散歩日記X

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札幌国際芸術祭(2) 地下歩行空間

2014年07月20日 14時54分30秒 | ART
地下歩行空間へと降りる。一番、さっぽろ駅よりの所が「インフォメーションエリア」になっている模様。



坂本龍一+真鍋大度「センシング・ストリームズ-不可視、不可聴」。見えないし、聴こえないというタイトルも凄いね。



エキソニモ「DesktopBAM」はパソコンに取り込んだ単音の音源、ピアノ演奏、音声読み上げソフトを使った演奏。テクノポップのごく初期からを知る者にとっては、懐かしくも楽しい作品である。実はこれが思ったより良かったので、札幌国際芸術祭について真面目に紹介していこうと思ったのである。



北3条東エリアに移動し、「チ・カ・ホ学生展」に出品されている、ヨコヤマ・ヨシムラ・ワカヤマ「家族」。

 

この奇怪な奴を軽くたたくと、音がする。結構通りがかりの人が試しているので、双方向性の作品はやっぱり大事だなというきがする。次は進藤冬華「島めぐり-サハリン」。



鏡台の前に字が書いてある紙が置いてあるのだが、下のグリーンのカーペットを踏んで良いのかどうか悩む。結局踏まなかったのだが、踏まないと字は読めない。どうしたらいいのか、案内書きを望む。

北三条交差点広場では、毛利悠子「サーカスの地中」が展示されている。

 

円形テーブルの上を回転する棒には磁石? が乗っており、それによって方位磁針に揺れが発生する。その電気信号をピックアップして、床にある毛ばたきが動くようなのだ。面白いとも、分かりにくいとも言うね。

中央西エリアの「ブラインド・ブック・マーケット」。本にカバーをかけてラップでくるんだものに、読んだ人のコメントだけが付けられており、中身が分からないままに物々交換(本々交換)をするという仕組み。写真のエリアには本が無いが、既に数百冊の本があったように思う。



北2条エリアの露口啓二「Map of Water SAPPORO/FUKUSHIMA」。映像を見る限り、タイトルから感じさせる雰囲気はなく、素直に見て美しい感じ。



チカホの所々にキーワードが掲示されている。スマホか何かで何かするらしいが…(←全然分かってない)。



北1条エリアに到着し、ちょっと目を引いていたのが菅野創/yang02「セミセンスレス・ドローイング・モジュールズ(SDM)」。壁に貼ってある紙に、ワイヤーなどで動く自動ペンがひたすらに線を引いている。果たして会期の中で、何かの姿が浮かび上がってくるのだろうか。



チカホ会場はそこそこ親しみやすい感じの展示が多かった。まずは札幌国際芸術祭に手軽に触れるなら、ここからではあるまいか。


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