AKB48の旅

AKB48の旅

読売新聞日曜版「秋元康の1分後の昔話」6月29日

2014年06月30日 | AKB
以下部分引用

5月25日。岩手の握手会会場でAKB48のメンバーが暴漢に襲われた事件は、壁と言うより、視界のすべてが目隠しされたような気がした。時間さえも止まってしまった気がした。

総監督の高橋みなみは号泣していて話にならず、ただただ、携帯電話を押し当て、じっと聞いているしかなかった。

AKB48の前に未来が全く見えない壁が立ち塞がった。

以上引用

ようやくにして秋元氏の「肉声」が聞こえてきた感じかな。高橋さんの発言や、AKBG全体の挙動から推測はできてたけど、正にその通りの秋元氏の現状認識だったということであり、このテキストは、その正直な吐露になってると思う。と同時に、やはり秋元氏らしい人生訓というか対処法でもあったことが確認できる。

テキストの最後は、味の素スタジアムのコンサートで体裁上は締められてるけど、そして確かに、「川栄、入山を始めとするメンバー自身」と「壁の向こうから聴こえるファンの歓声」が壁を「突き破った」かに見えるけど、実際には問題は解決してないわけで、それはこのテキストで述べられてる全体像で、やはり正直に語られてる。

問題が問題だからと言うこともあるだろうけど、秋元氏にしては珍しいくらいに真摯な、踏み込んだ記述だと思うし、それだけ傷は深かったと言うことを示してるんだろう。今のところ、表面的なダメコンはうまくいってる印象だけど、内実はどうなんだろう。

日本テレビ「アナザースカイ」6月27日

2014年06月29日 | AKB
ゲストは篠田さん。全ての番組を見れるはずもないし、インタビューとかも見落としてたかもしれないけど、少なくとも私にとっては、これだけじっくりと篠田さんの話を聞けたのは、卒業後初ということになりそう。

いろいろ印象的なことが語られていたけど、中でも素晴らしいなと思わせてくれたのが、ディレクターからの「奇跡って信じる方ですか?」という問いかけに対する返事「けっこう奇跡、見てきましたね」だった。

そうだよね。篠田さんはAKBという奇跡を目の当たりにしてきた、正に当事者だった。勝ち残ったものが時間を遡ることで、それが奇跡であったことを後付けで認定する、部外者からはそうとしか見えないことでも、当事者ならばこそ、リアルタイムで奇跡を体験できた。自身が唯一の1.5期生だったこと、前田さんと高橋さんの化学反応、松井Jさんとの出会い、じゃんけん選抜、それらの奇跡を目の当たりにし、自ら体験してきた。体験できた。

なんか凄い人生だなとも思うし、常人には経験できない人生を歩んでるんだなとシンプルに感服する。一方で振り返ってみて、経験のある方なら分かるだろうけど、個人的な範囲から大きく逸脱しないような小さな奇跡なら、少なからぬ人にも覚えがあることだろうと思う。それは何とも不思議な体験だったりして、そういう瞬間に、人は神を身近に感じるのかも知れない。まあ、そんな感覚って単なる勘違い、でも良いんだけどね。けれどもそんな経験で、人生が変わったりする。

今回の篠田さんの訪問先は、6年前に「アナザースカイ」のワールドリポーターの初仕事として訪れたイビサ島。このロケがいつ行われたのか分からないけど、タイミング的に「イビサガール」と無関係と考える方が無理があるだろう。歌詞には、篠田さんを名指しする要素はないけど、少なくとも「イビサ」という地名は、こっから持ってきたんだろうし、たぶん内容的にも、いろいろ引用してきてると思われる。

番組のエンディング曲に「主よ人の望みの喜びよ」を持ってきたのは、やはり意図的なものなのかな。「分かってる」方が製作サイドにいるということが、問わず語りに伝わるのがしゃれてるな。

いじめをノックアウト6月27日「ネットでトラブル!?どう切り返す?」

2014年06月28日 | AKB
「いじめをノックアウト」は全回録画してはいるんだけど、あんまり良い視聴者というわけでもない。基本録ったまま放置な傾向なんだけど、今回は「ネットでトラブル」という題名に引かれて、なんとなく見てみた。

一言、凄かった。いや高橋さんの凄さは重々承知してるつもりだし、これまでも何度も記事にして書いてきたところなんだけど、それにしても凄かった。若干23歳のカワイイ女性が、個々人のヒトと正面から向き合う、それこそ「嫌われることを恐れるな」とばかりに問題点を指摘するとともに、「大丈夫センサー」的にフォローすべきところをきっちり抑える。それを何の迷いもなく一瞬の判断で実践する。

以前から思ってることだし、書いても来たことだけど、秋元氏の見立て通り、この人はほんとうに政治家になるんじゃないだろうか。それも政治屋ではない、事実上日本初の近代的な政治家に。

オールナイトニッポンの聴取者数

2014年06月27日 | AKB
http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2014/06/26/0007089339.shtml

「AKB東京ドーム公演タイトル決定」という記事なんだけど、興味深かったのは2ページ目にある数字。「タイトルは生放送中にリスナーから募集した。応募総数はメールやLINEなどを合わせ計約18万2000通。」とのことで、一人一通と言うことでもないんだろうけど、これは深夜のラジオを聞いてる人が、それなりの人数いるという指標になるのかな。

当日の出演メンバーが倉持明日香、木崎ゆりあ、渡辺美優紀とのことで、これがどれほどの集客力になるものか判断がつきかねるけど、少なくともこの日のANNを、何が何でも生で聞かなければならないと思わせるだけの、そんな圧倒的な動員力があるとも言い難いメンバーなんじゃないか。

仮に一人平均2通の応募として、リスナーの5人に一人が応募してたとしたら、総聴取者数は約50万人と言うことに。この計算には何の根拠もないけど、それでもラジオってまだこんなに力を持ってるんだなと、なんか感心してしまった。

模索

2014年06月26日 | AKB
http://www.nogizaka46.com/news/2014/06/9thfreeeasy.php

以下部分引用

7/9(水)に発売する乃木坂46のNewシングル『夏のFree&Easy』におきまして、これまでシングル作品の初回仕様限定盤Type-A・B・Cを購入して頂いた方を対象とした全国握手会イベント(ミニライブ+握手会)を実施する予定でおりましたが、昨今の情勢を鑑み、「握手会」を「お話し会」に変更し、実施させて頂く事と致しました。

以上引用

事件の当事者たるAKBGと違って、乃木坂はいちおう別会社ということで、それなりに自由に動けるということなんだろう。いろいろ試してみて、現状取り得る最善手を模索する動きと見て良いんだろう。どういう形に落ち着くにせよ、何より警察サイドを納得させる必要があるわけで、こういう「実験」を行うというのは、方法論として最善手にはなってる。

あとは、言わば実験に利用された形に見える、乃木坂のファンがどう受け止めるのか。と言いつつ、同じ仕組みの全握を行って来た以上、等しく乃木坂にも、警察の指導が入るのは避けられないわけで、握手会に依存する日本型アイドル文化の、誇張表現ではあるけど存亡を掛けるという視点からは、これは長期的利益の最適化、全体利得の最大化という文化背景からしても、極めて妥当な判断にして、実践ということになる。