ある外国の邦字紙サイトで「ドイツ人と日本人の恋愛と結婚事情」という話が載っていた。男女の出会いは平均してドイツでは自然な成り行きに任せるが、日本では戦闘モードで付き合いを始め、その後、ある程度つきあってから「連絡先」の交換をする。
ドイツ人女性は、日本人が恋愛でごく普通だと感じることに違和感を感じ、凍りつくような感情を抱くことがあるという。
日本では、食事の席で、女性が食べ物を取り分ける光景がしばしば見かけられるが、ドイツでは、女性がそんな振る舞いを誰からも求められない。そんなことよりも、ドイツ人女性が日本人男性と付き合い始めれば、もっとスキンシップと花束を求める。 お互いに察し合おうと努力するよりも、お互いの意見をとことん話し合うことを求める。
滞日経験があるドイツ人女性は日本人男性から交際を申し込まれたときの戸惑いをこう話す。「小・中学生じゃあるまいし、あらたまって『付き合ってください』なんて……照れるというより、ちょっと引きます。二人の関係はじっくりつくっていくもので、宣言して始めることじゃないと思います。イベントのたびに気合いの入ったデートを計画するのも日本らしいですね。そういう特別な演出に対して、『かわいく』リアクションするのも大変でした」
別のドイツ人女性は「家族に、恋人との交際をもっとオープンにしたらどうだろう。ドイツでは、結婚を前提としていなくても、親に恋人を紹介し、相手の親に気さくに話し、敬語も使わない」と強調。「日本では、親に紹介した途端に結婚へ向かってまっしぐら。相手の家族ともっとゆっくり知り合いたいのに」と語る。
恋人関係のときと同様、結婚してもパートナーとはできるだけ一緒にいたい、とドイツ人女性は語る。「仕事ばかりで家に帰ってこない夫は、それこそ離婚です! 日本の女性が結婚相手の条件を吟味したり、夫の留守を喜ぶ風潮」に大きなカルチャーショック受けたという。
日本では、長年付き合っているカップルに、周りの人が「いつ結婚するの」と質問する。ドイツでは、「いつ一緒に住むの」だという。日独での男女の出会いから結婚(同棲)までのプロセスはこうだ。
ドイツの例
最初のデート → 一緒に行動 → 初めてのキス → 両思い → 一夜を共に過ごす → 恋人関係 → 結婚という選択肢もある → 愛情が冷めれば離婚
日本の例
連絡先の交換 → デート → 頻繁に会うようになる → 両思い → 交際の申し入れ → 初めてのキス → 一夜を共に過ごす → 結婚がゴール
ドイツ人カップルはデートでの計画はいらないと話す。気の向くままに過ごす。結婚する理由は3人に1人が「税制上のメリット」をあげる。パートナーと同居し家計を共にするなら、年間で数百ユーロ以上を節税できる可能性がある。
ドイツの平均結婚年数は約15年。1990年には11.5年だったことと比較すると、長期化の傾向だ。ドイツ人男性の平均初婚年齢は33.8歳、女性は31.2歳と晩婚化が進んでいる。また、3人に1人が結婚は古くさい風習だと思っている。
離婚件数でみると、2016年は2015年比1.7%と減少傾向。離婚したドイツ人男性の平均年齢は46.3歳、女性は43.3歳。晩婚化により、結婚生活でトラブルを乗り越えるカップルが増えたと見るむきもある。離婚原因の21.3%が「浮気」。離婚を切り出すのは、女性が51%で、男性は41%。
欧州の邦字紙は日本人がモテる方法を紹介している。「まず、日本の女性は髪を茶色に染めないこと。また髪に段を入れたりしないほうがモテます。理想は、美少女ブームだった頃(1988年~89年頃)の後藤久美子や宮沢りえのような髪型。『長く伸びたまっすぐな黒髪』はドイツ人男性にとって永遠の憧れです。なお、男性の皆さんは来独の際「巻きす(巻き簾)」をご持参ください。ドイツはここ数年『寿司ブーム』です。ホームパーティーなどに招待された際「巻きす」で手早くカッパ巻などがつくると、それまで何の関心もなかったドイツ人女性の目がワッと輝き出す。不思議です。マジックみたいですね。当然、その後は会話も弾みますしモテます。男性陣の皆さん、来独の際には『巻きす』をお忘れなく!?
筆者のような70歳近い老人には興味本位で読むにすぎないが、これからドイツを訪問する若い日本人男女には参考になるかも!?
ドイツ人女性は、日本人が恋愛でごく普通だと感じることに違和感を感じ、凍りつくような感情を抱くことがあるという。
日本では、食事の席で、女性が食べ物を取り分ける光景がしばしば見かけられるが、ドイツでは、女性がそんな振る舞いを誰からも求められない。そんなことよりも、ドイツ人女性が日本人男性と付き合い始めれば、もっとスキンシップと花束を求める。 お互いに察し合おうと努力するよりも、お互いの意見をとことん話し合うことを求める。
滞日経験があるドイツ人女性は日本人男性から交際を申し込まれたときの戸惑いをこう話す。「小・中学生じゃあるまいし、あらたまって『付き合ってください』なんて……照れるというより、ちょっと引きます。二人の関係はじっくりつくっていくもので、宣言して始めることじゃないと思います。イベントのたびに気合いの入ったデートを計画するのも日本らしいですね。そういう特別な演出に対して、『かわいく』リアクションするのも大変でした」
別のドイツ人女性は「家族に、恋人との交際をもっとオープンにしたらどうだろう。ドイツでは、結婚を前提としていなくても、親に恋人を紹介し、相手の親に気さくに話し、敬語も使わない」と強調。「日本では、親に紹介した途端に結婚へ向かってまっしぐら。相手の家族ともっとゆっくり知り合いたいのに」と語る。
恋人関係のときと同様、結婚してもパートナーとはできるだけ一緒にいたい、とドイツ人女性は語る。「仕事ばかりで家に帰ってこない夫は、それこそ離婚です! 日本の女性が結婚相手の条件を吟味したり、夫の留守を喜ぶ風潮」に大きなカルチャーショック受けたという。
日本では、長年付き合っているカップルに、周りの人が「いつ結婚するの」と質問する。ドイツでは、「いつ一緒に住むの」だという。日独での男女の出会いから結婚(同棲)までのプロセスはこうだ。
ドイツの例
最初のデート → 一緒に行動 → 初めてのキス → 両思い → 一夜を共に過ごす → 恋人関係 → 結婚という選択肢もある → 愛情が冷めれば離婚
日本の例
連絡先の交換 → デート → 頻繁に会うようになる → 両思い → 交際の申し入れ → 初めてのキス → 一夜を共に過ごす → 結婚がゴール
ドイツ人カップルはデートでの計画はいらないと話す。気の向くままに過ごす。結婚する理由は3人に1人が「税制上のメリット」をあげる。パートナーと同居し家計を共にするなら、年間で数百ユーロ以上を節税できる可能性がある。
ドイツの平均結婚年数は約15年。1990年には11.5年だったことと比較すると、長期化の傾向だ。ドイツ人男性の平均初婚年齢は33.8歳、女性は31.2歳と晩婚化が進んでいる。また、3人に1人が結婚は古くさい風習だと思っている。
離婚件数でみると、2016年は2015年比1.7%と減少傾向。離婚したドイツ人男性の平均年齢は46.3歳、女性は43.3歳。晩婚化により、結婚生活でトラブルを乗り越えるカップルが増えたと見るむきもある。離婚原因の21.3%が「浮気」。離婚を切り出すのは、女性が51%で、男性は41%。
欧州の邦字紙は日本人がモテる方法を紹介している。「まず、日本の女性は髪を茶色に染めないこと。また髪に段を入れたりしないほうがモテます。理想は、美少女ブームだった頃(1988年~89年頃)の後藤久美子や宮沢りえのような髪型。『長く伸びたまっすぐな黒髪』はドイツ人男性にとって永遠の憧れです。なお、男性の皆さんは来独の際「巻きす(巻き簾)」をご持参ください。ドイツはここ数年『寿司ブーム』です。ホームパーティーなどに招待された際「巻きす」で手早くカッパ巻などがつくると、それまで何の関心もなかったドイツ人女性の目がワッと輝き出す。不思議です。マジックみたいですね。当然、その後は会話も弾みますしモテます。男性陣の皆さん、来独の際には『巻きす』をお忘れなく!?
筆者のような70歳近い老人には興味本位で読むにすぎないが、これからドイツを訪問する若い日本人男女には参考になるかも!?