本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

百螺祈願 IN 加藤神社

2016-11-08 17:11:47 | 住職の活動日記

熊本の復興を祈って

全国より集いし百丁の法螺の

青年僧侶達、

 

 

本蔵院で出発式

醍醐寺の管長様を初め子供山伏

 

 

いざ、!

子供山伏を先頭に進列です。

 

 

法螺を吹きながら次々と列は進みます。

 

 

「三宝院門跡 吹螺師」のたすき

三宝院とは醍醐寺のことなのですが

門跡(もんぜき)寺院であることから

管長様のことを門跡さんとも呼びます。

法螺を吹く方を吹螺師(すいらし)

といいます。

 

熊本のメインストリートの

下通・上通りを抜けて熊本城へ

通りの中では手を合わせて

拝んでいる方もお見受けします。

 

 

倒壊した石垣を垣間見ながら

加藤神社へ、

 

 

神式と仏式による法要、

さすがに百丁の法螺の音は

 心に沁み入る響きです。

 

 

祈願式も終わり、

『醍醐櫻』の植樹式です。

ちょうどこれから復興にかかる

熊本城を借景に植えられます。

 

 

秀吉が植えたという醍醐桜

それをクローンの技術で現代に

リボーンした桜です。

花開く頃には熊本城をバックに

見事な枝垂桜になることでしょう。

 

 

その桜の根元には五宝・五薬・五穀も

埋められ、醍醐水も桜に注がれました。

 

全てが無事に終ったところで

報道各社からの取材攻勢、

 

 

実行委員長の本蔵院住職が

受け答えされました。

 

 

全ての行事も無事に終わり

隊列を組んで法螺の音を

響かせながらの還列です。

 

法螺ということも、

「ほらふき」とかであまりいい意味では

使われませんが、

本来はお釈迦さまの説法が

どこまでも響き渡ったということ

からのようです。

お経にはこの法螺の音を聞けば

あらゆる罪が消除され極楽へ

生まれるとも書いてあります。

 

あすは、阿蘇神社での祈願です。

心引き締めて望まれることでしょう。

 

 

 

 

 

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