自分勝手に法律を作る人

　昨日のBS-TBS「諸説あり」

　徳川綱吉を取り上げました。
　生類憐みの令をマイナスと見るか、プラスと見るか。そこに諸説あり。

　福祉社会をめざしたんだという、それをメリットと考えればプラス。そういう見方は他の番組でも見た覚えがあります。

　でも、将軍在位24年間で130回以上の法令を出したというのは、やっぱり法律のもとに暮らす人々にとっては苦痛だったろうと思います。

　封建社会の中で、将軍が自分の方針で法律を作るというのは、ある意味当然かもしれないけれど、やはり自分勝手な印象は否めません。

　もっとも、民主主義と言われるなかでも、数の力を決め手に自分勝手な法律を作るという、そういう政治もみられる現代社会ですから、江戸時代のやり方がひどいとも言い切れなかったりして。