イタグレと暮らす戌年男のブログ

 イタリアングレーハウンド(イタグレ)と過ごす中で、家族、趣味、出来事についての感想などを書きたいです。
 

使ってはいけない技術でも、あれば使いたくなる

2021-03-05 18:00:15 | TV・映画
 今月のEテレ「100分de名著」
 「災害を考える」というテーマで、4回とも違う著書。
 
 第1回は寺田寅彦「天災と日本人」

 「天災は忘れた頃にやってくる」というのは、寺田寅彦の言葉と言われるけれど、文章として書かれてはいないそうです。寺田が話してことが残ったのではないかと、指南役の若松英輔さん。

 前半で「使ってはいけない技術でも、あれば使いたくなる」という話があり、例えば原発ということを伊集院光さん。
 まさかあんな大事故が起きるとは思っていなかった。
どうなんでしょう? 
 伊集院さんが「だから原発は使ってはいけない技術」と言ったわけではないし、むしろあの頃、部屋の蛍光灯を1本に減らしてでも節電といったのが、今は忘れている部分もあると。

 寺田寅彦は「技術が発達すると被害は大きくなる」と主張していて、安部みちこアナウンサーは、「そんな時代に、現在を予想するような」といってたけれど、たぶんそれは必然的に予想できることのように思います。

 で、災害を他人事と思わず、自分のこと、自分たちのことと考えて、この自然を次代にきちんと残していかねばならないという話に。

 体調がいい時なら、もう少し深く考えられると思うけれど、今はちょっときついかなぁ…。

「女子選手のユニフォームはカラフルで華やか」

2021-03-05 16:38:05 | TV・映画
 昨日のEテレ「世界にいいね!つぶやき英語」で、ジェンダー問題を取り上げていました。

 #DontBeSilentがテーマで、森喜朗氏の発言も話題になりました。

 その時に、思い出したのが、クロスカントリーの日本選手権。
 女子の8kmが始まった時に、確か原晋監督だったと思いますが、「女子選手のユニフォームはカラフルで華やか」というような話をされたように思います。
 増田明美さんもその話にのっていたと思うし、以前から、そういう言われ方はよくありました。

 でも、現実として、男性と女性でカラフルなユニフォームにそれほどの違いがあるだろうかと考えると、それほどないような気がします。

 びわ湖毎日マラソンの時でも、カラフルなユニフォームの選手というのか、チームユニフォームけっこうありました。

 何となく、女性はカラフルでファッショナブルみたいなイメージがあって、実際の様子以上についそう言ってしまう、そんなことがあるような気もします。

 昨日の「つぶやき英語」を見ていて、そんなことも思いました。

 太田光さんは、沈黙することがだめというのも、また制限をかけるような気がすると。世界でそれを認めてくれるかどうかはわからないけれど、発言できない人もいると。

 なかなか、難しい部分で、森喜朗氏の発言は、その奥に何があるかというのを考えないといけないのでしょうし、ジェンダーの問題、○○らしさということ、そしてどうしても発言できない、人に言えないという場合に、それをどう理解してあげるのかとか、いろんなことが詰まっている内容だと思いました。

スペースデブリの問題

2021-03-04 09:55:27 | TV・映画
 昨日の夕方、BS1で放送していた「BS世界のドキュメンタリー」

 スペースデブリのことを取り上げていました。
 「宇宙ゴミが地球を覆う」というタイトルでした。
 
 たくさんのスペースデブリがあって、それがとても危険なことであるというのは、ずいぶん前からいわれていると思います。

 でも、びっくりしたのは人工衛星同士の衝突があったこと。これは太陽フレアの影響で制御ができなくなったことが原因のようです。
 また、中国が人工衛星をミサイルで破壊したという事例も。実験のようです。

 その2つは、スペースデブリの個数をとても増やしたと。

 もう人工衛星というのか、宇宙に向けて何かを飛ばすというのは、そのあとどうするんだというのを考えたら、やめた方がいいんじゃないかとさえ思います。
 でも、GPSが使えなくなったら困るというのか、混乱が起きるのでしょうし、衛星放送ができなくなったら、やっぱり困るというか、現在の生活とは違ったものになるでしょう。

 いろいろ考えさせられる番組でした。

「わかしお」座礁のドキュメント

2021-03-01 17:16:32 | TV・映画
 26日の夜のBS1スペシャル。
 「モーリシャス 汚れた海 失われた楽園の長き闘い」

 「わかしお」の座礁事故は大きなニュースだったようにも思うけれど、それほど詳しく報道されなかったような気も。

 今回の放送では、進路を島寄りにしたのは、携帯電話がつながるようにということだったようで、ちょっと信じがたいというのか、それほど携帯電話(スマホかな)がないと困る世の中になってしまったのか…。

 島に近づけば座礁リスクがあるのはわかっていたのだと思います。

 過去にも座礁事故はあったけれど、今回のように動かしようがなくなったのは初めてだと。

 COVID-19の感染があって、乗組員もPCR検査を受けてとか、通常の対応ができなかった。

 長き闘いというのは、マングローブにこびりついた重油とか、サンゴをつぶしてしまったことによる影響が、この先何年続くのかわからないと。

 海洋汚染がどれほど大変かというのが、あらためてよくわかりました。 

幸福町の由来

2021-02-28 18:41:18 | TV・映画
 今朝BSプレミアムで放送していた「よみがえる新日本紀行」
 「幸福への旅 ~帯広~」

 幸福駅がとても有名になったことは憶えています。
 それが新日本紀行をきっかけにして、ということでした。
 昭和48年の放送。

 福井県大野からの集団移住。とにかく厳しい環境で「幸福という名は寒さと飢えしか知らなかった開拓時代に誰かが捨てばちでつけた地名ではないかと村人たちはいう」という説明でした。
 願いをこめてというのではなく、捨てばちでというのはかなりのすごさ。

 やっぱり寒さというのは大変なことだと思います。
 
 もっとも、先住民族としてアイヌがいて、地名としてはアイヌ語由来のものがたくさんある北海道。
 
 明治になって同化政策がとられ、移住してくる人たちもいて、そのあたりの問題は幸福町のこととは全く別なのかもしれないけれど、先日ETV特集「帰郷の日は遠く~アイヌ遺骨返還の行方~」を見たので、ふと思ってしまいました。

保阪正康さんが解説する二・二六事件

2021-02-27 10:42:27 | TV・映画
 BS-TBSで土曜日に放送している「関口宏のもう一度!近現代史」

 1月23日の放送で、二・二六事件を取り上げていました。

 1月下旬は寝込んでしまい、録画したままになっていたのですが、タイミング的にはちょうど同じ頃になりました。今日が2月27日。

 最近、「にっぽん!歴史鑑定」でも、「BS1スペシャル」でも、二・二六事件を取り上げていたので、今、見てちょうどよかったかもしれません。

 番組の時間枠が「BS1スペシャル」が長く、その点で一番詳しかったです。

 保阪さんは、首相が無事だったことに関して、押し入れの前にいた女中に、首相は生きているのかと聞いて、生きていると答えたと話していました。
 「BS1スペシャル」か「歴史鑑定」だったか忘れたけれど、女中に「けがはないか」と聞いたら「おけがはございません」と答えたので、「そうかつまり首相は生きているんだ」とわかった、そういう説明がありました。

 そのあたりに関しては、保阪さんが「二・二六事件に関しては、たくさんの説というのか、真実かどうかわからないものもある」という点になるのかもしれません。

 天皇は最初から激怒していたという点は、他の番組でも同じで、やはり殺害するという手段から始まったのは、自分たちの主張を通すには無理があった。
 でも、当時の農山村の状況(困窮)を考えたら、何とかしなければならないという、その点は現実だった。

 結局、二・二六事件で勢力を伸ばした人たちが、戦争に突き進んだという点が、一番大きなポイントというのも各番組共通。

 保阪正康さんが取り上げた中に東条英機も入っていて、それが印象に残りました。

常温核融合事件

2021-02-26 10:54:06 | TV・映画
 昨日、BSプレミアムで放送していた「フランケンシュタインの誘惑」

 常温核融合事件。

 何だかすごく話題になったような気もするけれど、もうかなり遠い記憶になってしまいました。

 あり得ないことが論文になってしまう。
 都合のいいことしか見えない状況になる。

 同じく「フランケンシュタインの誘惑」で、野口英世を取り上げた時に、光学顕微鏡で見えるはずのないウイルスを、見てしまったことを取り上げていました。
 これはもう有名な話というのか、野口英世がどれほどたくさんのプレパラートを作って、睡眠時間を削ってバイタリティあふれる研究をしたという事実はあるにしても、絶対に見えないウイルスが見えてしまった。

 それとはちょっと違うんだけれど、STAP細胞のこともちょっと思ってしまいました。
 
 常温核融合という言い方は、今はマイナスイメージにつながっているけれど、研究としては行われていて、問題になった当時とは名称も違っていました。

 科学そのものの信頼を失うことにもなったと言ってましたが、その点については、他のことでも言えそうですし、科学のみならず、公表されていることが真実なんだろうかというのは、全くわからないそういう世の中を感じます。
 今に限らずでしょうが。 

100分de名著「資本論」第3回、第4回

2021-02-25 16:46:28 | TV・映画
 先月のEテレ「100分de名著」。
 マルクスの「資本論」でした。
 寝込んでしまったので、第3回と第4回は録画したままになっていました。

 今日、2本見ました。

 持続可能なか社会というのは、最近よく聞くけれど、マルクスはすでにそのことにも触れていると。
 例えば、資本家が商品価値が高いからと、同じ作物ばかり連作させていると土地がやせて、結局育てられなくなるとか。

 同じことで、豊かな社会ということの考え方も。
 共有すべきものは個人の資産であってはならないというような。
 現在だと、水は誰にとっても必要なものだけれど、それが民間委託によって利潤追求となり、問題になっているとか。バルセロナでは、民泊が盛んになって、市民が住めなくなってしまった(家賃高騰)とか。

 豊かな社会のことは、高校時代の倫理社会のテストを思い出しました。
 1970年代後半です。
 日本の現在はどういう社会か、というような問題だったと思います。
 1つではなく、いくつか書き込む欄があったように思います。
 その中で「豊かな社会」と書いたものは×になりました。
 教科書にそう書いてあるのに、という不満が出たけれど、先生は「私は現在の日本社会が豊かな社会と表現できるものではないと考える」から×だと。

 「教科書を教えるわけではなく、教科書で教える」、そんなふうにも言われますから、教科書に書いてあることが正答になるとは限らない…。

 今回指摘されたような問題はその頃もあった。公害があり、労働環境の問題があり、過疎過密の問題があり、賃金格差もでていたと思います。

 番組では高度経済成長で豊かになったという話が出ていたけれど、その最中にも豊かとはいえない部分があった。
 そのことを思い出しました。

 自分でどういう社会と書いたのかは全く憶えていないんだけれど、たぶん「え~」と言った記憶もないので、おそらく違うことを書いたのではないかと思います。

 見ることができて、とても良かったです。

二・二六事件に関する番組

2021-02-24 16:45:22 | TV・映画
 一昨日のBS-TBS「にっぽん!歴史鑑定」と、昨日の午後「BS1スペシャルで、二・二六事件が取り上げられました。
 BS1スペシャルは「全貌 二・二六事件~最高機密文書で迫る~」というタイトルでした。

 どちらもよかったです。
 番組の時間が1時間弱と2時間弱という違いがあるので、BS1の方が詳しいとも言えるのですが、歴史鑑定でも要点をつかんでいて、わかりやすかったです。

 秩父宮のことがもう少し出てくるのかと思ったけれど、どちらもそうではなかったです。

 海軍の関わりがBS1では特に詳しかったです。

 体調面を考えると、ちょっと無理かなとも思ったけれど、ちゃんと見ることができました。
 でも、まだ十分わかったとは言えない気がします。

 BS1では新たな記録が見つかったということで、海軍では決行の1週間前には、首謀者まで把握していたけれど、黙っていたとか、組織を守るために、実行者のみの責任にしたとか、そういうのもまだ十分わかったとは言えない部分です。

 いろいろ勉強になりました。

自分の意志はどこにある?

2021-02-23 09:33:39 | TV・映画
 昨日の夜、BSプレミアムで放送していた「ヒューマニエンス」
 「“自由な意志”それは幻想なのか?」

 以前見たものですが、やっぱり難しかったです。
 意志というのはそもそも自由というのか、自分で考えているから意志、そう思うけれど、そうではない。

 無意識とのからみや、繰り返し練習や訓練をしたことで、反射的に起こる行動。自分で判断して選んだと思っていることが決してそうではない。
 よくわからない。

 昨日は、だいぶ前に放送された「ヒューマニエンス」「“体毛”毛を捨てたサル」も見たんだけれど、こちらはわかりやすいというか、思った通りの話でした。
 頭髪以外にはっきり残しているのは腋毛と陰毛で、それは成長の印。セックスアピールであり、生殖活動可能のサインということ。
 でも、いつからそれを隠すようになったのか。
 以前、奥アマゾンで暮らすヤノマミの番組があって、ほとんど隠してないような、つまりは衣服というものではない。
 それが自然なのかな…
 昨日見た「毛を捨てたサル」に関しては、それくらいの疑問だったけれど、昨日放送していた「自由な意志」に関しては、わからないことだらけ。

 先月寝込んで以来、不調から抜けきれなくて、いろんな判断も持ち越し。
 判断をするのは意志ではなく直感とか、そういうのもわかります。不調だとその直感も働かない。
 ならば、じっくり考えられるかというと、そっちはもっと無理。
 不調の原因として思い当たることはあれこれあるけれど、それがどこから出てきて、自分の意志で何とかできるのかといったら、無理っぽい。

 無意識の部分で、相当まいっている……。そう考えれば、昨日の番組通りか?
 ならば、どうすればその無意識部分のHelp me!!を解消できるのか?
 不安? 不満? Controlできない意志なのかな?