「おめぇさん、大きくなったら何になりてぇんだ?」
「ひ」と「し」がうまく発音できないその人は、ボクにそう尋ねた。
「うーーーんとねえ。自転車かカウンタックかジェット機」
「ほーーーー。ずいぶんと、かてい(固い)モノばかりじゃねえか。そりゃあ、ボウズ、ちーーーとばかり修行しなきゃならねえなあ」
「えーーー。いっぱい修行すれば、叶うの?」
「おーーー。叶うとも。まあ、柔らかいモノなら直ぐにでもなれるがなあ~」
「えーーー?何々?」
「プリン・ババロア・ゼリー・ムース・はんぺん・・・」
「食べ物ばかりじゃん!」
「絹ごしの方が木綿よりなりやすいし、ちくわぶよりちくわの方がなりやすい」
「ボクは、固いモノになりたいです」
「よーーし!!分かった!!それじゃあ、このドロップを一つやるよ」
そう言って、この世のモノとは思えない色のドロップをくれた。
「いいか、そのドロップが口の中で全て溶けるまで修行を続ける。溶けたあかつきには、お前の願いが叶う」
「うん・・・・。あっ!!固い!!」
「噛み砕いて食おうなんてしてもダメだ。飲み込んでもしゃっくりで口の中に戻ってくるぞ」
「わかったよ。で、修行は、何をするの?」
「おう!!他人の願いを3つ叶えてやる事だ。そんなに難しい事じゃねえ。家に帰りてぇとか、元の場所に戻りてぇとか、しゃべりてぇとかそんな処だ」
「ふーーーん。簡単な願いだね」
「でも、きっちり3つ叶えてやるんだぞ。いいか、おめえは、今日からポツネンドロップ缶魔法使い2世だ」
「と、言う事で、ボクは思春期魔法使いになり修行歴蒸しパン年目です・・・ってボクの話はいいから、早く3つの願いを言って下さい」
「しとつの願いをしゃっぺんにするっ!!」
「・・・・あのさあ、ボクの知ってる、江戸っ子さんじゃないよね?」
「・・・・・・」
「ひ」と「し」がうまく発音できないその人は、ボクにそう尋ねた。
「うーーーんとねえ。自転車かカウンタックかジェット機」
「ほーーーー。ずいぶんと、かてい(固い)モノばかりじゃねえか。そりゃあ、ボウズ、ちーーーとばかり修行しなきゃならねえなあ」
「えーーー。いっぱい修行すれば、叶うの?」
「おーーー。叶うとも。まあ、柔らかいモノなら直ぐにでもなれるがなあ~」
「えーーー?何々?」
「プリン・ババロア・ゼリー・ムース・はんぺん・・・」
「食べ物ばかりじゃん!」
「絹ごしの方が木綿よりなりやすいし、ちくわぶよりちくわの方がなりやすい」
「ボクは、固いモノになりたいです」
「よーーし!!分かった!!それじゃあ、このドロップを一つやるよ」
そう言って、この世のモノとは思えない色のドロップをくれた。
「いいか、そのドロップが口の中で全て溶けるまで修行を続ける。溶けたあかつきには、お前の願いが叶う」
「うん・・・・。あっ!!固い!!」
「噛み砕いて食おうなんてしてもダメだ。飲み込んでもしゃっくりで口の中に戻ってくるぞ」
「わかったよ。で、修行は、何をするの?」
「おう!!他人の願いを3つ叶えてやる事だ。そんなに難しい事じゃねえ。家に帰りてぇとか、元の場所に戻りてぇとか、しゃべりてぇとかそんな処だ」
「ふーーーん。簡単な願いだね」
「でも、きっちり3つ叶えてやるんだぞ。いいか、おめえは、今日からポツネンドロップ缶魔法使い2世だ」
「と、言う事で、ボクは思春期魔法使いになり修行歴蒸しパン年目です・・・ってボクの話はいいから、早く3つの願いを言って下さい」
「しとつの願いをしゃっぺんにするっ!!」
「・・・・あのさあ、ボクの知ってる、江戸っ子さんじゃないよね?」
「・・・・・・」