本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

意連(いれん)

2016-11-02 19:45:37 | 住職の活動日記

「意連」、

こういう言葉もあるのでね。

かな書道で使うようです。

一つの文字が次の字につらなって、

それが句としては

最初から最後までつながっている

かな書道を見ると

どこで切るのか分からない位

文字が重なっています。

そこが美しくもあり

文字の勢いも出て

おもしろさもあるのでしょう。

 

修行でも同じことで、

一つが完成すると次にまた

次の修行が控えている。

初歓喜地という修行を勤めていくと

そこには次の離垢地が孕んでいる

それが完成すると次の三地が、

という具合に、

切れ目があるのではなく

連綿としてつながっているのです。

 

季節も同じことを感じました。

気持よく晴れた日、

日差しは暖かいものの

空気は冷やっとしている。

秋の予感がそこにあるのです。

 

 

もう紅葉が始まった木も

青空と美しい対比を見せています。

 

 

野の花も咲きほこり

 

 

ピラカンサスの真っ赤な実も

輝いています。

 

 

大きな桜の木

少しずつ紅葉が始まりかけて

いるようです。

 

 

南天の赤さも美しい、

 

 

まだ咲いている朝顔も

季節の変わり目があるようで

切れ目なく移り変わっている

そのような感じもします。

 

 

今ごろは、蕗の薹の黄色が

鮮やかです。

 

 

何気ない蔓の新芽が伸びている

その蔓に生えている繊毛のような

毛が日の光に照らされて

不思議な姿に見えました。

 

 

宇治川の流れも穏やかで、

川岸の紅葉もこれからのようです。

 

 

 

 

 

コメント
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