マジカル・ミスってるツアー

MMT社
猫と水どうとするめイカ面達との非常識の中の常識的日常

Drop・その5

2008-04-10 09:46:10 | 小林賢太郎・(有)大吟醸
[カーテンコール]

感謝・感激・感動・興奮・ねぎらい・常識的な行為等、もろもろな思いを込めて演劇後観客が、拍手喝采をし、いったん退場した出演者を舞台に呼び戻す。


表現者達は、その音色と質感と分量と回数にて、自分の価値の有無を瞬時に認識する事が出来る。

両者が同等な満足度に達した本物の拍手が何度も実現したら、それは最高に素晴らしい終わり方になる。

しかし、近年のカーテンコールはご挨拶だけでは物足りず、特典パフォーマンスを強く要求する形になってきている。

手を動かす事を止めない人種は、むしろそっちが重要なのかもしれない。

「アンコール!!」
「もっとなんかやれ!!」
「エアードラムだけで茶を濁すな!!」
「足りないぞ!!」
「何かしゃべれ!!」
「笑わせろ!!」
「カッコつけるんじゃねえ!!」
「お得な気分にもっとさせろ!!」
「ミクシーで自慢したいぞ!!」
「本公演やれ!!」
「仁をだせ!!(約1名)」


今日の主人公はお疲れっぽいから、早く楽屋に返してあげたいなぁ・・と一応は思うが、おまけ欲しさに暴動拍手の一音となりすます。



なかなか鳴り止まない拍手に向かって、

「はいはいはい、今日は夜の部もあるから、もう何もやらないよ。後は各自で遊びなさい」

くらい、言えたら、私はあなたがもっと好きになってしまいます。


コメント (4)
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