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奇妙な花?『冬の花わらび』

2008年10月14日 | 花や蝶を求めて
とっても不思議なものを見つけました。ネジ花がたくさん見つかったその周辺で、今度は不思議な植物を発見! その名は、『冬の花わらび』。なぜかうちの旦那さまはこの花を知っていました。


『冬の花わらび』・・・素敵な名前ですねぇ~
でもその実態はというと、なんとも奇妙な花というか植物なのです。


花わらびといっても、山菜のワラビとは全く違って、シダ植物です。
夏の時期には休眠して枯れていますが涼しいこの時期なると、ひとつの株から「花に見立てられる葉」と「もうひとつの葉」、2本の葉が出てきます。私が出会った冬の花わらびは、二株仲良く一緒に生えているものが多かったです。ネジ花も寄り添って…というのが多かったような気がしますが、このような姿は微笑ましくていいですねぇ~


すーっと上に伸びて、《花に見立てられる葉》は・・・
繁殖のための胞子を持つ葉なので『胞子葉』。


もうひとつのツヤのある美しい、《普通の葉》は・・・
光合成をする葉なので『栄養葉』。


シダの仲間ですから花は咲きませんが、花の少ない冬の季節に床の間を飾る植物として、古くから親しまれているそうです。
山野草愛好家には、この冬の花わらびを鉢植えで育てている方が多いようですね。


なにはともあれ、この奇妙な植物『冬の花わらび』をちょっと見てやってください。






これが『冬の花わらび』・・・ね、ちょっと奇妙な花?でしょう

P1060352


この冬の花わらびは、ネジ花と同じように草むらに生えているので、目をこらしてよく探さないとなかなか見つからない植物です。






花に見立てられる『胞子葉』・・・う~ん、かなりグロテスク

P1060353


この何かの卵の集合体のようなツブツブ胞子葉は、次第に茶褐色になって繁殖のために粉のような胞子を飛び散らします。


植物たちも子孫を残す術をちゃんと見つけて、奇妙だのグロテスクだのと言われながらもそれぞれ必死に生きているのですね・・・
『冬の花わらび』、ちょっと素敵な植物に思えてきました。

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