AKB48の旅

AKB48の旅

「今は下品なので」

2018年12月31日 | AKB
ラスト出演の指原莉乃、いつかは司会で?/紅白リハ

バラエティー番組のMCを多数こなす指原にとって、「今後は司会者として紅白に戻ってくるのは?」と取材陣から話を振られると「女優さんがやっているイメージなので。いつかはピッタリといわれる品のある人になりたいです。今は下品なので」。過去に女優以外にも上沼恵美子らが務めていることを知ると「最近、目指せ上沼恵美子といわれることもあるんです…。あ、『目指せ上沼恵美子!』という記事のタイトルにはしないでくださいね」とお願いしていた。

恒例、昨日の今日。

既述のように、万能であること、あるいは「職業に貴賎なし」「清濁併せのむ」とは、イコール下品さを内包するということでもある。「品のある人」とは、可能性の相当部分を放棄するということでもある。もちろん「品のある人」であればこそ賞賛され、尊重され、一目置かれることにもなるんだけど、それだけの対価を払うということでもある。

そこに取材陣からの振りではあっても、上沼恵美子氏の名前が上がるというのは、さもありなん。実際の遣り取りを見聞きしたわけではないけど、記事を見る限り、例によって指原さん、あらゆる可能性、方向性を睨んで、巧みなバランスを取って配慮してることが分かる。

指原さん特別扱いの言い訳


以下、コメント欄へのお返事。

オヤジさん、情報ありがとうございます。

「2018年芸能界を沸かせたオンナたち 指原莉乃の“オンナ叩き”芸風は来年注意!?」

2018年12月30日 | AKB
2018年芸能界を沸かせたオンナたち 指原莉乃の“オンナ叩き”芸風は来年注意!?

2019年春、HKT48から卒業すると発表した指原サン。彼女がいつ卒業するかは注目されているところではありましたが、元号が変わるという滅多にないタイミングにぶつかるあたりが、恋愛スキャンダルで左遷の憂き目にあっても這い上がってきた強さを感じさせます。『今夜くらべてみましたSP』(日本テレビ系)で卒業後は「歌は歌わない」と話していた指原、今後はバラエティーに照準をしぼるということでしょうか。その場合、これまでとは明らかに異なる点が出てくるでしょう。

 指原は“SNS警察”と揶揄(やゆ)されるように、SNSの投稿の中から、女性の本音をえぐりだすことを得意としていましたが、なぜ“オンナ叩き”のような芸風が受け入れられていたかというと、指原が恋愛禁止のグループにいて、彼氏がいない非リア充ポジションだったから。「人のことをいろいろ言うのは、彼氏のいない私のヒガミですよ」という逃げ道があったのです。

しかし、これから彼氏が発覚することもあるでしょう。それなのに、これまでの芸風で一般人を攻撃すると、単に「上から目線」「性格の悪い人」と思われてしまう可能性もあります。ここ最近どんどんお顔が変わっていて、一瞬誰かわからないこともある彼女ですが、キャラチェンジは緩やかにお願いいたします。


指原さん関連を全文コピペ。

なんとも奇妙な論理というか、因果の逆転もどきの議論と、設問が回答を包含する議論という、なんちゃって双方向通信のような論理構成。けれども、こういうのって、意外によく目にしたりもする。


【MV full】風を待つ / STU48 [公式]

2018年12月29日 | AKB
【MV full】風を待つ / STU48 [公式]

山下達郎氏風という評価であってるのかな。STU48らしさがいっぱいの爽やかで穏やかで優しい曲調にして歌詞。振り付けも風を表現してるのがよく伝わってくる。

そしてドローンによる長回しワンカット撮影という適度な斬新さと、その困難さをそれなりに伝えてくれる、抑制の効いたメイキング。

なんか褒めるところしか見つからない素敵なMV。

「最初の契約書だけです。それ以降はなかったです」

2018年12月28日 | AKB
柏木由紀「男女ともに…」恋愛禁止の契約内容明かす

コバヤシから、秋元康総合プロデューサーが「恋愛禁止なんて言ってない」と発言していたと水を向けられると「秋元さんは言われたことは一回もないけど、AKBの契約書に書いてあったんですよ。最初の契約書に。『男女ともに恋愛を禁止する』って」と明かし、「最初の契約書だけです。それ以降はなかったです」と説明した。

AKB界隈ではファクトとして囁かれていたことだけど、もしかして一次ソースがついたのは初めて?

身分制度とポリコレ

2018年12月27日 | AKB
岡田斗司夫「アイドル界に“身分制度“が誕生しつつある」

10年後のアイドルというのは、喩えるなら「イギリスの貴族」みたいなものかもしれません。イギリスの貴族には貴族の家系に生まれた人と、一代限りの爵位を授けられた人がいますが、アイドルもこういう「身分」になっていく。

今後、ぽっと出の人間がアイドルになるのはものすごく難しいでしょうね。

『ユーチューバーが消滅する未来 2028年の世界を見抜く』(PHP新書)で僕は、世界は「戦国時代」に入ったと書きました。これはあらゆる人に対して平等にチャンスが与えられているということではありません。

日本の戦国時代の武将には、武田信玄や織田信長がいますが、彼らは代々続く武家に生まれた人たち。豊臣秀吉のように何もないところから成り上がったイレギュラーなヤツもいますが、戦国武将のほとんどがそうではない。

昔、『スター誕生!』なんてオーディション番組があり、誰でも応募できるということになっていました。だけど、予選を通過できるのは「やっぱり!」と思える人に限られていました。

今後、ユーチューブやさまざまなソーシャルメディアがますます進化して、本当にどんな人でも番組を配信できるようにはなりますが、そこで注目される人は「やっぱり!」という人なんです。

「アイドル」と表現しましたけど、これは芸能という狭い分野に限ったことではありません。見た目やキャラクター、家系によって注目を集められた人が貴族となる、新たな身分制度が誕生しつつあるのです。


岡田斗司夫氏の慧眼を認めることに吝かではないけど、これはどうだろう。例によって批判的なスタンスは取らないんだけど、この視点は、私が勝手に主張してる「アイドル遍在時代」とは折り合いが悪いのは明らか。

日本に事実上「身分制度」はないと見るか、それとも厳然と存在すると見るか。実際にここで問題となるのは、「身分制度」という言葉の厳密な定義ということになるんだけど、定義次第で見え方はコロコロ変わることになる。

私は、日本には「身分制度」はないという立場を取るし、だからこそポリコレが頓珍漢なことになってしまうと考える。ここが欧米とかと決定的に違うと思うし、だからこそ日本型のアイドルが出現したと考える。

つまりは議論というか世界観の根本から、折り合わないということになってしまう。