AKB48の旅

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「政治を語りたがるタレント」

2019年03月22日 | AKB
指原莉乃がウーマン村本を名指しで「政治を語りたがるタレント」批判! 権力批判だけを政治的という詐術

指原は、「政治を語りたがるタレント」がたとえば誰のことを指しているのかと共演陣から問われ、嘲笑気味にこう答えたのである。

「ウーマンラッシュアワー村本」

 この返答にスタジオは大爆笑。ヒロミは「あいつはもう本気だからね」とコメントする。そして、指原はSNSでの炎上が起こる流れを、加えてこのように解説するのであった。

「世間の芸能ニュースにちょっと一言言いたいとか、そういうことに利用する人も増えています」
「村本さんだけじゃなくって、みんなちょっとネットニュースを引用して、『これはちょっとどうかと思う』とか、そういうことを言う」
「それにさらに噛み付いた人がいて、それで口論になったりしたりして、なんか揉めてる感じ」

 ここで注目すべきは、指原が「政治を語りたがるタレント」としてウーマンラッシュアワーの村本大輔の名前を出したことだ。ここに指原発言の、そして「芸能人は政治発言するな」論の、正体がよくあらわれている。


うーん、例によって批判的なスタンスは避けたいんだけど、ここはちょっとだけ突っ込んでおきたい。

この番組は見てたけど、「この返答にスタジオは大爆笑」というのが答えというか、常識的な反応なんであって、それ以上でもそれ以下でもないという視点で良いのではないか。もうちょっと踏み込むと、「政治を語りたがるタレント」という括りを、「政権批判や現状に対する異議申立てがダメ」に結びつけてしまうという「飛躍」に無頓着というか。

記事の後段で名指しされてる松本人志、小籔千豊、千原せいじ、たむらけんじ、つるの剛士(敬称略)にしても、私が理解するところ、政治ネタは基本、笑いと結びつけられてるのであって、そこは村本氏となんら変わりはない。そこに対立軸を敢えて設定するとすれば、それは村本氏がエキセントリックな方向性を狙ってること、記事で言う「権力批判」のように見えると言うことくらいだろう。

村本氏のツイッターをフォローしてるわけではないので、間違ってるかも知れないけど、では村本氏の発言が「権力批判」に当たるのかといえば、少なくとも私にはそうは見えない。「権力批判」とは何かという定義にもよるんだろうけど、それは単なる悪口であってはならないと思うし、脊髄反射的な批難も、決して「権力批判」たり得ないのではないかと思う。敢えて言い放つなら、わずかでも良いから、そこに提言なり選択肢なりの提示があるべきではないか。

ちょっと勇み足が過ぎるので、これ以上は書かないけど、指原さんが村本氏の名前を挙げたバランス感覚、あるいは入り組んだ利害関係、利益相反を瞬時に洞察したかのようなセレクトを、少なくとも私は称えたいと思うし、村本氏の「指原さんが干されますように…」という返しも、同工異曲のライン上にあると感じる。

1 コメント

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Unknown (Unknown)
2019-03-23 23:27:28
指原さん批判のツイートをかなり読みました。その多くさらにはこの記事そのものに共通するのは、我こそが正義であり、その文脈から逸脱するものは、全て悪であるという傲慢さです。この雑誌はリベラルを標榜しているようですが、失礼なはなしです。右であれ左であれ、ちゃんとした人たちは存在し、そうした人たちは皆多様性を認め、尊重しています。この記事の主張するところは、リベラルどころか左翼の名を借りたファシズムです。こうした論調が、リベラルから人を遠ざけ安倍政権を支えているといってもいいでしょう。指原さんはまさに多様性の権化ともいえる人。政治などというこの世界で最も唾棄すべき、低劣な人間活動とは本能的に近づくべきではないと、感じているのでしょう。
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