11日に放送された映画「おいしい給食」
2020年の作品。舞台は1983年。
教育委員会の代表者が甘利田先生と校長先生に、給食廃止を伝えに来校。
理由は小学校の児童が増えてそれだけで手一杯。中学は廃止。
フィクションだから、そしてコメディと考えたら、真剣に考えるのもどうかと思うけれど、あまりに横暴。現実、1983年はすでに少子化が始まっていて、過疎・過密のことはあっても、舞台の中学校は田園地帯でどちらかといえば過疎に感じました。
保護者の嘆願書がどっさりあるのに無視。廃止に一直線。
甘利田先生と御園先生のラブストーリー的なラストもあり、甘利田先生と神野君のカップラーメンもラスト(弁当の代わり)。
甘利田先生は年度途中なのに、教育委員会の権限で、異動(給食あり)。神野くんは給食をテーマに1年生ながら生徒会長に立候補。担任の責任だからと。神野君は大人だけで決めないでくださいと訴えたから。
現実を考えれば、私の最初の赴任地、原発の近く。その時生徒は「自分たちも原発議論に参加させて欲しい」と言ってました。
理由は問題が発生するとしたら、自分たちの世代が社会の中心になる頃だろうと。結局、そういう場はなかったけれど、原発問題は彼らの言った通りになってます。
少子化も1983年にはわかっていたことで、その時点で対策とっていれば、今のような事態にならなかったでしょう。
教育委員会に関しては、映画のような強権はなく、次長の方が頻繁に来校。要望や新校舎建設もあって、必要な備品類の相談など、教育の充実に熱心でした。
給食は、とても美味しくて量も多く、私はおかずはしっかり食べて、パンは残すこと多かったです。
そのパンは持ち帰って、電車で一緒になる高校生(野球部)が「今日はパンありますか」と期待していたから、ジャムやマーマレードと一緒にあげました。私はマーガリンだけ。つけるものが2つ、パンもふわふわ、おかずは熱々。自校給食の良さ。
彼らは片桐・清宮・小池でトリオKでした。同一校ではないけれど仲間。25歳と16歳なんだけど仲間でした。