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自転車XアウトドアX健康法Xなど綴る雑談メモ by 松下博宣

サービス・イノベーションの経営学・9

2010年09月09日 | 技術経営MOT


連載9ヶ月目は「チーム医療がもたらすイノベーション」です。
看護管理 2010年09月号 (通常号) ( Vol.20 No.10) pp923-928

チーム医療を巡る議論では、診療報酬制度上のインセンティブや損得勘定に目が行きがちです。また、職種の役割分担という視点からは、(1)看護師が自律的に判断できる機会を拡大しよう、(2)看護師の実施可能な行為を拡大し、能力を最大限に発揮できる環境を用意しよう、といった議論(価値判断)も見られます。

今回は一連の議論の盲点となっている部分に光を当てています。

<以下本文より貼りつけ>

適切にデザインされ運用される医療チームには、3つの効果を期待することができます。

(1)有効な介入手法、治療方法、理論を多職種間で共有し、伝搬・普及させる効果。つまりイノベーション効果。
(2)メンバーの専門性に依拠するサービススキルを持ち寄って、新結合させ、新しいケアサービスを創造してゆく効果。つまりインベンション効果。
(3)以上により、臨床的効果、患者満足効果などの患者アウトカムが上昇すること。つまり患者効果。

チーム医療では、新結合がキーワードとなります。必ずしも周囲をあっと驚かせるような斬新で真新しいことが創新を生むわけではありません。従来からあった既存の当たり前のモノゴトを①足し合わせる、②結びなおす、③掛け合わせる、④拡げて超えることによって新しいアイディア、サービスが生まれるきっかけとなります。

<以上本文より貼りつけ>

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