マジカル・ミスってるツアー

MMT社
猫と水どうとするめイカ面達との非常識の中の常識的日常

Drop・名古屋千秋楽にむけて

2008-04-16 21:51:21 | 小林賢太郎・(有)大吟醸
座禅をしている人の脳波を取り、5分に一度ベルを鳴らす。

修行を積んだ禅僧と、一般人にも同じ様に座禅を組んでもらって、比較をする実験である。

ベルを鳴らすと、どちらも同じ様に脳波が乱れる。

禅僧なら乱れないどろうと、予測されたがそうではなかった。

2回目、3回目、と回数が進んでいく。

一般人の脳波は、だんだん乱れなくなる。

つまりベルが鳴るなと、予測して身構えるからだ。

しかし、禅僧の脳波は、いつまでも同じ様に乱れたという。

無心というのは、こういうものであるらしい・・。

森博嗣:メディカルファクトリーより


森氏は、作品者のやり方に慣れてくる事、それは上達する事、悟りを開く事とは、反対だと語っている。

つまり、研ぎ澄まされたのではなく、むしろ「鈍く」なっただけのことだとも。



名古屋「DROP」公演千秋楽。

私は、全ての雑念を払い、自分をクリアーにして、無心で素直に接する事が、出来るであろうか・・・。

小林賢太郎の作品を批評する前に、自分の鈍感さを改めよう。

奏すれば、必ず、出会うはずである。

静寂に包まれた舞台の中で、コントへ命をかけた一人男の情熱と執念と気迫の結集を・・。



コメント (2)
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