「小学校でスポーツ少年団をしていたけど、中学校では部員が少なくチームが組めないため、地元の中学校ではなく生徒数の多い中学校に通う生徒がいて、住所を変更する必要があったので、家族ごと引っ越された・・・」 この状態に拍車がかかるようになれば、過疎化が進むばかりか、地域が崩壊してしまう・・・ 一方、小・中学校のスポーツ少年団及び部活動には6~7割しか所属しておらず、競い合うだけではなく、楽しみながら運動できる環境があれば参加したい子どもたちもたくさんいるようです。 そこで現在、文部科学省が推奨している事業に“総合型地域スポーツクラブ”があります。 すでに県内で26クラブが発足していますので、ご存知の方や参加されている方もいらっしゃるとは思いますが、今回地元児湯郡で新たなクラブが動き出したので、説明会に参加させていただきました。 競技種目ごと、または世代ごとの垣根を低くして、気楽にスポーツや健康増進活動及び文化活動に参加できる環境を整備することにより、競技人口の拡大を図れることはもちろんのこと、地域教育力の回復、親子や家族の世代間交流、高齢者の生きがづくり、そして地域の活性化にも繋がるメリットがあります。 もちろん既存団体や行政機関との連携なしには定着する事業ではありませんし、住民への啓発や指導者の確保など地域に根ざしていくまでには様々な困難が予想されます。 でも地域の暮らしを守るための活動としては貴重な取り組みだと考えますので、これからできる限り協力し、一緒に汗をかいていきたいと思います。
こんな話を聞きました・・・
少子化により団体スポーツチームの編成が難しくなっていること、そしてよりレベルの高い教育環境を求めて地元以外の小・中・高校に進む子どもが増えていることも認識していましたが、家族ごと町外に引っ越す方がいらっしゃるとは・・・
この総合型地域スポーツクラブは、年齢やライフスタイル、興味、技術レベルなどに応じて、また楽しみ志向の人から競技志向の人まで、それぞれの目的により活動できるのが特徴です。