大学合格者数一覧、今昔

　財界にいがたの広告が地元紙に出ていました。

　大学合格者数一覧が載っているようです。
　週刊誌でも、春先から何号かそういう特集が続きます。
　
　今は、学校別の人数だけですが、私が高校生の頃は合格者氏名が新聞に載りました。
　大学名、氏名、高校名が載ったのだと思います。

　今なら個人情報をなんで新聞に載せるんだ！となるのでしょう、たぶん。
　その当時は、他の人に知らせるというより、受験生に知らせるという意味がありました。

　私の兄は朝寝坊のタイプですが、大学合格発表の翌日だけは、新聞が配達される1時間も前から起きて、玄関で新聞を待っていました。
　新聞以外で知るとしたら、発表会場に行くか、入試の時に上級生にお願いする（有料）それくらいしか手段はなかったのです。
　
　私は、兄と同じ大学を受けたので、兄が発表を見てくれました。
　「落ちたけど受かってる」というのが兄の電話第一声。「????」
　「第一希望の学科には落ちたけど、第二希望の学科に受かってる」
　一晩考えて、第二希望の学科に入ることにしました。

　今はインターネットで自宅にいながら、即時にわかります。
　1日遅れで喜びを味わっていた30年前、のんびりしてましたねぇ。