本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

ご法事

2016-11-05 14:10:38 | 住職の活動日記

法事のお経も終り、

三十三ヶ所霊場のご詠歌が配られ

皆でご詠歌を唱えます。

 

 

醍醐寺さんのご詠歌は

「逆縁ももらさで救う願なれば

准胝堂たのもしきかな」

 

最初のご説明通り

三十三番まで全部唱える

小一時間はかかります。

 

ところによって微妙に節は違う

でも聞いているうちに

何とか一緒に声が出せる

若い人も唱えている

所によってはこのような

いい習慣が残っている。

信心もこのような形で自然に

生れてくるのだろう。

 

二五番中山寺で休憩が入る

お茶とお菓子が配られ

足をのばし、トイレに行ったり

ちょっと一服

 

これから納骨へ、

 

 

珍しいお飾りが並んでいる。

 

 

この竹の飾りは

「鶴亀」ということです。

竹が鶴を表し、下の木の台が亀、

亀の姿が彫ってあるところも

あるということです。

そういえば、

蜀台でも鶴亀の形があります。

浄土真宗とかでは

鶴と亀との姿をした真鍮製の

ロウソク立てがあります。

 

 

不思議な絵を描いた板、

落雁を積み重ねた姿を

画に書いているということです。

お供えでも段々に積み重ねて

という仏具もあります。

 

 

これは四華(しけ)、

お釈迦さまが涅槃に入られた時

沙羅双樹の花までも悲しんで

真っ白になったということから、

ご住職の話では、

色つきの花もあって

柳の木を表してるということも

あるそうです。

 

 

奈良の市内というものの

ひと山越えていく感じで、

周りは日本の原風景というか

のどかな光景が広がっています。

 

 

まあ、柿の実もたわわというか

鈴生りというか、

葉はほとんど落ちて実だけが

日の光をうけて輝いています。

もう採る人もいないのでしょうか?

近くの柿の木では

カラスがひとり占めの様子でした。

 

 

街路樹の桜、

もう紅葉が始まっています。

でも車の中は、

汗ばむほどの温かさになっています。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする