AKB48の旅

AKB48の旅

「AKB48 in Tokyo Dome 1830mの夢 Making」そして総評

2012年12月17日 | AKB
今回のDVDは総じて作りが丁寧だと感じるけど、このMakingも全部で2時間50分近くあるし、うち真水のMakingだけでなく、それ以外の特典もメンバーのインタビューで構成されてたり、よく作り込まれてると思う。

Making本編は、舞台裏を中心に見応えがあったし、特に印象的だったのはメンバーの表情。高橋さんのソロデビューや前田さんの卒業セレモニーでの、舞台裏から見守るメンバーの真剣な眼差しや涙をよく捉えてて、言わば依り代だった二人、AKBのすべてを背負った二人への思い、とりわけ敬意と憧れが滲み出てたと思う。中でも特に印象的だったのは、「桜の花びら」を歌う前田さんを見つめる島崎さんの表情かな。何かの「決意」のようにも見えた。

インタビューはちょっと流し見だったけど、印象に残ったのが木崎さんかな。野心を露わにしてて、これは期待したくなった。時が来たら、木崎さんも本店兼任になるんだろうね。

東京ドームコンサート3DAYS全体を見ての総評だけど、一言で言って神コンサート、これにつきると思う。単純に見ていて楽しいし、人数の多さはもちろん、かけてるお金を含めて過剰感、疾走感、蕩尽感がこれでもかとばかり味わえるというか。

強いてマイナス面を上げるとすれば、編集されてても気になるセットの設営などでとられる待ち時間と、意図不明もしくは過剰演出のようなシーンがちらほらあったこと。もう少し洗練されてたらなと言うことだと思うけど、これが洗練されてしまっていたら、それはそれで新たな不満になっていたかも。

初日がAKBの歴史をなぞった上で、組閣という形でAKBGの今後の方向性を示し、中日で最大の功労者である高橋さんを顕彰し、最終日でエース前田さんを送り出す、その全体の設計と気配りが見事すぎる。秋元康の全力、そして何より愛を見た気がするし、メンバーもしっかりとついて行けてたと思う。

あとは心置きなくブルーレイを待とう。HD解像度で、AKBの最大の楽しみ方であるハイコンテクストにして、背後に、細部に宿る神の降臨を待とう。