母校である高鍋高等学校の入学式に行ってきました。
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会場の体育館は建て替えられてまだ数年ということもあり、ふんだんに使われている県産材の香りが匂ってきそうなほど新しいのですが、私たちがバレーボールを追った面影を重ねることができない寂しさもあります・・・
新入生入場!
吹奏楽部の演奏と拍手に迎えられ、少し緊張した顔のぎこちない生徒たちが入ってきました。
“初々しい!俺にもこんな時があったんだな・・・”
と、感慨にひたりながら私は私に似た顔が入ってくるのを今か今かと待っていました。
でもなかなか登場しません・・・
残り2クラスとなって私は
“もしかして木城中学校最大に賭けと言われた甥っ子は、私を喜ばせようと合格したと嘘をついたのでは・・・”
との余計な不安をよそに、飄々とした歩き方で私によく似た甥が入ってきました。
“もっとシャキッと歩かんか!”
と言いたくなりましたが、多分私もあんな歩き方をしてるのかもな・・・と座ったまま背筋を伸ばし拍手を続けました。
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式は粛々と進み、閉会のあとで保護者代表の方が挨拶をされました。
小柄な女性で、始めは紙を読まれながらの挨拶で聞き取りにくいところもあったのですが、途中からしっかと顔を上げられ
「・・・選手宣誓ではありませんが、親としての覚悟を示すために宣誓をします。」
と言われると、スッと右手を挙げられました。
「宣誓!我々は子どもが伸び伸び育つよう穏やかな家庭を守り、学校活動にも惜しみない協力をし、学校でのご指導を先生方に一任します・・・」
との旨をハキハキ宣誓されました。
私はその珍しい挨拶と内容に、感心すと共に先生方と信頼関係を持って3年間子どもに愛情を注いでいきたい強い意志を感じました。
15歳の春!
新しい学び、新しい友達、新しい挫折、新しい恋、そして新しい可能性・・・
すべてが君たちを成長させてくれる。
一日一日、日日新。