2週間ぶりのギャラリー巡りは、資料館→道教大サテライト→エッセ→大丸→ステラプレイス3F→JRアートボックス→プラニスホール→チカホ→たぴお→時計台→道新→大通→富士フイルム→らいらっく→三越→スカイホール→さいとう→ivory→ARTスペース201→NEW STARの20か所。久々の20入りである。
■札幌市資料館「北海道造形デザイン専門学校 卒業制作展2013」。
堀内利香「ポスター「SD製薬・除菌マンの日常」」:決して人とも物とも接触しない、極端な男、除菌マンがユーモラス。
新森春菜「動物園入場券の為のイラスト「花と動物」」:花の形を使って動物(熊、猿)を描いたもの。最優秀賞だけあって、別格に上手い。
■北海道教育大学札幌駅前サテライト「2012年度本学岩見沢校修了・卒業制作展」。後期日程である。
柏木健祐「絵画」:最近、あちこちのグループ展で、非常に気になる作品を出品していた人の3連大作。軍人、鳥居、鐘、白衣の人々など、死と呪術的なイメージがちりばめられている。さしずめ和風祭壇画という感じか。また、技術的にも素晴らしいと思うので、これからも期待である。
山崎麻乃「スピンドル」:8本手で青い体をしたインド女神か。色彩のカラフルさが目を引く。
五十嵐あり沙「私的生活空間-living room-」:ソファで横たわる女性の画。しかし色彩に紫系統が多く、何とも言えない不安感が出ている。
■ステラプレイス「STELLAR PHOTO CONTEST」。
作者名が見当たらなかったのだが、グランプリ作品「プラネタループ」は朝里のループ道路から見あげた星空をプラネタリウムに見立てた作品。壮大にして、美しい作品だ。
■JRアートボックス「風間雄飛 おちゃのこさいさい」。お祭りのお面屋さんをモチーフにした作品。
■プラニスホール「宮沢賢治・詩と絵の宇宙~雨ニモマケズの心~」。私は特に思い入れがないのだが、見に来ている人が非常に多かった。
宮沢賢治「無題(月夜のでんしんばしら)」:本人の心象スケッチが数点展示されていた。これは電信柱マンと言う感じの男が描かれている。
棟方志功「雨ニモマケズ」:これは例の有名な詩を棟方が版画にしたもの。2大個性の対決。
関野準一郎「よだかの星」:作品内容とは離れ、独自の版画作品になっている。
東逸子「銀河鉄道の夜」:これはまさに期待通りのリリカルな画風だ。
■札幌駅前通地下歩行空間「北から暮らしの工芸祭」。大きく4ブロックの展示があるようだが、移動の都合上、一番北の「生活空間演出スペース」だけ見た。なかなか可愛らしい椅子が色々あった。
■ギャラリーたぴお「またできた! ブラッディビーンズ」。来場者にお汁粉をふるまっているようであったが、残念ながら胃もたれ続行中のため、お断りしてしまった。お気持ちだけありがとう。
小西宏枝「DROP」:床の綿毛から飴玉の芽が伸びる。
岩井彩子「流されて、こわれても」:三角形の金属板で胴体と足を形造り、その上にぬっと首をのせて、これはダチョウのイメージだろうか。180センチはあるので、存在感が素晴らしい。
■時計台ギャラリー「越後光詞 作品展」。先日、資料館でお会いした方の作品展。まずは「哲子の部屋」。
写真では色彩が出ていないきらいはあるのだが、この激しくカラフルな大作(5m×1.4m)を見よ! もう少し近づくと…
目のやり所がありすぎて、楽しくなってくる。越後さん曰く「私は双眼鏡で見ています。視野が限られると、また見え方が違ってきて…」とのことである。
もう一点は円形に色をちりばめた作品(タイトル不詳。多分「曼荼羅」の後に何か続くような作品名だった)。こちらも色彩が殺し合わず、これでもかと迫ってくる。所々の白が効いているのかもしれない。
■大通美術館「札幌市立大学デザイン学部・デザイン研究科 卒業終了研究展2013」。
松本沙織里「パラレルワールド化した札幌を舞台としたマンガの制作」:札幌市民限定かもしれないが、読んで十分楽しめる作品。主人公のちょっと引っ込み思案な女性が、札幌市の裏にあるサッポロ市にまぎれ込んでしまうストーリーなのだ。お勧め。
■富士フイルムフォトサロン「続・知床開拓スピリット」。かつての開拓時代の写真と、同じ場所で撮った現在の知床の写真。どうしてもイメージ的に悲惨な開拓だったように思ってしまうが、牛を飼ってバターも手造り、苦労はあっても楽しい生活だったのだ。ということを当時の人がTVのインタビューで話をすると、全部カットになってしまったとか。
■らいらっくギャラリー「千葉美香 展」。道展U21でも期待のテクニシャン。高校1年生で初めて描いた油彩が展示されていた。現在に比べるとさすがに…、という所はあるが、最初から相当上手い人なのである。
「夢ノヒカリ」:多分最新の作品はこれ。自分で一言解説を書いており、「面白ポイント」があるのだそうだ。
最終日とあって、搬出のために友人が10人位集まった模様。おっさんはそそくさと見て、帰る。
■三越「近代洋画・特選絵画展」。
伊藤仁「札幌駅前風景」「初冬の市庁舎附近」:私の記憶にはもちろんないが、優しくも懐かしい札幌風景。
中村善策「南伊豆風景」:前景にヤシの木を配し、善策張りになっているという珍しい小品。
■さいとうギャラリー「澁谷美求・矢崎勝美展」。
澁谷美求「月光」:タイトルのせいもあるかもしれないが、青で描かれたどことなく音楽的な作品。
矢崎勝美「Gradation Series 1983」:チェック模様のグラデーション作品。私はこの時代のものは見ていないので、新鮮。
■ivory「五臓六腑「産毛展」」。さいとうギャラリーでであったMさんと見て歩き。展示番をしていた中谷麻瑚さんと、色々話をさせていただく。今回は編み物作品の「作り方」を出品していた中谷さんだが、もっとバリバリ毛糸愛を発揮して、周りが困るほどモコモコさせていただきたかった。
蠣崎波響が好きで、来年度は日本画科に進みたいということだったので、次回の出品は全然違ってしまうかもしれないが、思う存分にやって欲しいものだ。個展も4年間のうちには是非!
■GALLERY NEW STAR「花と虫のパステル」。意外と女性で虫好きの人っているんだよな。私は触れないけれども、写真は良かった。虫への愛が感じられる。
NEW STARの扉をあけると、雪の上に扇型の跡がついた。
■札幌市資料館「北海道造形デザイン専門学校 卒業制作展2013」。
堀内利香「ポスター「SD製薬・除菌マンの日常」」:決して人とも物とも接触しない、極端な男、除菌マンがユーモラス。
新森春菜「動物園入場券の為のイラスト「花と動物」」:花の形を使って動物(熊、猿)を描いたもの。最優秀賞だけあって、別格に上手い。
■北海道教育大学札幌駅前サテライト「2012年度本学岩見沢校修了・卒業制作展」。後期日程である。
柏木健祐「絵画」:最近、あちこちのグループ展で、非常に気になる作品を出品していた人の3連大作。軍人、鳥居、鐘、白衣の人々など、死と呪術的なイメージがちりばめられている。さしずめ和風祭壇画という感じか。また、技術的にも素晴らしいと思うので、これからも期待である。
山崎麻乃「スピンドル」:8本手で青い体をしたインド女神か。色彩のカラフルさが目を引く。
五十嵐あり沙「私的生活空間-living room-」:ソファで横たわる女性の画。しかし色彩に紫系統が多く、何とも言えない不安感が出ている。
■ステラプレイス「STELLAR PHOTO CONTEST」。
作者名が見当たらなかったのだが、グランプリ作品「プラネタループ」は朝里のループ道路から見あげた星空をプラネタリウムに見立てた作品。壮大にして、美しい作品だ。
■JRアートボックス「風間雄飛 おちゃのこさいさい」。お祭りのお面屋さんをモチーフにした作品。
■プラニスホール「宮沢賢治・詩と絵の宇宙~雨ニモマケズの心~」。私は特に思い入れがないのだが、見に来ている人が非常に多かった。
宮沢賢治「無題(月夜のでんしんばしら)」:本人の心象スケッチが数点展示されていた。これは電信柱マンと言う感じの男が描かれている。
棟方志功「雨ニモマケズ」:これは例の有名な詩を棟方が版画にしたもの。2大個性の対決。
関野準一郎「よだかの星」:作品内容とは離れ、独自の版画作品になっている。
東逸子「銀河鉄道の夜」:これはまさに期待通りのリリカルな画風だ。
■札幌駅前通地下歩行空間「北から暮らしの工芸祭」。大きく4ブロックの展示があるようだが、移動の都合上、一番北の「生活空間演出スペース」だけ見た。なかなか可愛らしい椅子が色々あった。
■ギャラリーたぴお「またできた! ブラッディビーンズ」。来場者にお汁粉をふるまっているようであったが、残念ながら胃もたれ続行中のため、お断りしてしまった。お気持ちだけありがとう。
小西宏枝「DROP」:床の綿毛から飴玉の芽が伸びる。
岩井彩子「流されて、こわれても」:三角形の金属板で胴体と足を形造り、その上にぬっと首をのせて、これはダチョウのイメージだろうか。180センチはあるので、存在感が素晴らしい。
■時計台ギャラリー「越後光詞 作品展」。先日、資料館でお会いした方の作品展。まずは「哲子の部屋」。
写真では色彩が出ていないきらいはあるのだが、この激しくカラフルな大作(5m×1.4m)を見よ! もう少し近づくと…
目のやり所がありすぎて、楽しくなってくる。越後さん曰く「私は双眼鏡で見ています。視野が限られると、また見え方が違ってきて…」とのことである。
もう一点は円形に色をちりばめた作品(タイトル不詳。多分「曼荼羅」の後に何か続くような作品名だった)。こちらも色彩が殺し合わず、これでもかと迫ってくる。所々の白が効いているのかもしれない。
■大通美術館「札幌市立大学デザイン学部・デザイン研究科 卒業終了研究展2013」。
松本沙織里「パラレルワールド化した札幌を舞台としたマンガの制作」:札幌市民限定かもしれないが、読んで十分楽しめる作品。主人公のちょっと引っ込み思案な女性が、札幌市の裏にあるサッポロ市にまぎれ込んでしまうストーリーなのだ。お勧め。
■富士フイルムフォトサロン「続・知床開拓スピリット」。かつての開拓時代の写真と、同じ場所で撮った現在の知床の写真。どうしてもイメージ的に悲惨な開拓だったように思ってしまうが、牛を飼ってバターも手造り、苦労はあっても楽しい生活だったのだ。ということを当時の人がTVのインタビューで話をすると、全部カットになってしまったとか。
■らいらっくギャラリー「千葉美香 展」。道展U21でも期待のテクニシャン。高校1年生で初めて描いた油彩が展示されていた。現在に比べるとさすがに…、という所はあるが、最初から相当上手い人なのである。
「夢ノヒカリ」:多分最新の作品はこれ。自分で一言解説を書いており、「面白ポイント」があるのだそうだ。
最終日とあって、搬出のために友人が10人位集まった模様。おっさんはそそくさと見て、帰る。
■三越「近代洋画・特選絵画展」。
伊藤仁「札幌駅前風景」「初冬の市庁舎附近」:私の記憶にはもちろんないが、優しくも懐かしい札幌風景。
中村善策「南伊豆風景」:前景にヤシの木を配し、善策張りになっているという珍しい小品。
■さいとうギャラリー「澁谷美求・矢崎勝美展」。
澁谷美求「月光」:タイトルのせいもあるかもしれないが、青で描かれたどことなく音楽的な作品。
矢崎勝美「Gradation Series 1983」:チェック模様のグラデーション作品。私はこの時代のものは見ていないので、新鮮。
■ivory「五臓六腑「産毛展」」。さいとうギャラリーでであったMさんと見て歩き。展示番をしていた中谷麻瑚さんと、色々話をさせていただく。今回は編み物作品の「作り方」を出品していた中谷さんだが、もっとバリバリ毛糸愛を発揮して、周りが困るほどモコモコさせていただきたかった。
蠣崎波響が好きで、来年度は日本画科に進みたいということだったので、次回の出品は全然違ってしまうかもしれないが、思う存分にやって欲しいものだ。個展も4年間のうちには是非!
■GALLERY NEW STAR「花と虫のパステル」。意外と女性で虫好きの人っているんだよな。私は触れないけれども、写真は良かった。虫への愛が感じられる。
NEW STARの扉をあけると、雪の上に扇型の跡がついた。
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