ばばちゃんのおっちゃんの日本語の先生への道

日本語の先生になろうと一念発起いたしました。

その311 発音考察 3

2024-08-02 07:33:27 | 6.私の感想・考え
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発音考察 3
 私の考え方と同じようなところがあちこちに見受けられますので、まだまだ、大事な情報が埋もれているかも知れません。全部の動画を当たってみることにしました。
 超上級者向けになっていて、並の学習者にとっては、話を、理解するのが難しいでしょうから、そういう情報を見つけ、易しく噛み砕いて解説したいと考えます。
 私が今回行ったアプローチの仕方は、「聞き返さない」がキーワードですが、KIMIKO先生の場合は、「訛をなくす」でした。しかし、期せずして、特殊音(拍)に辿り着きました。日本語風のリズムを会得しますと、伝わりやすく、違和感のない日本語に辿り着けそうです。
 そして、母音主体の日本語に対して、連母音が、発声できない、聞き取れないというのは、どうみても、日本語教育の致命的な欠陥で、そこに誰も手を付けていないのは、画竜点睛を欠き、日本語教育は、全く教育の本質を捉えていないのではないでしょうか。

 リオ小池さんの英語レッスンとKIMIKO先生の日本語レッスンは、同じ現象を英語に使うときと、日本語を使うときとが、真反対の使い方をしなければならないと言っているようです。
 英語は、ぶつ切りにしてはダメで、日本語はぶつ切りにしなければならないと言うような・・・。日本人の英語は、チョッピーなのだそうです。なら、彼らの日本語を、チョッピーにすれば、特殊拍にたどり着けるかも知れません。
リオ小池さんの言を借りますと下記のようです。
Folkは、英語には、ホォオク(一音節)、日本語には、ホークかホ、オ、ク(3モーラ)
Coffeeは、英語には、コォオヒィ(一音節)、日本語には、コーヒーかコ、オ、ヒ、イ
Roomは、英語には、ルゥウム(一音節)、日本語には、ルームかル、ウ、ム

 通常、初心者には、例外を除いて大きな流れだけを選んで、教えるほうが良いと考えます。しかし、特殊音と呼び、名前からして、例外的なものと誤解し、後回しにして取り扱って来ましたが、外国人に取っては、母語にない日本語の発音なので、決して例外的に使うものでもなく、頻繁に会話に出てきますので、真っ先に取り扱うべきものではないでしょうか。
 この特殊な発音形式を克服しませんと、まともな日本語になりません。難しいですけれど最初にクリアしないと、しょっちゅう足を引っ張られてしまいます。
容易に身につく、暫定解決方法が欲しい。
KIMIKO先生は、外国人の9割が発音できない長音で、
お母さん、忙しい、空気、ケーキ、学校と言う言葉を使って、それぞれ
あ:おかーーさん。おかーーーさん。おかーーーーさん。
い:いそがしーー。いそがしーーー。いそがしーーーー。
う:くーーき。くーーーき。くーーーーき。
え:けーーき。けーーーき。けーーーーき。
お:がっこーー。がっこーーーがっこーーーー。
と、それらの母音が聞こえるまで、引っ張りなさいと教えています。
それがクリアできれば、更に、柔らかく、
あ:おか~さん。
い:いそがし~。
う:く~き。
え:け~き。
お:がっこ~。
と発音するようにと、教えておいでです。

 その他、口の開き方もアドバイスされています。
日本語の発声域は、低音域で狭く、口を開かずに、発声するため、日本語のアクセントも差が少なく、彼らは、その差を「差」として、捉えることができないようです。私は、低音域で狭いというのは知っていましたが、そこから先は、思考が停止していました。
リオ小池さんは、英語で、「英語喉」を作りなさいとおっしゃっています。すなわち、スマイルの口の形状であり、更に「イー」といったときに、首の両側の筋が出てきて、その時の喉の位置が、英語喉の位置だそうです。
私は、理論的にどうだか分からなくても、しっかり観察して、暫定的に大部分をカバーできる解決方法と言うのに非常に魅力を感じます。
しっかり観察し、実験し、復元できるのを確認して法則になり、学問になっていくので、決して学問が先にある訳ではないと考えます。


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