レギュラーシーズンに全精力を注げ、の意見

　金田正一氏が「侍ジャパンの解散を提案」と主張している記事がありました。
　NEWSポストセブン。11月10日の記事。

　シーズンオフは体を休めろ、というのが大きな主張。
　
　大谷翔平投手の「すごくワクワクしている。優勝できるように頑張りたい」というコメントに対しては、
　『そんなところで頑張るなら、ペナントレース中に頑張ってソフトバンクを倒したらどうだ』という鋭い指摘。
　全くもっともで、シーズンが終わったら、精も根も尽き果てて、試合どころか練習だってできません、という状態が当然なのかもしれません。

　もちろん、プレミア12は春先から予定されていて、それを考えてプレーしていたという選手がいるかもしれません。そしたら、金田氏に「本末転倒!!」と言われるでしょうね。

　先週金曜のすぽると!で、江本孟紀氏が「プレミア12で得られるものは何もない」と発言して、アナウンサーがちょっと困ってました。
　フジテレビは中継してないから、江本氏としてはズバッと言えるのでしょうが、アナウンサーとしては進行上、まずいと思ったんじゃないかな。

　そもそも、クライマックスシリーズがあること自体、レギュラーシーズンの価値を下げているというのもあります。優勝したら日本シリーズに向けて体調を整えていく、それが従来のやり方。
　だから、ぎりぎりに優勝決定というのは、待ち構えているチームより不利というのもありました。

　テレビ中継を含め興行面のことは、いろいろあるとして、
　『シーズンで使った体を元に戻すには3か月はかかる』という金田正一氏の発言。それが実体験である以上、検討・考慮しないと、選手にとっては負担がありすぎるということになると思います。

　この点で江本氏も「とにかく怪我だけはしないように」という発言も重みがありました。