AKB48の旅

AKB48の旅

名無しの指ヲタさんへのお返事

2016年04月30日 | AKB
名無しの指ヲタさん、コメントありがとうございます。なんか意図が通じてるというのは嬉しいものですね。というわけで、ちょっと調子に乗って書かないつもりだったことに触れてみようかと思います。

ちょうど今、リクアワ2016のブルーレイをぶつ切りながら見てるのですが、正直、どのように評価して良いものか・・・。例によってあくまでもごく私的な思い込みと断っておくのですが、とりわけ"AKB48 ONLY"がひどい。ああ、書いてしまった。

詳細とか蘊蓄を垂れるなんて無様なことはしませんが、高橋さんがいなくなるということの意味と現実が、もののみごとにさらけ出されてしまっていた、そのように見えてしまったくらいは書いても良いのでしょう。

宮崎美穂さんが悪いわけではないのですが、高橋さんの不在が過剰に強調されることになってしまってる。一方でチーム8の佇まいが、眩しすぎるくらいに美しい。言わばそれぞれがネガコンとポジコンになってしまってる。

前田さんの不在が学習問題だったのとは違って、高橋さんの不在は構造問題なので、これには方法論としての解決策はないと考えられます。強いて言うなら、そこにはたぶん新たな「奇跡」が必要なのかも知れません。そしてそんなに都合良く「奇跡」なんて起こることはありません。

外から見える秋元氏の行動を見てると、その答を島崎さんに求め、宮脇さんに求め、けれどもやはり「ヒント」には辿り着けずに「楽曲職人」から抜け出せずにいる、そのように見えてしまいます。

確かに「楽曲職人」の何が悪いわけでもないでしょう。高いクオリティを維持し続けている、それだけで十分にリスペクトものですし、これだけの膨大な楽曲群をこれだけのクオリティで産み出し続けてきたということの凄まじさは、いくら賞賛してもし過ぎと言うことはないと思います。正にそんな事実を確認できるイベントこそが、リクアワなわけで、だからこそ・・・というか。

けれども、「維持」とはある意味「下押し圧力」に繋がってしまうのは避けられそうにありません。だからこそ、逆に「サイレントマジョリティー」のような楽曲が外部で産み出されることになる、そのように考えます。

何かオチがあるわけでもないですし、これ以上は深入りしませんが、なかなかしんどいですね。

「翼はいらない」

2016年04月29日 | AKB
音質が良くないし、例によってアレンジが変わる可能性もあるし、ということで批判ではないよと念を押しておくけど・・・

あんまり良い表現というか、対比ではないかもしれないけど、職人とクリエーターということを考えてしまった。言葉の定義としては人それぞれに様々あろうとは思うけど、安定して高いクオリティを発揮するということと、失敗も多いけど、その一方で尖ってるということ、突き抜けるこということ。ここでは話を単純化して、前者を職人、後者をクリエーターと呼んでみたい。

秋元氏は、基本、クリエーターであると私が認識してることは既述の通り。けれども秋元氏は同時に職人でもあるんだろう。つまりはスタンスとしては「研究者」に近いとも表現し得る。そういう視点で見るなら、秋元氏の特異性が際立つことにもなる。この両特性を巧みに渡り歩くというのは、並大抵のことではない。

ぶっちゃけ「翼はいらない」に、クリエーターとしての息吹は、少なくとも私には感じられない。そこにあるのは「楽曲職人」としての秋元氏のように聞こえる。そしてそれはここんとこAKBGの楽曲全般におしなべて言えてしまってるようにも思う。

比較してはいけないと思いつつ、それでも「サイレントマジョリティー」の尖りぶりとの対比というものを考えてしまう。つまりは繰り返しにしかならないんだけど、クリエーターのモチベーションということかと。

リクアワ2016ブルーレイの収録時間

2016年04月28日 | AKB
"AKB48 ONLY REQUEST HOUR SETLIST BEST 100 2016"ブルーレイBOXに記載された収録時間は、全ディスク片面2層で、Disc1:115min、Disc2:129min、Disc3:110min、Disc4:117min、Disc5:137min、Disc6は「メイキング・特典映像」で、例によって記載なし。

実収録時間は、より長時間となる"AUDIO COMMENTARY"版で、Disc1:108分29秒+9分04秒=117分33秒、Disc2:122分33秒+8分54秒=131分25秒、Disc3:104分17秒+8分16秒=112分33秒、Disc4:111分06秒+8分07秒=118分13秒、Disc5:130分39秒+9分12秒=139分51秒、Disc6:186分51秒だった。なお例によってDISC6の隠し映像は探してない。

"AKB48 GROUP REQUEST HOUR SETLIST BEST 100 2016"ブルーレイBOX記載の収録時間は、全ディスク片面2層で、Disc1:110min、Disc2:128min、Disc3:131min、Disc4:132min、Disc5:160min、Disc6は「メイキング・特典映像」で、こちらも例によって記載なし。

実収録時間は、やはり"AUDIO COMMENTARY"版で、Disc1:104分06秒+8分34秒=112分40秒、Disc2:119分57秒+10分16秒=130分13秒、Disc3:125分26秒+8分19秒=133分45秒、Disc4:127分11秒+10分56秒=138分07秒、Disc5:155分29秒+6分18秒=161分47秒、Disc6:214分03秒だった。こちらもDISC6の隠し映像は探してない。

「新しいAKB48の形」

2016年04月27日 | AKB
FLASHスペシャル グラビアBESTの「新総監督 横山由依」から引用

リクアワの期間中、私はバックステージでメンバー謝りました。「ごめんなさい。私はうまくできません。みんなの気持ちも分からない。なのに、メンバーを引っ張って行くだなんて、総監督にふさわしい器じゃないのかもしれません。だけど、AKB48のことが好きです。みんなと一緒に、今まで以上の景色を見たいです。だから力を貸してください。」と。すると、しーちゃん(大屋志津香)が「横山が頑張ってるのは分かるからさ。みんな気持ちは一緒だから」と言ってくれました。ほかのメンバーも私の話を黙って聞いてくれました。翌朝、小嶋陽菜さんと渡辺麻友さんが、私がツイッターによく書いている”あるあるネタ”を投稿してくれました。それは、形を変えた私への励ましのメッセージだと受け取りました。その日、新しいAKB48の形が見えた気がしましたー


イイハナシダナーで終わっても良いんだけど、少しだけ。

恐らくは高橋さんを含めてメンバーの誰も、AKBという巨大な存在の全貌を把握していないと思われる。そしてそれは違った意味で(敢えてその立ち位置を取らないという意味で)、秋元氏にも当てはまってしまったりするとも思われる。それでもその巨大さを巨大さとして認知することのできる、小嶋さんや渡辺さんがいる。誰にとっても不可能なことを、そうと知りながら、それでも敢然と引き受けようとする横山さんがいる。

そういう暗黙知がそこにあるのであれば、そしその意識が多くのメンバーに共有されるのであれば、そこに「新しいAKB48の形」が立ち現れることになるんだろう。

欅坂46の「作られ方」

2016年04月26日 | AKB
BRODY05 欅坂46「サイレントマジョリティー」MV制作秘話
以下63pから引用

「センターだからというのもあるんですが、結果として今回は平手をめっちゃえこひいきしてる(笑)。TAKAHIROさんの振付もそういうふうになっていると感じたんですが、主人公を決めてそこを軸にしっかり見せた方が、全体としての完成度があがる。バランスをとって満遍なくメンバーを映していくより、彼女たちの魅力をストレートに伝えられるんじゃないかと思いました。それを実現するためには絶対的な主人公が必要で、表情、爆発力、平手はそれにふさわしい人だと感じました。」(池田)

「サイレントマジョリティー」のMVを最初に見て感じたのは、やはりクリエーターのモチベーションということだった。フレッシュさ、新しさというのが何よりというのはもちろんだけど、センターの平手さんの存在感が凄かった。かつての前田さんとはもちろん似てはいないけど、同等の「硬質感」が伝わってきた。

上記引用はあくまでもMVの監督の池田一真氏の発言だけど、たぶん間違いなく様々なレイヤで、平手さんはクリエーターのモチベーションかき立てる存在なんじゃないかと思わせる。それはもちろん秋元氏にしても同様で、だからこその「サイレントマジョリティー」という楽曲なんだろう。そんな「熱」が伝播して行った、その一つの結実としてのMV。

実際の平手さんのインタビューもこの後に載ってて、それは拍子抜けするくらいに「薄い」のだけど、まあ実際のところ14歳の少女にして、当然のようにそんなもんなんだろう。あとはかつての前田さんのように「俎の鯉」に徹することができるのかどうか。けっこうこれが難しいのかも知れない。