AKB48の旅

AKB48の旅

いじめ傍観者は「小さな勇気」を AKB高橋みなみさん

2015年08月31日 | AKB
いじめ傍観者は「小さな勇気」を AKB高橋みなみさん
http://www.asahi.com/articles/ASH8S6WFTH8SUTIL04Q.html

これも全文を引用したい内容。コメントするのも烏滸がましいけど、なぜ高橋さんの言葉がいつも素晴らしいものになるのかがよく分かる。

以下、ちょっときな臭くなるけど、遥か遠方から補助線を引いてみる。

日本のイデオロギーポジションマップ
http://togetter.com/li/863016

「日本のイデオロギーポジションマップ」という主張がある。これ自体、大変興味深いんだけど、そこはさておいて、この主張の特徴というか、一般に当たり前に行われてるとも思うんだけど、分かり易い対立軸を設定するという考え方になってる。このマップだと理想主義←→現実主義、国際主義←→国粋主義といった具合。

確かにこのようにマッピングされると、物事がクリアに見えるような気がするし、自身の立ち位置が確認できると言うことで、これに対するツイートは概ね高評価となってる。

けれども、そこには物事を単純化して理解したつもりになるという「危険性」が隠れてることにも留意する必要が、本来はあるんだけど、そこが抜け落ちがちになったりする。実際こうしてtogetterのまとめを見ると、正にそうなってるとしか思えない展開に陥ってるように思う。

このあたり、これ以上の深入りはしないけど、正にここ、このような物事の単純化という作業を、高橋さんはしていないということを指摘しておきたい。現場に寄り添うことで目線を合わせる。可能な限り同じ立場に身を置く。そうすることでようやくにして「ダーウィンの悪夢」のような陥穽を越えて行けるかも知れない。

対立軸の外を模索する、何もないはずの場所に未知を求める。言葉にすると簡単そうに見えるかも知れない。けれどもそれは「不可能」という範疇に入れられてるのであり、そんな「不可能」という存在しないものの中に紛れた「可能」を、たまたま見つけ出す作業となる。それは、干し草の中から針を探すことですらない。

そして、そんな「ない」ことをあらしめた結果、無から有を成し遂げた結果がAKB現象なんであり、その最大の立役者が高橋さんであることは言うまでもない。高橋さんはそんな「どこにもない」方法論のようなものを体得してるということなんだと思う。

MUSIC STATION 2時間SPの「ハロウィン・ナイト」

2015年08月30日 | AKB
8月28日放送のMUSIC STATION 2時間SPの「ハロウィン・ナイト」が良かった。衣装がテレビ向けとして妥当なところへ巧みに落とし込まれてて、奇を衒う面とアイドルとしてのカワイらしさがうまく摺り合わされていたように感じられた。島崎さんのアンダーが兒玉さんというのも、総選挙の順位的にも、ヴィジュアル的にも、納得させられる。

中でも何より流石はテレビ局と言うべきなのか、7連続マジックというギミックを用意してくれてたのが素晴らしかった。この「ハロウィン・ナイト」という曲には、こういう過剰な演出的な要素が必須と考えるというのは既述の通り。

しかもラストの指原さんと高橋さんのコンビで、まさかの失敗まで付いてきた。こういうことが起こるのが正にAKBの醍醐味。しかもそこは指原さんと高橋さんなんで、アドリブ対応(で間違いないと思う)も完璧。しっかりとしたオチになってた。これはそれなりに刺さったんじゃないか。

あとは付け足し的に。指原さんセンターというAKB48の最強布陣のみならず、キャリーぱみゅぱみゅさんもハロウィンソングということで、これは偶然の一致なのか、誰かが大きな絵を描いてるのか、それとも単に時流に乗っかっただけで、これから後付けで絵が描かれるのか。秋元氏の流儀からすると最後者だろうなあ。

川栄李奈、AKB48卒業後初主演舞台で眼光鋭いあずみ役熱演

2015年08月29日 | AKB
川栄李奈、AKB48卒業後初主演舞台で眼光鋭いあずみ役熱演
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150827-00000114-natalien-musi

出演者より川栄の印象が語られると、その中で岡村は「彼女は“おバカ”と言われてはいるけど、頭の容量は巨大なコンピューターのよう。今回の舞台では殺陣のパターンがとても多くて覚えるのに時間がかかるところですが、彼女は面白いようにスイスイと入っていく。覚えることに関しては歴代のあずみを演じた女優の中でも1番だと思う」と彼女を絶賛した。

単なるリップサービスの可能性もなくはないけど、取り敢えずは川栄さんの頭の良さを示す一次ソースとして良いのかな。

ハロウィン・ナイトC/W MV

2015年08月28日 | AKB
「ハロウィン・ナイト」

既述。
ハロウィン・ナイトMV
http://blog.goo.ne.jp/ichthyophagi/e/771054adca00ea3a732a2138a219a583

「さよならサーフボード」

MVの基本コンセプトが兒玉さん、な感じがする。たぶん他の15人を出さない、兒玉さん一人だけでも成り立ってしまうコンテになってる。ここまでやるということは、これは秋元氏の指示なのかな。

「君にウェディングドレスを」

シネスコサイズのきれいな絵作り。楽曲に良く合ってて見てて心地良い。

「君だけが秋めいていた」

こちらもシネスコサイズだけど、彩度を押さえた絵作りになってる。曲調に合わせたのかも知れないけど、傷心バスツアー?というのが今一ピンとこないし、運転手とガイドのオチも???な感じ。

「水の中の伝導率」

あらこれもシネスコ。ちょっとだけど、こんなはずじゃなかった感が・・・。AKB48SHOW#83の「潜入」で、気が付かないうちにハードル上げてたかも。

「一歩目音頭」

夏祭り。花火大会。盆踊り。MVというよりは、この16人選抜に意義があるのかな。

「ヤンキーマシンガン」

マジすか学園5主題歌にして、例によってオープニング完全版といった風潮。

井上ヨシマサ著「神曲ができるまで」

2015年08月27日 | AKB
正直、文体とか見る限りゴーストライター臭が否めないかな。けれども、書かれてる内容自体は井上ヨシマサ氏らしさに溢れてるし、楽曲が創られる過程の裏話的なものが盛りだくさんで、そこだけでも十分に面白かった。これを井上ヨシマサ氏の自伝として見ても、とても興味深いというか、やはり人との出会いが決定的なんだなと教えてくれる。

以下52pから引用。

秋元さんのことをビジネスマンだと思ってる人がいるかもしれないけど、仕事をしていくうちにアーティストだということが分かっていきました。秋元さんの「あれやりたい」「明日これをやろう」と、その場の思いつきで可能性を探っていく姿はまさにアーティストです。ビジネスマンだったら、もっと計画的に進めていくはずですから(笑)。

僕との違いで言えば、秋元さんの場合は、仕事する相手が数百人もいること。僕はせいぜい2人か3人。でも、秋元さんは10人の会議10人全員が「良いね」という作品より、一人が溺愛するような作品作りをやってるんです。僕はそこに、ものすごく共感します。


正にこれが秋元流。側近というと怒られそうだけど、一番近くで一緒に仕事をしてきた人の評価なんで、これ以上の一次ソースはない。