ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

そのTOPが元凶じゃ、ねぇ?

2012-04-12 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
能子「ハッ、ハッ…ハッ」
斎藤「返答不可…と」
能子「はぁ…はぁ…ふぅ…」
斯波「呼吸が、元に戻って来た…」
そこに、
池田「御方様ッ」土岐と二人で走って来て、
義経に連れられて、与一「能子さんッ!?まさか…」佐藤兄弟と来たが…、
斯波「…まさか?」与一を睨んで、
義経「どうなってんだ、能子…?」
継「また、発作か?」
斯波「…また?」今後は、池田に視線を移した。
池田「…」一瞬目を閉じ、小さく頭を下げて、読めた。
斎藤「姫さん、落ち着いたぞ。池ちゃん」
池田「あ…あぁ…」
斎藤「よ、と」照さんの敷いてくれた布団に姫さんを寝かせ…「て?」
能子「あ…」斎藤さんの腕を掴んで、ぐい…彼を引き寄せて…「“あ……と…”」
斎藤「…大した姫さんだな」彼女の手を除け、池ちゃんに「バトンタッチッ」バッチンッと
池田「テッ」肩を叩かれた。
斯波「…助かった」斎藤に、礼を言った。
斎藤「…下知(げち)じゃ、従わないとね…」頭を掻き毟って、
照「お、お水…持って参りますわ」と、部屋を出て行った。
斎藤「命の対処法、熟知してても遅けりゃ意味ねぇなぁ、池ちゃん」
池田「…」
斯波「…。継、また、ってのは、どういうこった?」
継「…一昨日も、倒れたんだ」
斯波「与一、髪って、何だ?」
与一「…五年前の、…トラウマです」
義経「…トラウマ?」…壇ノ浦…
斯波「なんで、お前らが知って、俺らが知らない?報告が上がってねぇぞ」
斎藤「報告出来る訳ねぇだろ。そのTOPが元凶じゃ、ねぇ?源氏の元棟梁さん」