散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20191228ギャラリー巡り

2019年12月28日 16時00分40秒 | ART
本日は円山→資料館→芸森→らいらっく→三越→SCARTS→グランビスタの7か所。ちょっと油断すると、雪の奴は降ってくるのだ。



■札幌市資料館「あんこと旬展「恐竜タクシー」」。童話のような作品の展示がされていた。最初はそうでもなかったが、段々引き込まれる。「恐竜タクシー」いいじゃないか。私も契約したいぞ(年間の専属契約ができるのだ)。

北海道教育大学岩見沢校美術文化専攻の展示があるような話だったが、上記の展示以外は全く何もやっていなかった。





■札幌芸術の森美術館「タグチ・アートコレクション 球体のパレット」。帯広ですでに見ているので、気軽な気持ちで見る。
塩田千春「存在の状態-ドレス」:今年の個展ではかなり印象の強い作家。この1点もなかなかよろしい。


→絵画ではなくて、立体作品。

大竹伸朗「網膜/境界景4」:これは色彩が良い。写真では再現されないような気がする。



ナイジェル・コーク「セイレーン」:帯広で見た時に一番印象が強かった作品。何度見てもいい。全体のうねりもさることながら、細かく見ると人体のパーツが見て取れ、非常に気になる。



この人物がセイレーンなのか。そして散らばっている靴は命を落とした人のものなのか。



ハンス・オプ・デ・ピーク「ステージング・サイレンス(2)」:映像作品が2点あったが、帯広では無かったように思う。私は特に暗闇の中で上映されていたこの作品がおもしろくて、20分の上映を立ったまま見てしまった。テーブルの上にさまざまな小道具で世界を作り上げ、それをまた壊していくというのが続く作品。例えば、木の模型を置いて、雪景色のようなものを作る場面。



水を入れたペットボトルとすりガラスで、摩天楼を作る。



砂糖? で作ったビルに黒い水をかけて、あたかも核戦争で汚れた世界を再現したかのような場面。



面白かった。

■らいらっく・ぎゃらりい「上嶋秀俊 水のもり」。ガラス戸の外から見るパターンだ。壁に貼られたパーツの形もさることながら、床にある小さな突起が可愛らしい。



■グランビスタギャラリー「これまでも、これからも」。前期後期があるので、かなり展示品が入れ替わるのかと思ったら、そうでもなかった。
澁谷俊彦「起源・発生」:前期は木の中に小さな菌類に見立てた白い球(ピンの頭)が、控えめに配置されていたと思う。今回見ると、赤い球(成熟したのか)、黒い球(死へと向かっているのか)が現れ、球の数も圧倒的に増えていた。


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