かみつけ岩坊の数寄、隙き、大好き

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 「Hoshino Parsons Project」のブログ

問題点の詮索や方法論よりも、高い目標をかかげられるかどうかが大事

2012年05月05日 | 議論、分析ばかりしてないで攻めてみろ!

現状に対する不満や問題意識と、現状を変えようとする決意の間には、様々な人に接すれば接するほど、とても大きな開きがあることに気づかされます。

売り上げが悪い、経営が苦しい。

売り上げを伸ばしたい、経営を改善したい。

こう思っていない経営者は、誰一人としていない。誰もがこう思っていることは十分わかります。

 

ところが、では自分の店や会社の売り上げをどのように伸ばしたいのか、

売り上げを120%にしたいのか、2倍にしたいのかといった具体的な目標や意志をもってる人は極めて少ないのです。

自分自身が経営を、売り上げをどう伸ばしたいのかということを考えてもいないのに、どこからか売り上げが降ってくることはあり得ないことはわかると思うのですが、この壁がとてつもなく大きいことを感じさせられます。

多くの経営者は、この厳しいご時世にどうやたら売り上げが伸ばせるのか、その方法がわからないから、そんな120%などという目標はたてられないのだといいます。

ところが、そう言っている人が、その方法がみつかれば達成できるかというと、決してそうはなりません。

その発想でことをはじめると、必ず次にまた「出来ない理由」が出てくるからです。

こんなはずではなかった、時間が足りない、能力不足だった、想定外の問題がおきた・・・etc

売り上げを伸ばす保証があれば、そうしたこともする、できるだろうでは、おそらくその目標に到達することはまずありえないと思います。

120%の目標をかかげている人、売り上げを2倍に伸ばす人というのは、必ずしもその方法を知っているからそうした高い目標をかかげているのではありません。

どうやったらそれが達成できるか、その方法論は二の次のことです。

高い目標をかかげた人のみが、それを達成するにはどうしたらよいかを具体的に考えることができるのです。

このあたりは、会議の多い会社と少ない会議で成果を伸ばしている会社の違いとしても見えてきます。

これは会社の経営だけではなく、震災復興や原発問題、消費税問題もみな同じことにみます。

方法論の長い議論はやめましょう。

なによりも大事なのは、わたしとあなたが今必要な高い目標をかかげ、決意できるかどうかなのです。

そして、とっとと作業をはじめて私たちの手と足と頭を動かす時間を積み重ねていくことこそ優先されるべきことです。

今回、こうした実践的に仕事をさせていただけるオーナーさん、店長さんに出会えたことに、心から感謝しています。

毎度、繰り返しになりますが

「議論、分析ばかりしてないで攻めてみよ」

前に踏み出さないことには、なにもはじまりません。

コメント (1)
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