それは選抜の固定化を意味するのではないかと書いた。一見驚きはない。だってそんなのもうとっくにそうなってたから。けれども、この一歩は実は決定的な一歩、引き返せない一歩になっているのではないか、そんなことを考えてみる。
まずは、なぜバンドだったのか。秋元康の思考をなんちゃってトレースしてみよう。
2011年のAKBは明らかに突出した、突き抜けた、私的表現では岩盤を打ち砕いてブルーオーシャンへと出た。成功した、頂点を極めた、この瞬間こそ、実はそれまでのやり方を変えなければならない。才能と経験の両方に恵まれた秋元康のこと、このタイミングを見逃すはずがない。手持ちの札で何ができるか、いつものように一歩先のリスクを取りに行った。ヒントはけいおん。
そこで優子にベース、さっしーにブラスの経験があることに気づき、ビッグバンドの構想が産声を上げる。これにはモーニング娘。の隠れた傑作「Mr. Moonlight ~愛のビッグバンド~」の影響もあったと思う。あれは世に出るのが早すぎた、つんくのとんがった才能が現実を踏み外した、開け忘れられたワインのような存在だった。
最前列の3人は当然、あっさん、たかみな、優子であり、優子のべースが決まりなので、ギターも必然的に決まり。まったくの素人だけど、常に結果を出してきた二人なので、何の心配もない。問題はバンドの要のドラムスを誰にやらせるか。残りの超選抜を眺めてみて、消去法よりはやや積極的にゆきりん指名、そんなところだと思う。でも、キングレコードの湯浅ディレクターの証言のように、ここでも秋元康は強運ぶりを発揮した。ゆきりんが大当たりだった!
で、その消去された超選抜の麻里子様、まゆゆ、こじはる、ともちんが、それぞれの負担と期待度に応じて、キーボードとパーカッションに配置。Jは麻里子様の隣指定枠でこちらに。ブラスはさっしー意外は、Rが経験者らしい(ソースどこ?)ことと、最も難関と思われるので、努力家で時間もとれるゆいはんとみぃちゃんを選択。残りがコーラス隊。さや姉がギター経験者だけど、残念ながらそこはスターポジなので却下されてしまったんだろうね。
とま、ここまではそんなにむちゃぶりではないと思う。問題はここから。
バンドはアンダーが効かないと書いた。より正確には、フロントの3人とドラムスは極めて困難だろうし、後列だけどブラスも難しいんじゃないかと思う。一方でキーボードは、少なくとも咲子師匠なら楽勝でこなせるだろうし、他にも可能なメンバーがいる可能性が高い。パーカッションもアンダーは容易だろう。コーラス隊に至っては換えはいくらでもあるということで、かなりのグラデーションが描かれることになる。
アンダーの困難なポジションのメンバーを眺めると、これが正に現在のAKBのコアであることに気づかされる。これに対しアンダーの可能なメンバーは、少なくとも私の目からは、確かに可換に見える。つまりは、バンド化によって選抜の中にはっきりとした構造が浮かび上がってきていることになる。
可換ポジのうち、Jとまゆゆに関しては深夜縛りがあるということで理解は容易だろう。このあたりは、例えば実際にカミスン出演時のアンダーが誰になるかで、その意図が明らかになると思われる。こじはる、麻里子様、ともちんについては、時間と能力の問題かもしれないけれど、あるいは不慮の事態にも対応できるようにと、気の早い先手ということもあるかもしれない。
非可換ポジの出現は、あるいはAKBシステムにとっての不可逆地点になるのではないか。なにしろ、これまではセンターですら可換だった。例えばカミスンでの、ともちんセンターのフラゲは、まったく違った曲にすら見えて新鮮だった。
とま、ここまで書いてて、今気がついた、やすすのぐぐたす発言。
以下引用****************
業務連絡。
各劇場支配人へ
「GIVE ME FIVE!」は、SKEもNMBもHKTもJKT
も生演奏できるようにするからね。
準備しておいてください。
もちろん、すぐには無理でも
以上引用****************
一気に舵を切った感じに。あはは、私の思惑は良い方に外れたみたい。こりゃ、バンドでもアンダー制を取り入れる気満々かな。凄いことになりそうだ。
まずは、なぜバンドだったのか。秋元康の思考をなんちゃってトレースしてみよう。
2011年のAKBは明らかに突出した、突き抜けた、私的表現では岩盤を打ち砕いてブルーオーシャンへと出た。成功した、頂点を極めた、この瞬間こそ、実はそれまでのやり方を変えなければならない。才能と経験の両方に恵まれた秋元康のこと、このタイミングを見逃すはずがない。手持ちの札で何ができるか、いつものように一歩先のリスクを取りに行った。ヒントはけいおん。
そこで優子にベース、さっしーにブラスの経験があることに気づき、ビッグバンドの構想が産声を上げる。これにはモーニング娘。の隠れた傑作「Mr. Moonlight ~愛のビッグバンド~」の影響もあったと思う。あれは世に出るのが早すぎた、つんくのとんがった才能が現実を踏み外した、開け忘れられたワインのような存在だった。
最前列の3人は当然、あっさん、たかみな、優子であり、優子のべースが決まりなので、ギターも必然的に決まり。まったくの素人だけど、常に結果を出してきた二人なので、何の心配もない。問題はバンドの要のドラムスを誰にやらせるか。残りの超選抜を眺めてみて、消去法よりはやや積極的にゆきりん指名、そんなところだと思う。でも、キングレコードの湯浅ディレクターの証言のように、ここでも秋元康は強運ぶりを発揮した。ゆきりんが大当たりだった!
で、その消去された超選抜の麻里子様、まゆゆ、こじはる、ともちんが、それぞれの負担と期待度に応じて、キーボードとパーカッションに配置。Jは麻里子様の隣指定枠でこちらに。ブラスはさっしー意外は、Rが経験者らしい(ソースどこ?)ことと、最も難関と思われるので、努力家で時間もとれるゆいはんとみぃちゃんを選択。残りがコーラス隊。さや姉がギター経験者だけど、残念ながらそこはスターポジなので却下されてしまったんだろうね。
とま、ここまではそんなにむちゃぶりではないと思う。問題はここから。
バンドはアンダーが効かないと書いた。より正確には、フロントの3人とドラムスは極めて困難だろうし、後列だけどブラスも難しいんじゃないかと思う。一方でキーボードは、少なくとも咲子師匠なら楽勝でこなせるだろうし、他にも可能なメンバーがいる可能性が高い。パーカッションもアンダーは容易だろう。コーラス隊に至っては換えはいくらでもあるということで、かなりのグラデーションが描かれることになる。
アンダーの困難なポジションのメンバーを眺めると、これが正に現在のAKBのコアであることに気づかされる。これに対しアンダーの可能なメンバーは、少なくとも私の目からは、確かに可換に見える。つまりは、バンド化によって選抜の中にはっきりとした構造が浮かび上がってきていることになる。
可換ポジのうち、Jとまゆゆに関しては深夜縛りがあるということで理解は容易だろう。このあたりは、例えば実際にカミスン出演時のアンダーが誰になるかで、その意図が明らかになると思われる。こじはる、麻里子様、ともちんについては、時間と能力の問題かもしれないけれど、あるいは不慮の事態にも対応できるようにと、気の早い先手ということもあるかもしれない。
非可換ポジの出現は、あるいはAKBシステムにとっての不可逆地点になるのではないか。なにしろ、これまではセンターですら可換だった。例えばカミスンでの、ともちんセンターのフラゲは、まったく違った曲にすら見えて新鮮だった。
とま、ここまで書いてて、今気がついた、やすすのぐぐたす発言。
以下引用****************
業務連絡。
各劇場支配人へ
「GIVE ME FIVE!」は、SKEもNMBもHKTもJKT
も生演奏できるようにするからね。
準備しておいてください。
もちろん、すぐには無理でも
以上引用****************
一気に舵を切った感じに。あはは、私の思惑は良い方に外れたみたい。こりゃ、バンドでもアンダー制を取り入れる気満々かな。凄いことになりそうだ。