イタグレと暮らす戌年男のブログ

 イタリアングレーハウンド(イタグレ)と過ごす中で、家族、趣味、出来事についての感想などを書きたいです。
 

「サルのお尻はなぜ赤い?」

2019-06-11 18:35:14 | 
 新潮文庫「ワニはいかにして愛を語り合うか」(日高敏隆・竹内久美子)。

 ネオテニーのことが書かれている章を読もうと思ったら、その前の章もおもしろそう。関連している部分もあると思うし、読むことにしました。
 「サルのお尻はなぜ赤い? 生殖を目的としない交尾」

 すごいタイトルだと思います。
 チンパンジーと、ゴリラと、オランウータンの生殖行動が書かれていて、発情期のサインが一番はっきりしているのはチンパンジー。ゴリラもちょっとはあって、オランウータンは全くわからない。

 ニホンザルのことも書かれていて、こちらは発情期が限定されていて、出産時期が決まっている。それが霊長類の中で最も北に棲んでいられることの理由(ヒトは除いて)。

 どの種についても、細かい観察事例があるんだろうと思われます。
 その一方、ヒトに関してはどうでしょう?
 「人間には発情期はない。というより、発情しっぱなしになっていると言った方がいいだろう」
 どうでしょう……。これは細かい観察事例や、何らかの調査があってのこと?
 
 チンパンジーやヒトは、生殖を目的としない交尾を行うことで、社会を成り立たせたり、家族のつながりを深めているという話になっているけれど、どうかな…。
 チンパンジーはともかく、ヒトに関しては、10行でおさまるようなシンプルなものではなく、相当な複雑さや深みがあるようにも思うけど…。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿