中央寄りに帽子を投げる

　びわ湖毎日マラソン。
　2位争いをしている前田和浩選手が帽子を投げ捨てるシーンがありました。
　捨てるというのも過激な言い方ですが、形の上ではそういうことで。



　歩道に投げるというのは、けっこうあります。
　沿道の方が拾ってくれるだろう、という状況。

　昨日は中央寄りを走っていたから、一番端に投げるしかなかったとは思います。
　誰かが片付けるのでしょうね。

　ただ、帽子を投げて勝つというのはあまりないように思います。
　代表的なのはロサンゼルスオリンピックの瀬古利彦選手。
　帽子を投げ捨てて集団から遅れました。
　これは瀬古氏自身も「サングラスを投げて金メダルのQちゃん、帽子を投げて下がった瀬古」と言ってます。

　また、野口みずき選手もモスクワ世界陸上で帽子を投げ捨てて、結局途中棄権。

　たぶん、邪魔とかうっとうしいとか、昨日の場合は雨で濡れて重いとか、そういう状況なんだと思います。気になり出すというのは、プラスの心理ではないでしょう。

　ただし、前田選手の場合は二枚目ですし、帽子がない方が顔がはっきりわかって、テレビ映りの面で大いにプラスだったとは思います。