ne.jp/ichthyophagi/e/add395963072296ef1c2d0b87dfe3fe4

寛容と多様性ということ
http://blog.goo.ne.jp/ichthyophagi/e/6de1a5ec574d03ebfce329eb9f0e1a92

過程というハイコンテクスト

2017年07月29日 | AKB
あいかわらず、状況を十分に把握してるとはとても言えないけど、それでも断言できてしまえそうなのが、今回の「AKB48グループ ユニットじゃんけん大会」というルール変更の妙。既にして大成功と言える状況なんではないかと思える。

もともとAKBGという大人数のアイドルグループの最大の特徴は、その内部構造と複雑系の動態にあるわけで、実際、かつては高橋みなみさんという希代の存在によって、AKBGは自己組織化組織にまで昇華され、無限とも思える物語を紡ぎ出していた。そのハイコンテクストがAKBGの醍醐味だった。

そんな内部構造の再来というと言い過ぎになるけど、今回のユニット化という一見シンプルに見えるルール変更によって、状況は劇的と言えるほどに変わったように見える。たちまちにして識域下に沈んでいたかのような様々な構造が浮上し、現れては消え、かつての複雑系の運動体が戻ってきたかのよう。

そんな変節点をいち早く読み取っての過飽和からの相転移の一撃を放ったのが、さすがの指原さんだったわけだけど、以後は一気に衝撃が響き渡って、チーム8会議をはじめとして、猛烈な「合従連衡」が進行してる。その状況の少なからぬ部分が、逐一リアルタイムでSHOWROOMなりに公開されてる。そのハイコンテクストな過程が、悉くオープンソースとなってる。これは凄いことかと。

この沸騰のまま、じゃんけん大会の本戦にまでなだれ込めるのか、さらなる未知の領域が立ち現れるのか。ワクワクが止まらない。

チーム8会議

2017年07月28日 | AKB
ちゃんと見てたわけじゃないし、ニュアンス含めていろいろ勘違いがあるかも知れないけど、そこはご容赦と言うことで。

さてと、チーム8会議が催された。これはいろんな意味で画期的だったんじゃないか。

そもそもがこういう類いの決定事項を、年端もいかぬアイドルグループの子達が原則全員参加の会議で決めようとすること自体、寡聞にして聞いたことがない。少なくともこれまでのチーム8に、組織としての萌芽はあったとしても、それが十分に自覚されていた、機能していたとは思えなかったし、実際、一例、学校のクラスの人間関係的な在り方以上のものではなかったように見受けられてた。

太田奈緒さんが暫定キャプテンのようでもあるけど、そこに明確な組織構築は付随してはいなかったと思われる。なのに、こうして会議での意思決定を試みた。全体の意思統一を図ろうとした。

多くのメンバーは学校のクラス会議みたいなもので、何かを決定した経験があるのかも知れないけど、あれは概ね先生サイドからの線引きや誘導だったり、空気の読みあいと同調圧力のせめぎあいになりがちだったりするもの。そこから得られるものは、コップの中の予定調和でしかない。

ところが、今回のチーム8会議は違ったもののように写る。私の理解するところ、会議の内容はメンバーの相互関係を絡めた意思のせめぎあいであり、しかもそのドライブは目的合理性に準ずるものになっていたように思う。あるいは、このチーム8会議という試みそのものが、結果的に急速に共同体意識を醸成することになるのかも知れないとすら思わせる。

そして何より、この会議はSHOWROOMに公開されていた。完全なる公開会議だった。

繰り返すようだけど、以上のようなチーム8会議の在り方って、初めて尽くしの画期的なものだったんではないだろうか。

刹那と永劫の狭間

2017年07月27日 | AKB
長濱ねる公式ブログ「花火、220」
http://www.keyakizaka46.com/s/k46o/diary/detail/10941?ima=0000&cd=member

欅坂46はスタッフさんにすごく恵まれています。

昨日、舞台袖で
舞台監督さんが手を繋いで帰ろうかを
踊ってるの見てすごくほっこりしました。

音を送って下さるマニピュレーターさんも
いつもDJさんのようにノリノリで
ライブの音源を流してくれています。

照明やモニター、演出も無茶苦茶にかっこいいし、
衣装さんはスカートの揺れ方まで研究して下さり、
マネージャーさんは帰りに
全員に湿布を配って下さり、
メイクさんは私達のびしょびしょな髪の毛を
舞台袖で何度も乾かして下さいました。

ダンサーの皆さんも
優しくて何度もフリ確認に付き合ってくださいます。

そして、TAKAHIRO先生。
全ての部分で人として尊敬できる方に
私の人生の中で初めて出会いました。

本当にいつもありがとうございます。

見てくださる方が全てなので、
裏側を書くのはどうなのかなーって感じですが、
でも欅坂46チームが大好きです。

そしてメンバー。
みんなに出会えたことが、
いっちばんの財産だなーと。

この感情に当てはまる言葉が見つかりません。
なんて伝えたらいいんだー。

すき!
大好き!!!愛おしい!!!
出会えてよかった!
これからも一緒がいい!ずっと一緒がいい!!

特にこのお仕事は寿命が短いし、
永遠なんてきっとないです。

だけど、今が楽しかったらそれでいい気がする!


こう言える人生でありたいもの。

26日のエムオン、サキドリで、7月22/23日に催された欅坂46 1st 野外コンサート「欅共和国2017」のダイジェストが放送されけど、これだけ見ても伝わってくる、噂通りの素晴らしいコンサートだった模様。

なかでも何より印象的なのが、楽曲の良さ。それも単に曲が良い、歌詞が良い、ダンスが良いといった要素の寄せ集めではない。欅坂46というグループとの見事なマッチング。というか、クリエーターがこのグループ、そして何より平手さんにインスパイアされて楽曲を作り上げていった、その作業の相乗効果がはっきりと可視化されてる。相転移を引き起こすことに成功している。

そんなフラクタルな階層構造という幻想に一体化し接続される喜びは、何にもかえがたいもの。長濱さんが語っているのは「要素」のようでいて、多分その先の何か。それはそこに参加している人にしか経験できないもの。