散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

実際に違うのか、単に気持ちの問題なのか

2015年10月03日 21時15分25秒 | 食べ歩き
いや、結構飲んで麻痺してきた。何だかちょっと小腹も減って来たような…(←錯覚)。九州は久留米、小倉でラーメンを食べた私は、北海道のラーメンより完成度が高く、かつ量が控えめであるという結論に至った。札幌に帰って来て無理難題を言うが、北九州近辺のあの味をもう一度食べたい。

ということで、博多のラーメンといえばもっとも最初に思いつく「I」に行ってみることにした。場所も前の店から3分程度の所にある。外から覗き込むと観光客で混雑気味であったが、ちょうどカウンター席が空き、無事座ることができた。

注文はオーソドックスと思える、白丸元味にしてみる。到着を待つ間は小皿に辛いもやしと辛子高菜をキープ。



もやしをつまんでいる間に、ラーメンが到着した。見た感じは申し分ない。



さて、早速食べてみると、これが臭みもないし、スープ美味しいよね。麺も北海道人には違和感のある細麺・硬めであるが、これはこれであるなという感じ。しかし、これが博多ラーメンの味だったっけ? なんか違うような気もするが、それは博多と久留米・小倉の違いなのか、そもそもこの店が札幌向けアレンジなのか、福岡と北海道では食べている周りの空気が違うのか分からない。

私は本場の味を完全に把握している訳じゃないからなあ。まあ、ラーメンとしては旨いよ。トンコツラーメンにもう少し取り組んでみようかな。


話し込む

2015年10月03日 20時40分55秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
本日の2軒目は借りていた本をお返ししなければならないこともあり、いつものバー「N」へ。地下鉄南北線に乗って移動したのだが、どう言う訳かかなりの混雑。何かイベントがあったのか、それとも単に観光客が多いのか。

店に入ると先客が1名、この方は宮城から来た一人旅の女性であった。声だけ聞くと(顔を覗き込むような失礼なことはしない)、30歳前後かと思われたが、「今回、初めて飛行機に乗りました」とのことだった。相変わらず定番のギャグというのはすたれないもので、知人から「今の飛行機はフワフワのじゅうたん敷いてあるから、靴は脱がないとダメだよ」などと言われてきたらしい。

さて、少々のどが渇いた1発目はモスコミュール。冷たく、そして生姜の刺激がちょうどいい。



ここで次の客がきたのだが、何と宮城県からの来訪であった。今日は宮城デーだな。しかし、宮城峡を飲むこともなく、2杯目はジン+フェルネブランカ+薔薇のリキュール+白ワイン+グレナディンシロップのカクテル。幸い、色は透明感と赤みのあるいい色に仕上がった。



味は「思ったより苦いですね」と謝られてしまったが、フェルネブランカが入っているのだから苦いに決まっている。後半、白ワイン由来のふんわりした味わいがするように思う。

明日は日曜日だし、ここでガツンとということで、アクアビット+ラガヴーリン16年のアクアビットスモーキーマティーニを注文。やはりレダイグとラガヴーリンがこのカクテルの双璧か。冷たく強いカクテルでかなり酔っぱらってきた。



ここで、宮城嬢と宮城氏が二人とも帰ってしまい、なぜか土曜日なのにお店の暇タイムに入ってしまった。ここでNさんが深夜のグルメ番組の話をしかけてきたので、ちょうどレモンハートの最新刊と孤独のグルメの巡礼ガイド2が出たのをいいことに、その話題で話し込む。

レモンハートのマスターが中村梅雀なのはいかがなものか、しかし、ピッタリくる人が思いつかないとか、メガネさんはとりあえずメガネをして帽子かぶっていれば誰でもいいか、というような話題である。後は「ワカコ酒」も面白かったということと、「深夜食堂」の奥田英二はカッコよすぎて困るとか。

最後に「孤独のグルメ」を見ていないというNさんに、番組の素晴らしさを説明しようとしたのだが、五郎の名セリフを説明するのが難しい。疲れてきて、最後に宮城峡12年のハイボール。結局、宮城づくしか(どこが?)。



頑張ったのだが、次の客が来るまでもたずに申し訳ない。珍しく静かなバー「N」であった。

北海道大箱居酒屋(4)

2015年10月03日 18時08分40秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
さて、今回は札幌市内に数店舗ある居酒屋「UI」の北2条店である。この店、かつて会社の先輩が大好きで、何度か使ったものである。その時はとにかく大人気店で、時間を間違えると入れないくらいの勢いであった。さて、本日はどうなることか。

17時過ぎに階段を下りて入店。するとまさかの先客ゼロ。うーむ、と唸りつつ入店。心配していた席だが、カウンター席もあるので1人客も大丈夫のようだ(昔行っていた店は場所が違うが、とにかく大人数の座敷のイメージしかない)。

カウンター隅に腰をおろし、16時~18時は半額となるビールを注文(他にハイボール、ウーロンハイも)。通しはほうれん草のナムルと飯寿しの魚の部分だけのようなもの。



まずは1~2名様向けという刺身を注文してみる。



ジャーン! 小さいが舟盛りだ。載っているのはマグロ、カンパチ(多分)、海老、ホタテ、鮭、カスベ(多分)、イカ、タコ、卵焼きと9種類。結構なボリューム感だ。食べてみると、まあ、通常の居酒屋では標準的なレベルかもしれないな(私の口もおごってきたものだ)。中では意外なことに海老が良かったと思う。頭の味噌まで新鮮な味わいだった。

ビールに刺身はなかなか辛く、途中で山田錦を注文。やはり酒の方が食べやすい。とはいえ、刺身ばかり食べるのって、なかなか厳しいよね。温かい料理に目をやると、肉という手もあったがボリュームがありそうだ。ということで、本日のメニューの中から、値段の高くないかすべほっぺ空揚げというのを頼んでみる。

 

むむっ、結構量があるな。但し、揚げ加減はからりと、中身も淡白な白身なので、かなり食べやすい。しかし、しかしですな。昼食が重厚だったせいか、食が細くなったせいか、この2品で限界に達する。

この大箱居酒屋シリーズだが、ついお得メニューを頼んでしまうと苦戦するような気がする。次回以降は量が少なくて単価の高い品を少しづつ頼むというのが、大人の取る作戦かもしれない。



ちなみに約1時間経過したところで、他の客は2名。いまや東京を中心としたエリアに多く出店しているようだが、札幌でも使いようはあると思う。

20151003ギャラリー巡り

2015年10月03日 15時50分28秒 | ART
札幌は快晴。朝晩は涼しく、今日の帰りは遅くなる予定なので上着を着て出発。



本日は近美→資料館→市民→三越→スカイホール→さいとう→CAI02→富士フイルム→大通→道新→時計台→たぴお→大同→エッセ→紀伊国屋→大丸の16か所。

■北海道立近代美術館「日韓近代美術家のまなざし」。
藤田嗣治「朝鮮風景」:父親が朝鮮総督府の病院長だったことから、藤田も何度か行ったことがあるらしい。写実的な風景画。
金周経「北岳山を背景にした風景」:ヴラマンクばりのフォーブな色と線。どっしりとした質感がある。
吉田博「大同門」:福岡市で作品を見た人だ。門の前の川で洗濯する庶民を描いている。

和田三造「朝鮮総督府壁画画稿」:3点合わせて半円形になる変形キャンバスに描かれた、ピンクが目立つカラフルな作品。
六角紫水「刀筆文線の行通い香盆」:黒字に朱の紋様。非常にシャープで好みである。
三和高麗焼「青磁象嵌菓子鉢」:非常に落ち着いた緑色がいい。

李惟台「和音」「探求」:ピアノの前に腰掛ける伝統衣装の女性と顕微鏡を前に西欧風の科学者のたたずまいである女性を描いた連作。やはり西欧化シフトが課題だったか。
岡本一平「朝鮮漫画行」:京城を数回訪問し描いたものらしい。
李大源「庭」:地面が強い赤茶色で描かれており、インパクト大。

藤島武二「アルチショ」:タイトルはアーティチョークのこと。花の紫色が鮮やか。
荒井龍男「森の部分」:確かに森を描いているのだが、抽象が入りかかっているというか、シュールレアリスムというか。

韓国の従来のイメージに偏っている所もあるし、(特に前半)日本人画家が多すぎるようにも思えたが、かなり充実した展覧会。上記にあげた以外にも、小杉放庵、土田麦僊、寺崎廣業、河合寛次郎、川喜田半泥子、北大路魯山人、山口蓬春、前田青邨、石井柏亭、山口長男など、なかなかの有名どころが登場している。一見の価値はあるだろう。



■市民ギャラリー「第57回学生美術全道展」。
大橋三四郎「溺れるほどの行為は痛覚と等しい」:暗緑色の背景に溶け込むような人物画。何となく海外作品の影響を感じる。
高見萠「まぐろ」:まぐろ頭の人物の周りを、小さなまぐろが回遊している。
岡ことの「花火と煙」:花火というよりは、ついに始まってしまった宇宙戦争の前に呆然としている人々にも見える。

尾留川昴哉「深海の誘惑」:いかにも深海魚という不気味な魚とマンガ顔の可愛い魚の出会い。
大和史穂「おばあちゃんが育てたズッキーニ」:ストレートにズッキーニ中心に描いている(版画)。
佐野肇彦「人休み」:段ボールの小片で人の形を作った立体作品。良くできている。

■スカイホール「浅井美紀写真展“幸せのしずく~World of Water Drops”」。蟻や水滴などの小さなものをクローズアップした写真展。ちょうどトークショー中で、全て見られなかったのが残念。。

■ギャラリーエッセ「北村哲朗彫刻展」。何回か拝見したことのある作家の展覧会。今回は「やちだも」という非常に重い木材を中心に使っているとのこと。いろいろ自作解説してくれる作者なのだが、何だか話しぶりがあっさりしていて、人と話をするのが苦手な私も、この方とは話が合うのである。

ナイス、カツカレー!

2015年10月03日 11時46分40秒 | 食べ歩き
北海道立近代美術館の展覧会が予想以上に立派だったため、三岸好太郎美術館に行く前に腹が減ってきた。三岸好太郎美術館を捨てて、南に行けば問題がなかったものを、北側に行ったために大変なことになった。

そういえば蕎麦屋さんがあったなあと思って行ったのだが、到着してみると、そこはぜんざい専門店になっていた。甘いものも嫌いではないが、昼食がぜんざいというのもどうだろう。つけたしのように、蕎麦・うどんというメニューもあったが、ここではないという気持ちになる。

そこから、ああでもないこうでもないと迷走に入り、どうなんだ、この辺全く飲食店がないじゃないか! とブチ切れそうになったが、結局、教育文化会館までたどり着き、そこの二階の軽食堂に入ることにした。それほど期待はしていないが、こういうところにある食堂というのも嫌いではない。

店に入り、あまり種類の多くないメニューの中から、迷走で腹が減ったためにカツカレーを選択。今日の昼食は控えめにしておこうかと思ったのだが、腹が減ってしまい制御が効かない。

ややしばらく経つと、カツカレー・ミニサラダ付きが到着した。



一見、喫茶店の軽いカレーにも見えるが、なかなかこれが充実した品であった。カツは見えている部分と同じくらいの大きさがカレーの中に潜んでおり、ボリュームたっぷりである(もちろん、揚げたて)。付け合わせはラッキョウ、福神漬けに加え、ガーリックチップ(味のメリハリにはもってこい)がついているのが、ちょいと珍しい所である。

カレーの味はスパイスのいい香り、一口目は甘く感じるくらいで、最終的には「意外と辛かったな」という理想のカレーであった。残念なのは、細長でカッコいい皿なので、ちょっと食べにくいところだったが、これはカツがご飯とカレーの間にあるというカツカレーの宿命かもしれない。

予想を上回る美味しいカレーに満足。この店、他のメニューも試してもいいかもと思った私である。


下らない理由

2015年10月03日 09時43分27秒 | 旅日記
大人になってから国内をいろいろと旅行しているが、何故そこに行きたかったかというと、非常に下らない理由だったりする。

松本市:馬刺しが食べたかったから。途中でローメンが近くにあるのに気が付き、それも主目的になった。
岡山市:えびめしが食べたかったから。
名古屋市:展覧会が良いのと、老舗居酒屋に行きたかったから。
京都市:これは寺と仏像と国立博物館だな。ちなみに立ち飲み、バーもいい店がある。
奈良市:こちらも寺と仏像、国立博物館。
大津市:これまで行ったことのない県に行きたかったから。
静岡市:新橋で何回か行っていたバーが移転したと聞いたため。
新潟市:イタリアンが食べたかったから。
鹿児島市:日本の中でも独自の文化圏のような気がするから。
福岡市:屋台バーに行きたかったから(行けなかったが)。
北九州市:関門トンネル人道を歩きたかったから。
下関市:これまで行ったことのない県に行きたかったから。

この他、気になっている県は秋田県、山形県、北関東3県(茨城県、栃木県、群馬県)、山梨県、鳥取県、島根県、高知県といったあたりか。もちろん、行ったことのない県には全て行きたいとは思っている。

岩見沢と滝川のアート

2015年10月03日 08時01分37秒 | ART
巖見澤消防組創立記念碑。



砲弾頭型鉄製保護枠。貯水槽が設置され冬期間の凍結・埋没防止のために使われたものらしい。



鈴木吾郎作(タイトル不明)。



こちらも松島正幸記念絵画館入口にある、鈴木吾郎「爽」。



滝川に移動し、石材屋さんにて。ゴジラは何だかミニラ寄り。

 

こちらも滝川の街角で、七福神・弁財天。


小倉のアート(2)

2015年10月03日 07時52分54秒 | ART
小倉駅前にある圓鍔勝三「花のめ神」。



伊能忠敬測量200年記念碑。



常盤橋の広告塔。明治23年に建てられ、その時は現在の3倍くらいの大きさだったとのこと。これは平成15年に建て替えられたものである。



北九州空港前にて。彫刻らしいものがあるが、もう作品名などを見に行く気力がない。



ということで、北九州旅行アート編もこの辺で終了とさせていただこう。

門司・下関のアート

2015年10月03日 07時34分04秒 | ART
門司港の展望タワーにて、天津恵「林芙美子誕生105周年記念モニュメント」。読んだこと無いよね。



下関に渡り、何だかアートっぽい形。表示などはなし。



みもすそ川公園で源義経vs平知盛の像。関門海峡の流れはものすごく速い。

 

関門海峡にポツンとある烏帽子岩。かつてこれが倒れた時、周りで病気や事故が多発したとの逸話あり。



作品名、作者名は無いのだが、下の碑盤に「祇園精舎の鐘の音 諸行無常の響きあり…」と平家物語の冒頭一節が刻まれている。



九州といえば、聖フランシスコ・ザビエル下関上陸の地。



門司に戻り、横山白虹「和布刈神事の像」。すみません、今まで土木工事の像だと思ってた。



門司港駅の「帰り水」。大正3年開設。



同じく「幸運の手水鉢」。こちらも大正3年から残っているのだ。