AKB48の旅

AKB48の旅

BS日テレ「心の絆!旅立ちスペシャル」の横山さん

2016年03月31日 | AKB
3月26日、27日の2日にわたってBS日テレで「心の絆!旅立ちスペシャル2016」が放送された。去年に続く2回目という理解で合ってるかな。前回は徳光氏と高橋さんがMCだったけど、今回は同じく徳光氏と横山さんと言うことで、背景とか知らないけど、これって総監督仕事ということなのかな。

あるいは、因縁浅からぬ徳光氏ということで、言わば「外仕事」の修行の場として横山さんに提供された場という見方もあるか。実際、徳光氏は親しげに接してたし、横山さんを巧みに優しくリードしているように見えなくもなかった。

横山さんの受け答えも堂に入ったもので、もちろん台本があるとか何テイクも撮り直してるとか、そういうことはあるのかもしれないけど、かつてのしゃべれない語れない横山さんの姿はそこにはなかった。これなら渉外担当としての総監督としても十分にやって行けそうに見えた。

番組自体は前回同様、素晴らしいものだった。取材対象の選択が実に渋いというか絶妙だし、取材自体もテレビ的な「横暴さ」が感じられず丁寧で、民放だってやればできるんじゃんという感じ。もっとも地上波ではなくてBSではあるんだけど。

BS日テレ「心の絆!旅立ちスペシャル」の高橋さん
http://blog.goo.ne.jp/ichthyophagi/e/bd4cac3d33ca912704696b4651b8d812


BSスカパー「NGT48初主演ドラマへの歩み」

2016年03月30日 | AKB
まず印象的だったのが、優秀さと緩さ、かな。比較してはいけないのかも知れないけど、"to be continued"や"Show must go on"なんかに顕著だった拙さと必死さの、一つの対極と言って良いのかも知れない。

パイオニアとフォロワーという視点に拘り過ぎなのかも知れないけど、NGT48を見る度に感じ入ってしまう最初から高みにいる感じ。そんなはずはないのに、みんな極めて優秀にしか見えないし、とりわけ加藤美南さんには感心してしまうしかない。その加藤さんの存在様式、カラーがNGT48のイメージを決定付けてるということなんだろう。

けれども振れ幅が変わらないのであれば、ダメな子が少しできるようになる方が、できる子がさらにできるようになるよりも好感度が高くなるだろうし、共感できやすい。どうしても最初から「できる」という錯覚があって、であるが故に努力が見えずらいし、足掻きの弱さと映ってしまう。そんな感じ。

オーディションと言いつつ主役がその加藤さんだったのも、出来レースという見方もあるだろうけど、少なくとも私の眼には当然の結果としか見えない。番組としては大滝友梨亜さんをフィーチャーした作りになってて、その意図も分かるんだけど、やはり如何ともしがたいかな。

NGT48グランドオープン初日公演
http://blog.goo.ne.jp/ichthyophagi/e/21ecf263e280f605fe079866fc3a5a20

向井地美音ぐぐたす3月28日0:22

2016年03月29日 | AKB
向井地美音ぐぐたす3月28日0:22
https://plus.google.com/u/0/104815465208323574550/posts/A4u6z3xXXYY

たかみなさんからの最後の贈り物は、この「AKB48」だと思います。
10年間の愛と歴史を私たちがしっかりと受け止めて、必ずこのグループを輝かせ続ける。

AKB48 第2章、どうか見守っていてください。


高橋さん卒業コンサートの感想が熱いぐぐたすだけど、そしてもちろんその全部に目を通すことはできてないと思うけど、それでも正直、型にはまったものが多いなと感じる中、気づいたところでは向井地さんが、正に正鵠を射る書き込みをしてた。

所与の「AKB48」という巨大な構造を、意識して視野に収める。その経緯が正に「愛と歴史」であること、その動的な全体像を「受け止めて」の「第2章」。

もちろん向井地さんがそんな解釈の通りに考えてるとは限らないかも知れない。けれどもその視点がしかるべき「高み」にある、少なくとも「そこ」を目指してることは、しっかり確認できると思う。

あとは向井地さんのベクトルに追随できてるのは、やはり込山さんくらいかな。ぐぐたすを見てる限りではあるけど、高橋さん亡き後のAKBをドライブするのは、この2人になるのかも知れない。

クオ・バディス

2016年03月28日 | AKB
台湾、フィリピン、タイにて新たな姉妹グループ誕生!
http://www.akb48.co.jp/newgroup/

やはりというか、JKT48、SNH48に続くのは、TPE48、MNL48、BNK48ということに。この展開はシンプルに、都市圏人口(若年人口)、日本文化の浸透度、反日教育という三つの変数による解になってるように見える。

都市圏人口から見れば、デリー、ソウルが有望に見えるんだけど、デリーは文化的な距離が大き過ぎると考えられるし、ソウルは反日教育の賜物と言うことになるんだろう。

世界のAKBGの次を考える
http://blog.goo.ne.jp/ichthyophagi/e/c83aac8c9e96d84e2d5c3010b26c7b19

菅なな子著「アイドル受験戦記 SKE48をやめた私が数学0点から偏差値69の国立大学に入るまで」

2016年03月27日 | AKB
面白かった。一気読みしてしまった。

まず何より印象的なのが、文章の簡潔さと明晰さ。そして構成の確かさ。同年代の女子が一般的に書くだろうと思われる、とりとめのないやおいな文面からは極北に位置するとすら表現してしまいたくなるくらい。

たぶん間違いないと思うけど、小さな手直し程度以上の編集の手はほとんど入っていないだろう。菅さんがすべて自ら書き下ろしてると思われる。それくらい個性的で力のある叙述になってるし、菅さんしか書けない内容になってる。素晴らしい。

ちなみに「ビリギャル」は読んでないので、比較とかはできない。できないけど、もともと学力はあったのは類似してるとしても、SKE選抜になって学業との両立が不可能になった過程がリアルに描かれてる、そのオリジナリティは高く評価できると思う。

その前半、SKE5期オーディションへの応募から合格の過程、そしてSKE選抜になってからのハードスケジュールぶりは、いろんな意味で興味深かった。菅さんから見たご家族の反応には、なんか納得というか妙に身近に感じられてしまったし、メンバーの関係性も、良く聞き知ってたつもりだったけど、あらためて確認できた感じ。

後半の言わば「受験勉強編」は、それ自体は平凡と言えば平凡だけど、菅さんの集中力がみごとなことがよく分かるし、何よりSKE選抜時代との対比という形での記述がなされていて、逆にSKE選抜のハードワークぶりが実感されることとなった。アイドルってたいへんなんだなあ。

そして、このクリアな記述の恐らくは背景としての、自己を客観視する能力がSKE選抜という経験から身についたものであろうことが、シンプルに推測できてしまう。指原さんや高橋さんのレベルは別格としても、劇場型アイドルの存立基盤が、この得がたい能力を培うんだろう。

あるいはこの才能を持つことが、選抜の必要条件と言い切った方がより現実的だろうか。その能力が受験に振り向けられれば、僅か1年強の期間で名古屋大学経済学部に届いてしまう。アイドルとはそれだけの努力と知的能力を求められるものなんだろう。


以下追記
ご指摘ありがとうございました。管→菅へと訂正させて頂きました。