貴ノ花が1975年3月場所で初優勝を飾った時の優勝決定戦。
相手は北の湖。
本割りで敗れての決定戦。
貴ノ花が勝った瞬間、座布団が跳ぶ、跳ぶ。
先日行われた、九州場所では、座布団を投げることができないようにしたという記事を読みました。
座布団を投げるのは、横綱が負けた時に、ブーイングの意味合いなのかなと、感じていました。
しかし、貴ノ花の優勝は、待ちに待った瞬間。喜んで、興奮して、観客がどんどん座布団を投げたという感じでした。
その時実況をしていた杉山邦博氏も「実況席にも座布団が跳んできて、体にもマイクにも当たった。しかし、痛みを感じることはなかった。それほどの一番だった」と話しておられました。
嬉しさのあまり、投げてしまう。
そう言えば、北京オリンピックの4×100mRで3位が確定した時に、朝原選手が思わずバトンを投げ上げました。
案外、自然な反応なのかもしれないなと、思いました。